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潜在的機能について 社会学
社会学の潜在的機能の具体例が思い浮かびません マートンの雨乞いの説明はわかりやすいのですが、いまいちよくわかりません… いくつか具体例をしりたいのですが、よろしくお願いしますm(_ _)m
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雨乞いと似た例として村祭りがあります。 直接的には村の鎮守(地域の守護神)に地域の繁栄と災厄を防いでもらうことを頼む儀礼(顕在的機能)なのですが、それに付属するようになった集団行動や踊り、捧げもののおこぼれとしての酒食のおごりの機会が村全体の結束と娯楽(ガス抜き)になって未来の再生産への希望を生むはたらきをする(潜在的機能)になったのでしょう。後世では経済の活性化などもおおきいですね(現代オリンピックもそうです)。 ご参考になれば。
- ghostbuster
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> マートンの雨乞いの説明はわかりやすいのですが、いまいちよくわかりません… ホピ族の雨乞いの事例を指しているのですね? 「潜在的機能」というとものものしいですが、簡単に言ってしまえば「ある行為が意図しない結果を生む」ということです。 具体例というと、少し前にずいぶん話題になったことに、あるお笑い芸人のお母さんが生活保護を受給していた、という出来事がありましたね。問題になったのは、そのお笑いの人がテレビにもよく出ている売れっ子で、高収入を得ていたからではなかったかと思います。 その人としてみれば、芸能界という明日どうなるかわからないような世界で生きていることの不安があり、「もらえるものはもらっておけ」といった気持ちがあったのかもしれません。 けれども、それが明らかになったとき、その人個別の事例を超えて、制度が現実にどのように運用されているかが問題視されたり、あるいはまた生活保護受給者全般に対する批判が高まったり、という動きが起こりました。おそらくこれからは申請者に対する審査は、いっそう厳しいものになっていくことが予測されます。 あるいは、こんなこともありました。 以前、お祭りの夜店で買った綿あめを食べながら歩いていて転倒し、割り箸が喉に刺さって死亡する、という事件がありました。 遺族は病院側に過失があったとして民事訴訟を起こすのですが、マスコミもそれに同調して一斉に病院側をバッシングする報道をおこない、その結果、日本における医療崩壊は大きく進行したといわれます。 参考 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8F%E6%9E%97%E5%A4%A7%E7%97%85%E9%99%A2%E5%89%B2%E3%82%8A%E3%81%B0%E3%81%97%E6%AD%BB%E4%BA%8B%E4%BB%B6 わたしたちがある行為に出るときには、かならずその理由があります。けれども、ときに、たったひとつの行為が新たな現実を作りだすことがあるのです。そうして、その社会的現実は、当初わたしたちが考えていた理由とは、まったくかけ離れたものであることが少なくありません。 なかにはホピ族の雨乞いの儀式の効果のように、時代を経て解釈されることによって、まったく異なった意味づけがなされる場合もあります。 このように、ひとつの行為が当初の意図を超えて「新たな現実」を生むことがある、という考え方を「潜在的機能」といいます。このようなことはいくらでもありますから、質問者さんも身の回りにある「予期しない結果」を考えてみてはいかがでしょうか。 ここからマートンは「預言の自己成就」ということを言っていて、おもしろいのはこちらの方なんですが、まあそれはまた別の話として。 以上、参考まで。
- 日比野 暉彦(@bragelonne)
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こんにちは。 社会学における潜在的機能 あまりよく知りません。 神がもし共同幻想として持たれているとすれば それは よくもわるくも 集団として何かの行動をおこなうときに利用されるということでしょう。 神が 信仰において 利用されるということはあり得ません。それは もしあるとしたなら 《神》という観念のことでしょう。 たしかに組織宗教でなくとも 個人において 単なる観念の神が利用されることはありましょう。 信仰は つねに個人の主観の内にあって 外に出かけません。神も外に出ません。(説明のために表現の中に出て来ることは あります)。 という意味では 個人一人ひとりの信仰は 社会にとって潜在的な機能を果たしているということかも分かりません。 つまり 宗教は 幸か不幸か 顕在的な機能を持っているようです。 マートンも知らないやからでした。
- 雪中庵(@psytex)
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「嘘も方便」と言います。 顕在的目的が嘘であっても、その結果が実質的利益をもた らす場合、その嘘は非自覚的に維持されます(社会内淘汰 において)。 信仰が良い例です。 人類が社会化する上で、人の意識が肉体に付属する感覚 器官に基づいて生じるので、どうしても自己中心的に流され がちゆえ、それを補完して他律的に社会行動をとらせる外的 価値=神という共同幻想を持つ社会が、結果的に維持され、 信仰も保たれる。