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電柱の配電線
高圧配電線は80年代以前から垂直配列はあったのでしょう? 垂直配列は樹木等障害物がある場合に用いるそうですが単にそれだけなら大昔から使われていたはずです。 60年代までの高圧線は裸線が多く垂直配列なら暴風や夏期のたるみ等で線同士がくっついたら間違いなく短絡事故になってしまいますが現在はポリエチレン絶縁してあるので安全だと思うのです。 それなのになぜ現代式のF字型腕金等でも水平配列なのでしょうか? そもそもなぜF字型腕金やD型腕金等という変わった形式にする必要があるのでしょうか? 高圧線を枝分けする際、スペーサーで引き出す場合は住居の上空を通らないようにするための苦肉の策ですよね?それと同じ事なのでしょうか?
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>そもそもなぜF字型腕金やD型腕金等という変わった形式にする必要があるのでしょうか? 基本には電線を曲がり無く直線に配置したい事があります。 電柱は、土地所有者の許可がいる為、建てたい場所以外にも建てなければなりません。 その為、建柱した場所にそのまま架線していくと、電線配置が曲がりくねってしまいます。 電線という物は、張力が重量よりも大きいので、電柱に余計な応力が掛かってしまうのです。 これを防ぐ為に、槍出しと言う方法や、F型、D型の腕金を使用して、電線配置を直線に近付けているのです。 その他の理由で、民地の上空を避ける事や、電柱移設で既設電線をそのまま使用したい場合などがあります。 ちなみに架空の裸電線ですが、私は先輩からも聞いた事がありません。 その為、あったとしてもかなり古い話だと思います。 それとポリエチレン絶縁されていても、周囲には誘導電流を発生するので、安全ではありませんのでお間違えないようにして下さい。
補足
詳しい説明ありがとうございます。 電線配置が曲がってしまうと大きな張力が電柱に掛かってしまうというのはなんとなく分かりますが支線で引っ張ったり支柱で支えたりするくらいでは全然無理という事なんでしょうか? あと誘導電流が発生して危険だから3本の高圧線はピッタリとくっつけて(まとめて)配線していなのですか?地中に引き込まれる場合高圧線は3本ともまとまっていますよね?あの部分は架空の時よりも絶縁力の高い素材を使っていたりしているのでしょうか?