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イタリア語の北部方言

イタリア北部に、ロマンス語を東西に二分するラ・スぺツィア=リミニ線 (マッサ=セニガリア線)があり、この線の東側では名詞・形容詞の 複数形は母音交代による、また北西側では、Sを付加すると言われて います。 そうすると、イタリア北部では、rosaの複数形はroseではなくrosas、また lupoの複数はlupi ではなくlupos となるのでしょうか、ご教授頂ければ 幸いです。

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回答No.1

Manzini & Savoia 2005 I dialetti italiani e romanci Vol.3 (Edizioni dell'Orso)によれば、 フリウリ語のForni di SottoやComegliansなどはそうです。 文字化け覚悟で書きますと、 (左端が標準語単数形、真ん中が単数形、右側が複数形です) Forni di Sotto 'la donna'  la feminɛ  las fɛminɛs ‘il gatto’  il dʒat  i dʒats Pinzano ‘la donna’ la fɛminɛ  las fɛminɛs ‘il gatto’  il ɟat  i ɟas しかし、同じフリウリ語でも母音交替とsの両方がある方言もあります。 Travesio 'la donna'  la femina  le fɛminɛs ‘il gatto’  il ɟat  i ɟa:s さらに逆方向のサルディニアに行きますと、こうなります。 Siliqua 'la donna'  sa vemmja  i ffɛmmjaza ‘il gatto’  su gattu  i ggattuzu 性別による違いなどもあり、複雑怪奇です。 生兵法は大怪我のもとですから、上に上げた本の642ページ以降をご参照ください。

kyon5491
質問者

お礼

早速、お教え下さいまして、ありがとうございます。 今後ともよろしくご指導ください。

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