- ベストアンサー
空から落ちている人を助ける方法はありますか?
- ある飛行機が上空5000メートルを飛行中に事故が発生し、一人の客が投げ出されました。この人を救出するには、どのような方法がありますか?
- スーパーマンが地面に激突寸前で助けるなんてありますが、一般の人がキャッチすると骨折以上になる可能性があります。そもそもキャッチは事実上不可能です。また、落ちている人は腕にぶつかるため衝撃は非常に大きいため、即死する可能性が高いです。
- アニメでは落下中の人の腕を掴んで助けたり、服をつまんで助けたりする場面がありますが、実際にはどれも効果的な方法ではありません。物理的な理論を用いて、具体的な救出方法を考える必要があります。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
5000メートルという高度ですと、低温、気圧の低さ(酸素濃度の低さも意味する)という問題はありますが、それらに耐え得たとしまして。 ビルからとか、低い高度からの落下であれば、おおむね空気抵抗は無視できます。 しかし、5000メートルからですと、空気抵抗は無視できなくなります。重力による加速で落下速度がますほどに、空気抵抗の力が強くなり(速度の2乗に比例)、やがて力が釣り合い、一定の速度で落下するようになります。その速度は終端速度と呼ばれます。 充分な高度からのスカイダイビングでは、パラシュートを開く前は、約200km/hだったかと思います。この速度は、頭から落下すると空気抵抗が減って速くなり、体を水平にして空気抵抗を増すと遅くなります。 おおむね200km/hとして、考えるべき問題は、救出のために支えようとする側より、落下して行く人が安全に減速することにあります。 100km/hで走行する車が壁に激突したとして、車体が潰れる距離は1mくらいでしょうか。ちなみに、現在の車は衝突時に「うまく」潰れるよう設計されています。 シートベルトをしていようが、エアバッグが作動しようが、車内の人には物凄く大きな加速度が生じます。つまり、極めて大きな力が掛かってしまうのです。人体は、その大きな力には耐えられません。助かる可能性は限りなくゼロに近いものとなります。 これが、200km/hで落下する人にもいえます。地上に数メートル程度のクッションを置いて、200km/hを0km/hに減速できたとしても、落下してきた人はその減速中の力には耐えられません。 奇跡的に助かった事例としては、落ちた場所が急斜面だったというものがあります。斜面を滑り落ちて行ったため、減速が緩やかになって助かったわけです。 命綱などで落ち始めた瞬間に助けるなら、即座に速度0にしてOKです。 速度が増して行ったら、減速を緩やかにして助けるかしかありません。困難ですが、方法はいろいろあるでしょう。二人分を支えられるパラシュートを背負った人が、頭を下にして追いかけ(落下速度を速くする)、落ちて行く人を捕まえて、パラシュートを開くとかですね。
その他の回答 (2)
私の場合、たった3回ですが、タンデムでスカイダイビング体験しました。 あなたが同じ飛行機に乗り合わせていて、どこのご家庭にもあるスカイダイビングの装備を身に着けていれば、すぐさま後を追って飛び降り、急降下姿勢をとって追いつけば、なんとかなるかもしれません。 タンデム用の大きなパラシュート(2人用)が有れば、なおよろしいです。 5000mからの落下だと、パラシュートを使うまでのタイムリミットは70秒程度です。高度計から注意をそらさないようにしてください。 パラシュートは段階的に開くようになっていて、急激な衝撃はかからないようになっていますが、それでも開傘するとハーネスが股間をしめつけ、痛くなるほどのGがかかります。 人を抱き留める相当な腕力も必要になるでしょう。 ただし、人を抱き留めた状態だと、パラシュートの操縦ができません。(つまり旋回やブレーキが使えません)
スカイダイビング中の人と空中で出会ってスペアを貸してもらうか、抱っこしてもらう。