(2)不起訴理由について（刑事事件難問）

質問

不起訴理由には
時効成立や嫌疑なしなど２０種類あるようです。
検察が不起訴理由を決める際
時効が成立していて、且つ、嫌疑がない場合
どちらの不起訴理由を不起訴理由にするのでしょうか？

回答No.1

hekiyu · ベストアンサー

こういう場合は、実体的なものよりも
形式的なものが優先します。
だから、時効により不起訴にすべきです。

一見すると、嫌疑無しの方が被疑者に有利な
ようにも思えますが、それでは嫌疑の有無を
調査しなければならなくなります。
どうせ不起訴にするのに、これでは不経済です。
時効ならそんなことはありません。

被疑者は無罪と推定されていますので、法的
には時効で不起訴でも被疑者に不利となること
はありません。
それに、嫌疑があるけど時効だから起訴しないよ
となったら被疑者は納得しないかもしれません。
それは検察の判断だろう。そんなもの信用できるか。
裁判して白黒つけろよ、という要求には理由が
あることになります。

ただ、これには反対説もあります。

お礼

やはりそうですか。
時効完成の方が優先されるのですね。
回答ありがとう。