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分枝静脈閉塞症と硝子体手術
昨年11月19日上耳側の分枝静脈閉塞症と診断されました。血や浮腫が黄斑部にも少しそれがかかっております。そのため左目の下がぼやけてみえる、また右目よりもやや、ちいさく・暗く・かすんで見えます。左目の視力は裸眼0,6矯正1.0です。 右目は矯正1.2です。数字では軽度の部類で日常生活にはさほど困らないものの、趣味の(ライフワークの)テニスのボールを打つときの感覚や距離感が微妙に違って思わぬミスをするときが多くなりました。だから試合などの競技には縁遠くなっています。 最初は薬、次レーザーでしたが血や浮腫はほとんど引かず視力も見え方もかわりません。 そこで最後に硝子体手術が考えられると言うことですが、その効果などがよく分からないのでアドバイスをお願いします。(迷いがありますので) (1) 硝子体手術で見え方の質が(ぼやけてみえる、やや、ちいさく・暗く・かすんで見える、また遠近 感が左右微妙に違うなど)改 善が期待できるか、視力はどうか。 (2) 矯正1.0での手術例があるか。 (あるホームページでは0.5以下が手術適応と書いてあったので、いっぱんてきではないのかなとおもいますが) (3) 術後、現在の視力や見え方が悪化するケースの確率はどうか。 (4) 黄斑部に少しでも血や浮腫がかかっていれば、レーザーはできないのですか。網膜にダメージを与 えることなくピンポイントでそれが出来たらなあとは願望でしょうか。 (5) 手術などしなくても、血や浮腫は1年などの時間をかけてやがてひいてくるそうですが、その場合 視力は変わらないと仮定して、暗視は改善されると聞きましたが本当でしょうか。小視はどうかな? 以上 分かる範囲で結構ですので気軽に思いつくままにお教え願えないでしょうか。
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網膜分枝静脈閉塞症(以下BRVO)の場合、硝子体出血を起こしたり、高度な黄斑浮腫で矯正視力が極端に低下していない限りは、硝子体手術をせず、レーザーによる治療などで様子を見て行くことがほとんどです。問題となるのは、黄斑(視力が最も出る視野の中心部分です)への影響の程度です。 網膜出血がレーザーによりある程度落ち着いている場合、黄斑浮腫がどの程度の経過で改善されていくかが問題です。レーザーにより一見出血が落ち着いていても、蛍光眼底撮影などで新生血管(網膜の虚血状態を防ぐために新しい血管ができてくることがあります。この新生血管は壁がもろく、新たな出血の原因となります)が多数出現していたりする場合はレーザーを追加で行うことがあります。 黄斑部付近へのレーザーは、極力避けたいところです。少しでもレーザー中に眼球が動くと、中心窩(黄斑部の中心で、最も視力の出る部分)に誤って打ってしまうことがあり、取り返しの付かない視力障害を残すことがあるためです。ですので、変視や小視が中心付近で残っていても、矯正視力が出ていれば、まずはそのままで経過観察となるでしょう。 硝子体手術をすれば、どんな方でも視力が改善するかというと、こればかりは人それぞれです。 また、どのような状態、どの程度の視力で行ったかによっても、手術後の状態は左右されます。 なんにせよ、今現在の眼底の状態がどのようになっているかなど、詳細な情報は主治医にしか分かりませんので、ansinritumeiさんの場合どうなるかは誰にも答えられません。(いつ起こって、どのような視力経過を辿っているかなどの記載も無いですし) セカンドオピニオンで、他の眼科医にも意見を求めてみるのも良いとは思いますが、今通われている眼科の担当医に今後について遠慮無く訊いてみるのが一番的確でしょう。
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ダイレクトな回答ではなくかつ既にチェックすみかもしれませんんが、以下の参考URLは参考になりますでしょうか? 「網膜静脈閉塞症」 ◎http://homepage2.nifty.com/KatoEyeClinic/FdsHem.htm (眼底出血) ◎http://www.med.gunma-u.ac.jp/hospital/gairai_info/clinical_departments/11/11_2.html (トピックス) ご参考まで。
お礼
お礼の返事を送ったつもりでしたがそうではなく失礼しました。有り難うございました。 大変参考になり感謝します。
お礼
専門家としての的確な御回答、有り難うございました。 手術する(したい)、しない(したくない)のあいだで揺れ動いておりました。競技のテニスができにくいつらさもあるけれど、焦らずに様子を見てみようと決断をしたものの何か喪失感やしなくていいのかという焦燥感がありました。 sonorin先生の「様子を見て行くことがほとんど」にとても安堵しました。深く感謝いたします。 恐縮ですがまたとない機会ですので2点お伺いしたいのですが。 (1)網膜出血がある程度落ち着いている場合「黄斑浮腫がどの程度の経過で改善されていくかが問題」 とありますがこの「改善されていく」のは 特別に治療を施してと言うことではなく、時間が経過していけば「改善されて」という自然治癒力のことでしょうか? (2)変視や小視、暗視は血や浮腫ががいずれ吸収された時には無くなるものでしょうか、残るものでしょうか。個々違いがあるでしょうが一般的にはどうなるのでしょうか?ご無理をいって申し訳ありません。お教え下されば幸いです。