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ノットについて
ノットという船の巡航速度の定義を教えてください。 1ノット時速何キロメートルなんですか? それでどうして船だけノットを使うようになったのですか?
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海でのマイルの定義は、前回答者の皆さんがおっしゃってるとおりです。 よく船舶では浬(マイル)を『海マイル』と呼びます。緯度1分当りの距離と等しい1.852kmです。 ヤードポンド法で言う陸で使われる哩(マイル)1.609km・・・これを「陸マイル」と言って区別しています。 船の場合、水面上を航行するため、海流や風の影響を受けやすく、陸地の自動車のように絶対に定位置にいることができません。 つまり、船が航行しながらも、風や海流の影響を強く受けるため、定位置にいる事、正確な速度を出しているか解らなくなりがちです。 自船がスクリュー等の回転数等から、時速12ノットで進んでいるつもりでも、正面から海流を時速2ノット受けた場合、実際には地球上を時速10ノットで前進していることになります。 また、海流を背後から受ければ、実際に地球上を進んだ距離はさらに長くなります。 風、潮流の速度、方向も一定とは限らないので、船がどの方向に進んでいるか海図上(地球上)で位置を決めるのに誤差が生じやすくなります。 ※そこで・・・、 海水面では目標が天体しかないので、経度緯度を測定して自分の位置をしります。電子機器が無い時代は、六分儀で天体の位置を測定して時計で時刻を知り、そこから緯度経度を測定し自分のいる地球上の位置を決定し、目標までの距離を出しました。 そうすると、海図(メルカトル図法等)で、出発した港と、自船の緯度経度から距離を出し、それを船が進んだ時間で割ると、実際船が地球上を時速何ノットで進んだかわかるんです。 もちろん、自船が潮流に対しての速度をどれくらい出しているかは簡単に測定できます。しかし、風の影響も関係して海図(地球)の座標上でどこに自分がいるか、速度を出しているかを知るため、やはり緯度を基準にし、海マイルで計算したほうが誤差が少なくなるのでマイルを使うようになりました。
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- jedimaster
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>どうして船だけ 船だけではなく、下の方が書かれているように気象の専門家、それから飛行機も共産圏を除きノットを使います。
お礼
そういえば550ノットぐらい出てますね。ッてことは1000キロですね時速になおせば。
- saion
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ノットの説明はほかの方が書かれているとおりです。 海では緯度経度が描かれた海図を使うので、距離も緯度を単位にした方が便利なのでノットを使うということですね。 これに関係して、天気図の低気圧や高気圧の速度もノットを使うことが多いです。参考URLには気象庁の天気図が載っていますが、低気圧の横に書かれている「KT」はノットのことです。 例えば、速度10KTの低気圧があったとした場合、6時間では「60海里=緯度で1度」進みますから、進行方向1度先に低気圧が進むことになります。 電卓で何キロか計算しなくても、コンパスだけで低気圧の位置を予想できますから便利なんですね。
お礼
なるほど、そうするとかなり便利ですね。
- shota_TK
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1ノットは,時速1海里(マイル)の速度のことで,1海里は1.852キロメートルです. 海図を読むとき,緯度のマス目から距離を出すのですが,緯度1分が1海里になっているので,船の速度から距離を計算する時は,海里を使うのが便利なんですよ.
お礼
URL大変分かりやすかったです。
- tds2a
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浬/h、時速浬です。 1浬(かいり) = 1852mです。
お礼
じゃあフェリーは大題時速40キロぐらいで進んでいるんですね。速いですね。
お礼
そういう経緯があってノットを使うようになったのですね! >海流を背後から受ければ とありますが背後からうけるというのはどういう潮ですか?少し想像しにくかったので聞いてみました。 でもとても参考になりました。