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循環血液量の増加。
入浴や足浴を行うと、末消血管が拡張して循環血液量が増加すると聞きました。 この循環血液量の「増加分」となる液体は、一体どこから補われたものなのでしょうか (間質液?) あまり詳しく機序を解説している資料やサイトがなく困っています。 どなたか回答解説お願いします><
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先ず初めに、心臓(成人平均)に就いてのあらましを書いて措きます。 人の握り拳大よりやや大きめで、重さは250~350g。 安静時、約70回/m(=1分当たり70回)収縮 1回の鼓動での拍出量(=送り出される血液量)は約70cc、1分(=m)間で5L、一日10万回の鼓動で7t(=噸)分の血液が送り出されて居ます。 心臓を血液が山手線の環状線の様に連続して循環して居りますが、体内の血液総量は体重の約1/13(13分の1)、約4~5L、血管の長さ(毛細血管も含む)は約10万km(≒ちQ2週半)、心臓から出た血液が再び帰って来る時間は約30秒、早やっ !! 大動脈辺りでは、毎秒1mの速さです。 大体、心臓を数値でイメ~ジしてみましたが、判りましたか ? 唯、間違え易いのが、総量5L&拍出量5L/m、概念を間違えないで下さい。 本題は此処からでしょう。 血液総量は基本、変わりません、逆にしょっちゅう変わって居たら危険ですね。 体を温め、詰まり入浴、足浴、サウナ等々入りますと、末梢血管は御仰る様に拡張し、循環する血液量は増加します........正。 >此の循環血液量の「増加分」と成る液体、一体全体何処から補給されるの......... 斯(こ)うゆう実験結果( http://genkiryokup.com/mainhp/kenkou/onsen/m/category27/entry159_2.php )が在ります、心臓に疾患を持った34人の母集団、平均年齢58歳、41℃、10分間入浴、又サウナは遠赤外線で60℃、15分間、結果、両グル~プ共に深部体温は平均約1.2℃上昇、拍出量は両グル~プとも約50%増加。 増加分は決して「間質液」の様な処から補われるのではなく、循環する血液の[流量&速度]が増加する..........とゆう事です。 [血流]:血管の断面を単位時間当たり通過する血液量を「血流量」と言い、ml/s、ml/m(s=秒、m=分)で表します。 又、血液が単位時間に移動する距離を「血流速度」と言います、関係式で表しますと、 [ 血流量=血管の断面積×血流速度 ] 基本的に、太い血管程、血流速度が大きく、血流量も大きく成り、毛細血管部では大動脈部の1/1,000位の血流速度と成ります。 序でに[毛細血管]に就いて 細動脈が分枝して毛細血管を作りますが、此処で間質液と血管の間でガス交換、物質交換を行い再び集合して細静脈と成ります。 毛細血管部での血流速度は非常~に遅く(先程書きました)、だから間質液と血液の間でガス、物質交換が行われ易いのです。毛細血管には血液が常時流れる優先路と、組織の活動に応じて流れる真性毛細血管とが在り、毛細血管の全てに常時血液が流れて居る訳では在りません。 最も血液が移動し難い「毛細血管」部分が入浴等に依って、内腔の直径が広がり、詰まり拡張するから、血行が好く成り血流量増加に繋がります。 ※御自分でも、「血流量」、「血流速度」等をキ~ワ~ド検索してみて下さい。
お礼
大変詳しい解説有難うございました。 自分でももう少し勉強してみます><