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人類が前(陰部)を隠すようになった時期と理由は?

人類の祖先である霊長類は今から6500年頃前に出現し、その後、500年前頃には、人類と類人猿に分かれていったようです。 ところで、今の類人猿は毛に覆われているものの素っ裸で、前の陰部は丸見えで隠す気配もありません。ところが、人類は太古の大昔から、少なくとも前の陰部を、毛皮とかその他のもので隠しています。今のアフリカ未踏の奥地でも、素っ裸ではなく、乳房は出しているものの陰部は男女とも隠しています。 そこで質問ですが、 〇人類はいつから、このように陰部のある前の股間の部分を隠すようになったのでしょうか? 〇また、その理由は何ででしょうか?恥かしいからなのでしょうか。それなら、なんで恥かしく感じるのでしょうか。類人猿は恥かしく感じないのでしょうか。そもそも、人類と類人猿とのそういう陰部を隠す、隠さないことの違いは何なのでしょうか? この二つの疑問を思うと、夏もろくに寝られません。真摯な回答を宜しくお願いします。

みんなの回答

  • toast5
  • ベストアンサー率37% (239/638)
回答No.16

>人間が火を使う以前から陰部隠しあったのでしょうか あったと思います。 ヒトは知性が発達した結果集団生活を始めたわけではなく、元から群れで暮らしていました。群れを維持するには規範が必要です。本来規範は遺伝子に書き込まれている(例えば求婚はオスからで、メスが拒否したらレイプはできない、など)わけですが、ヒトは「本能が壊れたサル」です。自己意識に目覚め知性が発達すると本能に逆らうことができてしまうので、「掟」のようなカタチで脳の外側に行動規範を持たないと集団生活が維持できなくなります(想像)。つまり「知性の発達」「言語の発達」「掟の発生」は同時並行的に起きただろうということです。掟の中に「パンツぐらい穿け」が入るのがいつなのかわかりませんが、とにかく掟の成立自体はかなり早いはずです。 一方火の使用・・・もいつからなのか知りませんが、少なくとも火を起こせるようになるのはもっともっともっとはるかに後じゃないですか。道具を使うだけでなく、作成して使ったり、作成した道具で道具を作ったりする段階に入り、その段階でいろんな経験知(火は怖いだけのもんじゃなくて使うとすげー役に立つとか、焼いた肉は旨いとか温かい汁は旨いとか寒さがしのげるとか、硬い木をこすると熱くなるとか、石を同士打ち付けると火花が出るだとか)を蓄積し理解を深めないと着火には辿り着けないような気がします(素人の想像)。

  • toast5
  • ベストアンサー率37% (239/638)
回答No.15

ヒトの共同体は例外なく、性交や婚姻に関して種々のタブー(性交は人目を憚るだとか強姦禁止だとか近親婚禁止だとか結婚したら貞操を守れとか)を持ち、パンツぐらい穿け、というのもそのひとつです。そういったタブーとか規範の存在理由を一言で言えば、「セックスのハードルを上げるため」ではないでしょうか。 何のためにハードルを上げるかというと「家族制度を維持するため」です。あまりにも気軽に結婚相手を選んだり、日常的に乱交するような国があるとしたら、家族制度自体が成立しないでしょう。なぜ家族制度が必要かといえば、長期にわたる子育てのためです。 生まれっぱなしでは身に付かないもの、学習や練習が必要なものを「文化」と呼ぶとして、発話、読み書きソロバンをはじめ自動車とかコンピューター製造とか泳ぎ方とか牛の育て方とか魚のさばき方とか服の制作と着脱とか火の起こし方などなど、文化の部分の比率がめちゃくちゃ大きいのが人間の特徴です。それを可能にしたのは「言語」と、「成体となるまでに20年前後を要する」という成長期間の異様な長さです。20年にわたってオスとメスが協力して子育てをせねばならん、などという生き物は地球上でヒトだけですが、だからこそヒトは様々な文化を引き継ぎ、吸収し、さらに膨らませてくることができました。 1)交尾が強い快感を伴う。しかも一年中が発情期 2)パンツぐらい穿け、などの性を巡る種々のハードル(羞恥心やタブー) という組み合わせが長期間の子育てというシステム維持を可能にしたのでは、と思います。 ちなみに羞恥心は言語と同じく、本能ではなく文化的なものです。一例として、モンゴルの放牧民(だったかな)は居間に置いたカメにまたがって家族の前で排便します。昔NHKなんとか紀行で見ました。恥ずかしくはないのかとレポーターがマイクを向け、別に恥ずかしくはないとウンコしながら少年が答えてました。つまり何を恥ずかしいとみなすか、決めるのは共同体の規範であり、本能ではないということです。仮に新生児百人を密閉エリアで全裸で育て、食事と排泄の世話とエアコンディショニング以外はいっさい面倒を見ないとしたら、成人になっても誰も性器など隠さないでしょう。隠す理由がありません。

councellor
質問者

お礼

丁寧な説明、ありがとうございます。「文化」面からの分析・・・ためになりました。人間が火を使う以前から陰部隠しあったのでしょうかね?それとも、火を使い始めた頃(後)とか?いろいろ興味は耐えません。どこかの大学で研究してくれるといいのですが・・・。これって、イグノーベル賞候補かなとも思ってしまいます。

  • aburakuni
  • ベストアンサー率30% (470/1562)
回答No.14

現生人類の共通祖先はアフリカ東部の草原に10万年前まで棲んでいた。 現生人類に分岐する前の類人猿は同地区では2000万年前から樹上生活をしていたが、インド亜大陸がユーラシア大陸に1000万年頃衝突し、ヒマラヤ大陸が出来て貿易風が遮られ、同地区の植生が変化して地上に降りる様になったと言われている。 地上生活を始めて移動の際に前部を保護する必要が発生した可能性はあるが、人類が衣服を纏う様になったのは8万年前頃のアフリカから南米までの大移動の時点なので、陰部を覆ったとしても簡単なものであったのではないか。 従って、股間をしっかり覆うようになったのは8万年前から、1年中セックスをする様になったのは、農耕生活が行われる様になってからなので、その時期はほぼ1万年前からなので、因果関係は逆だと思う。

councellor
質問者

お礼

ありがとうございます。陰部を覆うようになった時期はなんとなくわかりましたが、その理由は何なんでしょうね。なんで、猿は陰部を覆わないで大っぴらに露出しているでしょうね。猿は、子孫造りのためにセックスするとき、恥かしく考えないのでしょうか。でも、人間って、セックスする時以外も、ずっと前を覆ってますよね。なんでかなって考えてしまいます。

  • yingtao7
  • ベストアンサー率17% (124/699)
回答No.13

旧約聖書によれば、人類の祖であるアダムとイヴが「善悪の知識の木の実(いわゆる禁断の果実)」を食べた途端、お互いが全裸である事に気づいて、イチジクの葉で陰部を隠したそうです。

councellor
質問者

お礼

ありがとうございます。全裸に気づいたといことですが、それは、服を着ているからこそ、その比較で全裸とわかるのであって、最初から服を着ていなければそれが当然と思い、全裸をは思わないのではないでしょうか?聖書の解釈に、無理があるような感じがしますけど・・・。

  • dragon-man
  • ベストアンサー率19% (2711/13692)
回答No.12

人は屈んで排便をしている姿勢を恥ずかしいと感じますね。 それと同じでしょう。 人間に限らず、動物が最も無防備な姿勢は、性交している時と排便の時だそうです。 だから一刻も早くそれを済ませ、無防備な状況を他者に見せないようにします。 (人間だけはなぜかセックスを長々とやりますが、それは文明が進歩して危険を排除できているからです。) 陰部や排便場所は動物の一番の弱点ですから、それを隠すのは本能なのでしょう。

councellor
質問者

お礼

排便が恥かしいから隠す・・・う~ん。。。猿はなんで隠さないのでしょうかね?猿だって、葉か何かで隠してもいいのかなって思ってしまいますが。

  • siege7898
  • ベストアンサー率21% (191/888)
回答No.11

>人類の祖先である霊長類は今から6500年頃前に出現し、その後、500年前頃には、人類と類人猿に分かれていったようです。 「万」が抜けてますね。65000年前だとエジプトに文明の兆しが見えてくる頃ですし、500年前は日本だと戦国時代ですね。 それはさておき、エジプトでは王の墓に140枚ものふんどしが一緒に埋葬されていたそうです。人間が陰部を隠すようになったのは、道具を使うようになったこととリンクしていると私は思います。 動機としては、基本的にぶつけたり衝撃を受けるととっても痛い部分ですので、それを守るためのものが発祥だと考えられますが、人間以外の動物は、道具を加工して作ることが出来ませんのでパンツをはかないだけなんじゃないでしょうか。 私の結論としては、人間が人間になった時点で陰部を隠すようになったのではないか、ということですね。 ちなみに人間以外のほとんどの動物の場合、陰茎は普段体内に収納されていますのでパンツをはく必要もないのだと思われます。

councellor
質問者

お礼

ぶつけると痛いので、それを保護するために・・・う~ん、斬新な発想ですね。ありがとうございます。

  • sync-mag
  • ベストアンサー率57% (98/171)
回答No.10

 たしかに前の陰部を隠すことは人類に共通しているようですね。  パプアニューギニアの裸身にペニスケースを装着する部族をたずねたアメリカ人ヌーディストが、全裸になって地元の人と親交を深めようとしたら大騒ぎになった、という話を聞いたことがあります。ペニスケースは立派な着衣だというのです。真偽のほどはわかりませんが。  興味深いのは、そもそも着衣がなくても陰部にはまるで隠すように毛が生えていることです。頭髪や眉毛は機能的な理由で説明がつきますが、陰部に生える毛はなんの役に立つのでしょう。夏場に蒸れるだけじゃないでしょうか。まさにこれは局部を隠すためである、とわたしは思っています。  脇毛ともども本来はフェロモンを発する(体表にとどめる)ために残されたものだったのが、結果的に隠す機能を果たすようになった、という順番でしょう。その前提には、人類が発情期を喪失したために交尾可能な状態を知らしめる必要がなくなったことがあります。  しかし、ならばなぜ隠すのか。これは二つの理由が考えられるでしょう。  ひとつは、人類の祖先が雌雄で恒常的なパートナー関係を築くようになったので、他の成体(ことにオス)に対して性の対象とされないために隠した、というもの。性はパートナー同士だけの秘め事にしておこう、というわけです。この関係を築くことによって、人類は夫婦間にできた子どもはふたりの遺伝子をついだ者であると確信でき、異様に長い育児期間を達成できたのだと唱えられています。  いまひとつには、ちらリズムの美学というか隠すことによってより「萌えた」のではないでしょうか。こういう説を唱えている人がいると聞いたことはありませんが、全裸であるより布一枚でもあるほうがエッチです。こういう嗜好性が結果的に、あるいは偶然から身につくことによって、この隠す機能は発達したとも考えられます。  というわけで、わたしは着衣以前から人類には局部を隠す習性があったと考えます。しかし、具体的にいつからなのかはわかりません。少なくともチンパンジーやボノボにはまったく見られないのですから、両者と分かれたあとであることはまちがいないでしょう。  もしかすると、これは人類を人類たらしめた決定的な一歩だったのかもしれません。

councellor
質問者

お礼

チラリズム~ユーモラ的で斬新な発想ですね。思わずドリフの「カトちゃん」を思い出してしまいました。ありがとうございました。

  • kadowaki
  • ベストアンサー率41% (854/2034)
回答No.9

思うに、どんなに原始的な生活をしている民族であろうとも、成人女性の陰部が隠蔽されているという事実は、彼らがセックスと女性の妊娠との間の因果関係に気づいており、かつ共同体のセックス・婚姻に関する掟等にもとづいて性行動を規制していることを意味するのではないでしょうか。 その点、人類の遠い祖先が陰部を隠すようになったことと、本能的な衝動よりも後天的、人為的な経験則(知識)によってセックスするようになったこととは同時的に起こったはずと考えるしかないでしょうね。 また、人類だけが陰部を隠すようになったことと、人類だけが二足歩行するようになり、メスの身体の中央部に位置する性器が四六時中オスの視線に晒されるようになったこととの間にもしかるべき相関関係が認められそうな気もします。 いずれにせよ、このように女性の性器が隠蔽された結果、男性にとってこれが性的禁忌対象であると同時に性的欲望対象であるという、あまりにも人間的な神話が確立されたということになると思います。 男性が女性の《人間性》にではなく、《女体性》にしか性的に反応し得ないのも、女性が男性に対して最も厳重に隠蔽してきた性器が露呈されたとき、最も強烈な性的刺激を感じるようになったのが《女体》というモノであるからと説明するしかないと思います。 そして、《女体》の中でも、女性がより厳しく男性の視線を遮断してきた部位ほど、それが露呈されたとき、より強烈な性的刺激を発揮し、より簡単に男性を興奮、欲情させることができるわけです。 なお、その意味では、女性の乳房や性器が男性にとって性的な意味や価値を持つのは、これらを隠蔽していた装置(衣装)が剥ぎ取られたり、破られたりする過程、性的な禁忌対象としての乳房や性器が露呈する過程を措いてほかにはありえないと考えられます。

  • KappNets
  • ベストアンサー率27% (1557/5688)
回答No.8

人間以外の動物(のほとんど?)は1年中セックスする訳ではなくて1時期のみですよね。それなら普段は隠す必要はありませんね。 逆に人はいつでも出来てしまいます。そうすると異性を見るたびに発情していたのでは仕事にならないことになります。発情を押さえるために「衣服」が役割を果たすわけです。普段の生活ではセックスをタブー視します。そして脱ぐことで強く発情するわけですね。 だから人類の初めから衣類はあったのではないでしょうか。

councellor
質問者

お礼

貴重な意見をありがとうございます。 セックスの発情の違いと衣服の必要性・・・なるほどと思いますが、人類と類人猿類とが、そういうセックス発情の濃淡が分かれたきっかけ(引き金)は、何だったんでしょうね?出発点は同じなのに、なんで人類は類人猿と比べて発情が旺盛になったかという疑問です。人はいつでも出来る・・・なんで、猿はいつでもしないのかな~って考えてしまいます。セックス遺伝子でも違うんでしょうか?その辺も興味あります。 人と猿の遺伝子の違いは1%ということです。そんなわずかな違いで、こんなにもいろんな差が出ているということは不思議なものですね。

noname#194996
noname#194996
回答No.7

NO,6 です。 まだありましたね。 >恥かしいからなのでしょうか。それなら、なんで恥かしく感じるのでしょうか。類人猿は恥かしく感じないのでしょうか。 これは簡単です。隠すようになったから、かくさないのが恥ずかしくなったのです。誰でもマイノリティになるのを嫌いますから。 >そもそも、人類と類人猿とのそういう陰部を隠す、隠さないことの違いは何なのでしょうか? 文化の違いです。