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夏目漱石の俳句について
夏目漱石の俳句で、「小袖着て 思い思いの春をせん」という俳句があるのですが、これの季語は春なのか小袖なのかわかりません。 また、「人形も馬もうごかぬ長閑さよ」という俳句は画賛の句なのですが、誰の、なんという作品を画賛した句かわかる方は教えて下さい。 おねがいします!
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絹地の綿入れである「小袖」の季語は冬です。 ただし、花見に婦女子の着た華美なものは、「花見小袖」と呼ばれ「花見衣・花衣」として春の季語になります。 「小袖納(こそでおさめ)」という、花衣を蔵(いま)う際に互いが行き来し合い、小袖を眺めながらのお茶呼ばれで、行く春を惜しみあう催しもあったようです。 まあそういう意味も含めてのそれぞれ、「思い思い」なのでしょう。 季語としては「(花見)小袖」であるのでしょうが、あえて花見を省略しながらも「小袖」に「春」を呼応させて、しっかり花衣を詠んでいるあたりに漱石の理知的な俳風が窺えます。
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こんばんは。 小袖には、春小袖、正月小袖がありますね。 どちらも季語としては新年なのです。 頭に春小袖にしますと、どうも俳句としては具合が悪い・・・。 それで「小袖着て・・・」として、終わりに春を持ってきたのでしょう。 これでしたら綺麗な、5・7・5、ですものね。 ですから小袖が季語で、新年あるいは早い春です。 もう一つの質問は私も分かりかねます。 禅画か、あるいは南画なのか?それとも水墨? どちらにしても、お役にたてません。
- bgm38489
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小袖には、華やかな衣装、粋な衣装という意味が込められていて、季語とは思えませんね。季語は素直にはるでしょう。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E8%A2%96 「人形も…」は、下記サイトによれば、画賛正月とあった。正月を心から祝賀する句なのでしょうね。 http://sosekihaikushu.at.webry.info/201007/article_24.html