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関数の極限問題と無限級数の収束・発散
- 関数の極限問題についての質問です。無限級数の収束と発散を調べ、収束する場合にはその和を求めます。
- 質問の問題文には2つの無限級数があります。一つは発散し、もう一つは収束します。
- 解答の途中計算で、特定の場合における和を求めるためにn=2mとn=2m-1の計算が行われます。この計算の意図について説明します。
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引いた数と同じ数を足し返しているので,奇数番目までの和は初項に同じ。 (1)では2m項目までの和は2-{(m+2)/(m+1)} で,これはm→∞のとき (m+2)/(m+1) = (1+2/m)/(1+1/m)→1 なので,偶数個の和は1に収束。奇数個の和2と異なるので 級数は発散。 (2)では2m項までの和は(1/2)-1/(m+2)で,これはm→∞のとき1/2に収束し,奇数個の場合に等しいので,級数は収束。
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- info22_
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(1) 偶数項の和S2mは 途中の項が±打ち消して、消え、初項と最後の項が残り S2m=2-((m+2)/(m+1)) となります。m→∞のとき S2m=2-(1+(1/(m+1)))→2-1=1 となります。 奇数項の和S2m-1は 途中の項が±打ち消して、消え、初項だけが残り S2m-1=2 となります。m→∞のときも S2m-1=2 となります。 偶数項の和と奇数項の和の収束値が異なる(一致しない)ので、 収束値は存在しないことになります。 (2) 偶数項の和S2mは 途中の項が±打ち消して、消え、初項と最後の項が残り S2m=(1/2)-(1/(m+2)) となります。m→∞のとき S2m→(1/2)-0=1/2 となります。 奇数項の和S2m-1は 途中の項が±打ち消して、消え、初項だけが残り S2m-1=1/2 となります。m→∞のときも S2m-1=1/2 となります。 偶数項の和と奇数項の和の収束値が1/2となって一致するので、 収束値は存在し、1/2となります。 (まとめ) (1)は最終項(末項)が1に収束しセロにならないため偶数項和と奇数項和の収束値が一致せず、全体のSnが収束しない場合である。 他方(2)は最終項(末項)が0に収束するため、偶数項和と奇数項和の収束値が一致して、全体のSnが収束する場合である。 と言えます。
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