将来の受験英語のためですかね?
長文が苦手な原因って自分で分析できていますが?
それによってアドバイスも変わってきますが、一般論でここではアドバイスします。
まず中学の文法がしっかり出来ていないと読めるものも読めません。
中学文法さえしっかり出来ていれば長文も慣れれば読めるはずです。いくつか長文を読む上で重要なことをあげておきますね。
(1)主語と動詞をしっかりみきわめる。「何がどうした」これがわかるだけでもだいぶ違います。
英語は基本主語+動詞の形で出来ています。そして動詞はbe動詞と一般動詞しかないということです。これらの否定文・疑問文の作り方も決まってますよね。
(2)後置修飾
英文が長くなる理由の一つに後置修飾があります。
一つの名詞を修飾(説明)するのに英語では2語以上の場合、名詞の後ろから説明します。
これ日本語と全く逆ですね。この英語特有の決まりをしっかり頭に入れておくことです。
例:(あそこに立っている)男性は私の弟です。
( )内が男性を説明している部分になります。日本語では普通前から後ろの名詞を修飾します。
英語では修飾語句が2語以上になった場合、名詞の後ろから修飾する形になります。
The man (standing over there) is my brother.
The manが主語で( )内は主語を説明する形容詞句(現在分詞の形容詞的用法)でisが動詞で すね。訳すときには男性とまず訳して、あれ?動詞がない。もしかして後置修飾か?と思い、 どんな男性?あそこに立っている「男性」、は、何?私の弟です。みたいな感じで主語、動詞、後 置修飾に注意して、前からどんどん訳していけるようにするといいですね。
(3)副詞や<前置詞+名詞>の働きに注意。
副詞は文の主たる要素ではないので、わからなければ飛ばしてもいいです。
前置詞句は形容詞の働きをする場合(この場合は(2)の後置修飾の形をとります)と副詞の働きをする場 合があります。このあたりの区別もなんとなくできればいいのではと思います。
形容詞と副詞の違いはしっかり抑えて置いてくださいね。
これだけを最初は意識して読んでいるうちにだいぶ読めるようになると思います。
あと単語力ですね。1行に何個もわからない単語があったらそれは単語力不足です。まずは自分の単語力に合った長文を選んで、読解の練習をしましょう。
ただやみくもに数こなしてもやり方間違ってたら、なかなか伸びないと思います。
どこやらの英語教材で、聞くだけで英語が話せるようになるみたいなものがありますが、これと同じような話のように思います。もしこれが正しければいまごろ日本人は全員英語が話せるようになっているでしょうね。(決して教材を批判しているわけではありません。事実を述べただけです。関係者の方々ご勘弁を)
ある程度上記のような読み方ができてくれば自然と大意をとる読み方も出来てきます。まずは土台固めです。自分に合ったレベルまで長文のレベルを下げ、そして中学文法をしっかり復習することをお勧めします。
あと、辞書は必ず引くようにしてくださいね。特に動詞にはいろいろな使い方がありますから。
受験英語の長文を読みこなせたら、将来論文や英語の新聞を読むのにも困らないと思います。
まだ高1ですからあせらないでゆっくりコツコツ力を伸ばしていってください。