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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:摂動論で摂動項が非摂動項の線形結合で表現出来るわけ)
摂動論で摂動項の表現方法について疑問があります
このQ&Aのポイント
- 量子化学で摂動論を勉強していますが、摂動項の固有関数が非摂動項の固有関数の線形結合で表現される理由について疑問があります。
- Ψn' = Σa_nΨnと表される摂動項の固有関数が、どうして非摂動項の固有関数の線形結合として表現できるのか疑問です。
- 物理や化学ではΨn' = Σa_nΨnで表現されるが、これは単なる近似ではなく本当の表現方法なのか、誰か説明できる方がいらっしゃれば教えてください。
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> もし摂動項によりその境界条件がなくなった場合 のところが誤解されているようです. ハミルトニアンを H として (1) Hψ = Eψ がシュレーディンガー方程式ですが, これは偏微分方程式ですから解をちゃんと定めるには境界条件が必要です. で,境界条件はハミルトニアンの形とは別物です. つまり,ハミルトニアンを無摂動項 H_0 と摂動項 H' に分けたとき, H_0 と H' にそれぞれ別の境界条件が付いているのではありません. したがって,ある境界条件 A が指定されたとして (1) H_0 ψ_n = E^0_n ψ^0_n を A の下で解く. (2) ψ_n = Σ a_n ψ^0_n として摂動論を展開 という手順です.
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- eatern27
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回答No.1
直感的な言い方をすれば、 固有関数などを摂動項の冪で展開(テーラー展開)するのが摂動論です。 通常のテーラー展開と同じように、摂動項が収束半径よりも"大きい"時には冪展開した表式は意味を持ちません。摂動論を使うためには摂動項が"小さい"事が必要です。 非摂動ハミルトニアンのみの時にある境界条件が課せられるけれども摂動項を含めるとその境界条件を満たす必要がなくなるような場合は、摂動項が小さいとはみなせないので摂動論が適用できないという話になるかと思います。