丁寧な補足をいただきましてありがとうございます。
【医療人として必要な素養】
随意領域(態度):受け入れ・反応・内面化
上記の形で表記されていると理解して話を進めます。文意として【医療人として必要な素養】の一つに「内面化」がある、との記述ですが、余り好きではない言葉ですが「相手の立場に立って」との抽象的な文言(政治家や行政に携わる人間が好んで使う言葉)です。
具体的にいえば「理学療法に携わる者を志すならば、車椅子に乗り一人で街中へと出て目線の高さの変化に気が付いたり、少しだけの段差や点字ブロックに不自由さを感じたりして“言葉としての実体化”を図ることが必要だ」ほどの意味でしょう。
つまり大学や看護学校での座学だけでは学ぶ事の出来ない「生の情報」を見ただけでなく全身で感じた上で、テキストに書かれている内容にフィードバックさせることが大切である、との文意を読みとることができました。
余談ですが『松葉杖のラガーマン』(文芸春秋刊)とタイトルされた本を読んでみて下さい。練習中の不慮の事故により下半身麻痺に陥ったラガーがプレイヤーではなくとも一人のラガーとしてもう一度フィールドに戻ってくるまでに様々な人との出会いに恵まれたエピソードが綴られています。
リハビリはアスリートにとってとても辛い。僕個人も何度かリハビリに助けられた経験があり、他人事ではないと感じています。怪我との闘いだけでなく、そこで知る孤独、それまでは難なくこなせていた全てが人の手をかりなければこなせないようになってしまった現実との間の困惑と屈辱など数え上げたきりがありません。
当該の文章を理解するなら「患者を受け入れる」→「担当として付く」→「患者の状態を観察し状況を把握する」→「患者とのコミュニケーションを通じ“何を求めているか”を言葉の端々や表情から読みとる」→「言われただけではなく、自らが患者だったとして“何をして欲しいか”を相手に示すにはどの様な行動をするかを自分を実験材料として治療プログラムの組み立て方に反映させる(内面化)」がこのカテゴリーのプロットであると存じます。この辺でよろしいでしょうか?。
お礼
こちらこそご丁寧に再回答ありがとうございます。 分かりやすい文章で助かりました^^ おかげで、レポートgoodいただきました。 ありがとうございました。