コーヒーフロートの下はアツアツのコーヒー、なぜ?
知っている方にとってはなんてことのない話かもしれませんが、とても不思議に感じることがあります。
ある居酒屋で出されたアイスはコーヒーカップに入れられていました。
こんもりと盛られたパニラアイスを下まで食べていくと、突然熱々で濃厚なコーヒーが待かまえていました。
アイスはとてもおいしく、中のコーヒーもおいしく、大満足だったのですが、どうしてこんなことができるか、とても不思議でした。
今ではもしかすると、あまり珍しくないかもしれませんけれど、アイスの下に熱いコーヒーが入っているタイプのコーヒーフロート、これを作るのに何かコツがあるものなのでしょうか。
これが出されたとき、アイスはしっかりコーヒーにかぶさっていて、湯気ひとつたっていませんでした。
ピッタリとコーヒーにフタをしたような感じです。
それから、アイスの量も少し多目だったようにも思います。
そして、熱々のコーヒーは、上にアイスが乗っているはずなのに、その熱さにもかかわらずアイスがとけ出して混ざりこんでいる様子がありませんでした。
これはデザートとして出されていたと思いますが、出されてから食べはじめるまでにもしかすると4~5分たってしまっていたかもしれません。
それでも良好な状態で食べることができていたことは、もしかすると、すごいことかもしれない、とふと思い出します。
温度を下げてとけにくいアイスにしているかと思ってみても、別にアイスが冷えすぎていて、固くてスプーンが入らないなどということはなく、量はやや多目でも、まんべんなくどこを食べても同じようにやわらかかったと思います。
ここまで書いてきてなんとなく、もしかすると、別に特別な工夫はなく、用は手早く盛りつければいい、というだけの話なのかもしれませんけれど、やはり、アイスがしっかりとコーヒーを閉じ込めていることや、アイスがとけ出していない、けれど熱いコーヒーのことなど、やはりとても不思議なのです。
中に熱いコーヒーの入ったコーヒーフロートの話をしますと、それはおいしそうだねえ、とリアクションをする人たち、意外に多いようで、どちらかというと少し珍しいものかもしれないと時々思います。