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月はなぜ地平線近くでは大きく見えるのか?
天文ではなくこちらのカテに質問させていただきます。 月はなぜ地平線近くでは大きく見えるのでしょうか? 以前調べた限りでは「ポンゾ錯視説」が有力視されているような 印象を受けましたが、このあたり門外漢なのでどうも様子が 判りません。 脳科学の範囲だと思いますが、 現在、どんな説が有力視されているのか、 解決の見込みはあるのか? など、何かご存知の方がおられましたらよろしくお願いいたします。
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距離感の錯覚では? 月は実際は38万キロ離れているけど、人はそんな距離を想像する能力も必要もないので、頭上の月は100m先くらいに思ってしまう。 知識がなければ、まあ子供ならば、手を延ばして空をまっすぐ走って行って、「直径15センチくらいのピカピカ輝く円板」を拾ってこれそうな。ついでに、同じくらいの距離にある、砂粒のように小さい、きらめく星くずも数個すくいとって。 地平線の月は、ビルがあろうが、砂漠であろうが、そこまで地面を自分が歩いて行くとしたら。。ある程度の距離感があるので、頭上にあるのよりは錯覚はましで、2キロ以上先に見える。 100mと2キロで同じ直径に見えるなら、2キロ先にある月のほうが大きい。 月以外にも、雲のある空を見るときも、人は空を半球でなく平べったい東京ドームの屋根のように見ていると言われている。人間の視力の届く範囲が見る向きによって変わらないのなら、空は半球の内側のように見えるはずなのに。 比べるものがビルの場合と地平線の場合、ビルの場合のほうが、月はたかだかそのビルの後ろ側にあるように見えるので、小さく見える。はるか地平線のかなたにある月は巨大に見える。 もし、どちらも38万キロ先にあると正確に距離感をつかめる能力が人にあったら、大きさは同じに感じるはず。 100mや2キロという感じ方は人によって差があるが、意識して38万キロ先だ、と自分に言い聞かせても、そう見ることは無理。 あなたは、月は何キロ先に見えますか?空は、頭上が一番高い半球の形をしていますか?頭上の星のほうが地平線近くの星より自分に近く感じたりしませんか?
- thegenus
- ベストアンサー率49% (330/673)
私は(昨今、出過ぎている、帝国主義的な)心理学も脳科学も科学に値しないと思っている者です。そんなに領土を拡大できるマトモな科学じゃないのに……です。人類学を含めて、その分野の人らには、自然科学を混乱させないように、活動してもらいと思っています。科学では、論理的に構成されない現象を何がなんでも論理的に構成すれば、善ということはありませんが、それが分かっていない人らの多い分野です。つまり土台、科学できる範囲が小さい隙間産業が山気を出すなという事です。いらない科学、余興的科学なのですから、その余興の出自に収まっているのが善なのです。それらの分野への脚光などは、タレント政治家の人気と同じ心理学理由です。 私も月が大きく見えるたびに驚いています。 しかしノーベル賞には値しないテーマです。錯視というよりも古典的に心理学的な理由だと思います。 私見ですが、地平線上にあるといつもより大きいと驚いてしまうという動物心理でしょう。上空を見上げて雲の合間にのぞける月ではなく、地平線付近に月が見える様々な風景を目の当たりにすると、思わぬ大きさを感じてしまうだけの事です。つまり風景的な問題です。美術と言ってもいいくらいです。 ポンゾ錯視説は、典型的な詭弁を作り上げたものだと思います。 つまり「大きく見える」という心理的結論から逆算して、遠近法の理屈を適用してみましたけど、という非常に良くできた後付けの例です。それこそ心理的にそう分析できることでしょう。 風景だろ、というのでは、格好がつかず、他人を論理的権威的に納得させることが難しいからです。 たとえば、人相ですが、小鼻のわきに、大きなホクロがある人がいます。大きなホクロがあると紹介されることが多いでしょう。 そのホクロを腕に移植したら大きなホクロとは言われません。そのホクロをまぶたに移植したら、ものすごく大きなホクロと言われるでしょう。ぜんぶ同じ大きさですがね。これには地平線も遠近法も何もありませんが月以上に大きさが異なって感じられます。一方、月の風景に関してはそのスケールが大きいからと言って遠近法などに持っていく展開・思考力は、実は、科学的に稚拙な人の傾向なのです。大きく見えるから錯視だろうというのもまた稚拙なのです。このサクシは、月だから起こるのですよ(笑)他の物、たとえばアドバルーンとかだったら逆になる可能性もありますよね。ビルの上に見るものは小さいが頭上にあれば恐ろしく大きいというように。 小鼻のわきにあるホクロを、家族の人は特別おどろきませんね。生まれた赤ちゃんがそうだったら最初に見た瞬間はそう思うでしょうが。 家族にそのホクロのある人がいて、そのホクロ付きの顔を、毎日2回10分ほど目にするとします。それとは別に、小鼻にホクロのある他人の人々の顔を毎日2回(毎日別人二人)10分ほど目にする事があった場合、そちらの人相とホクロの方には頻繁に大きなホクロがあると感じて驚きますよ。 上空の月は、様々な形状の雲との遠近関係にあっても、それは普通の風景です。しかし、水平線に近い月の風景は異様であり、それを目にすると、落ち着きません。個人的に最高に驚いたのは密会の朝、別れ際に振り返った瞬間、市街地、30ぐらいメートル先でビル上部だけが見える雑居ビル屋上の傍らに浮んでいた月は、とてつもなく大きく見えて、人間の顔ぐらいに見えて、腰を抜かしそうになりましたよ。異様でしたよ。何度も何度もその大きさを確かめるように見ましたよ。納得できなくて、気になるんですから。そういう心理です(笑) つまりこれこそ因果を逆転させて適応させるべき心理学的事実であって、異様だと(感動して=)大きく見えるということなのです。ビルの上に円く光る物があのサイズであったら異様なのです。それが月なら複雑な気分ですよ。砂漠の地平線上でも、その月の砂漠の風景が異様であれば異様ですよね。 それに対して、世界のどこで見ても上空の月の風景は異様じゃないでしょ。水平に見る月の風景は下半分が我々の大地なのです。言わば、天上の月の存在”感”が、我々の大地に降りている絵画なのです。それだけの話ですよ。身も蓋もありません。月が大きいなんて心理現象はノーベル文学賞しかなりません。 太陽でしたかね、五円玉の穴より小さいとか。大きさを客観的に把握していないという人間の感覚を忘れてはいけないと思います。それは錯視という二次元に三次元を構成する技法が発明される以前からの心理ですよね。ポンゾ錯視説は、学術的な納得を求める人類向けの詭弁です。 相対性原理じゃないけど宇宙には絶対的な大きさがありません(笑)「大きく見える」などは、脳●●学……生物学ではなくて、ぜんぶ感情論(心理学)です。そのまんまです。気分・感慨に支配されている印象の一例です。 以上は、ぜんぶ私独自の説です。心理学や脳科学の本なんかは大学の単位を取る時でさえ読む価値があるかどうか。質問者さんが人頼みにしている心理的理由もそうしたものなのでは。 科学的に賢い人はもっと地に足の付いている別の分野に進むでしょうからね。山師的専門業者よりも、門外漢の科学愛好者が思案した方が賢明ですよ。
- poomen
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ノーベル賞級とはいいませんが、未だ解決されておりません。以前にも同じ質問がありました。 もちろんこの本はご存じですよね。 http://www.amazon.co.jp/%E5%9C%B0%E5%B9%B3%E3%81%AE%E6%9C%88%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%A4%A7%E3%81%8D%E3%81%84%E3%81%8B%E2%80%95%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6%E7%9A%84%E7%A9%BA%E9%96%93%E8%AB%96-%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-B%E2%80%90594-%E8%8B%A7%E9%98%AA-%E8%89%AF%E4%BA%8C/dp/4061181947 この冊子以降も特に有力な説が出た、とは聞いておりません。
補足
おお、懐かしいですが、すでに内容を覚えてないです。 もしまだお持ちでしたら当寺の有力説を教えていただけませんか? 説の名前程度で結構です。 #Parity Books にも良い本があった気がするのですが、これも手元に残ってないです(^^;
- sinntyann
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あれ、空気がレンズの役目をするんじゃなかったんですか。 真上より、真横の方が、空気が厚くなるからだと聞いてました。
補足
これは視直径を測ることで、否定されました。 人間の脳の働きのようです。
- 23567
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月が低い位置にある時はビルや鉄塔など対象物があるから、真上に移動するに従って対象物が無くなるので小さく見える。 地球中心に、月が楕円形に廻り近ずいたり離れたりするから、一番近ずいた時に大きく見えるとも言われます
補足
>対象物があるから この説はあまり流行っていないみたいです。対象物のない砂漠の地平線などでも 起きるので >一番近ずいた時に大きく見える これだと昇ると小さくなることを説明できません。
お礼
ずいぶん前から繰り返し話題になっているようですが、 まだまだ未解決ということみたいですね。 取り敢えず締め切らせていただきます。
補足
応答が遅くなって申し訳ありません。 私もこの「扁平説」を有力と考えています。 #あくまで私見です。 実際頭上より地平線の方が天球が遠く感じられます。 この距離感の違いが原因なのかもしれませんね。 ポンゾ錯視説は、基本的に絵の消失点近くのものが大きく見える錯視で、 簡単に絵でも確認できます。 ポンゾ錯視説は立体視に関する脳の情報処理から生じる距離感と 深い関係があるようなので、ひょっとすると扁平説とポンゾ錯視説は同じことを 言っているのかもしれないですね。