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格付け会社の収入源は?
企業の信用度を調査しそれを有料で秘密に顧客に販売している調査会社は日本でもあります。 これを一般に公開してしまったら名指しされた企業の経営は致命的になり、結果としてその会社と取引している会社は被害を受けるからだろうと思います。 しかし格付け会社と言う理解不能な会社は頼まれもしないのに特定の国の財政状況をランク付けして公表してしまいます。 これらの会社はその情報提供料をどこからもらっているのでしょうか?
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「投資家が金を払う」などとは一言も書いた覚えが無い。あくまで格付けされる側の経済主体が金を払うのです。投資家は代表的な利害関係者の例として挙げたまでで、投資家だけが利害関係者という訳でもないのです。例えば格付けされる側の経済主体が国の場合は、輸出入国も利害関係者になります。それだけでもなく動産、不動産に投資を考えている資本家も利害関係者になります。経済主体が企業の場合は、取引先や提携先も利害関係者になります。一般に利害関係者は不特定多数の法人、個人ですから、格付け会社は公表するという手段に訴えます。個々の法人・個人を限定することが不可能であり、個別に格付け結果を知らせる意味がないのです。
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- mekuriya
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格付け会社は、格付けされる会社と契約して格付け料を得て、格付け結果を公表します。その格付け料が格付け会社の主要な収入源です。格付け会社は厳正・中立な格付け実績が投資家から絶大な信用を得ているのです。格付けされる会社は、なぜ格付け料を払うのか。それは格付けが得られないと債券を発行しても投資家が買わないからです。会社とはいったが、正確にいえば債券発行主体です。それは国や地方自治体や法人です。「頼まれもしない」訳ではなくて頼まれるから格付けしているわけです。投資家は運用したい資金があっても一般に債券発行主体の信用度を判断する力はありません。だから格付け会社の発表する格付け結果に頼ろうとするわけです。ただし例外があって、「勝手格付け」といって頼まれもしないのに格付け会社が勝手に格付けを実施する場合があります。それは一種の営業活動であり、投資家に対して格付け能力をアピールするという目的があります。格付け会社の財産は投資家から得ている信用です。一度信用を失ったら格付け会社は御仕舞いです。格付け会社の格付け結果は投資家から絶大な信用を得ている。だからこそ、債券を発行したい主体は、信用の高い格付け会社と契約し、莫大な格付け料を支払っても格付けを得たいわけです。やらせでも馴れ合いでも結託でもありません。債券発行主体が高い格付けを得たいと望んでも実際は必ずしもそうはならない。時に債券発行主体は格付け結果に不満を表明する場合がありますが、投資家が信用するのは債券発行主体の不満の弁ではなく、格付け会社が公表した債券発行主体の格付けの方なのです。理解不能でも何でもない。ごく単純な話。債券は償還されなければ只の紙くずです。投資家は紙くずは買いません。債券は必ず償還されるなど、誰も保証してくれません。投資家は利回りを得たいから債券を買いたいと考えるわけです。しかし元本が将来返ってくるかどうか何も保証がないのです。紙くずになる確率はどれくらいなのか。危険度に対して利回りは割りに合うのか。そうした判断材料を投資家は必要としています。それが格付けの価値なのです。
補足
つまり投資家が金を払うと言う事ですね。 それなら日本の国債の評価と言うものは意味がないと思うのです。 国債を買っている日本の金融機関への評価ならば分かるのですが。 それに投資家に対してのみ評価結果を示すのならともかく即一般に公開してしまうのが分からない所です。 そのあたりを再度お願いします。
お礼
よく理解出来なかったのでアプローチを変えます。 有難うございました。
補足
すいません仰せの通り「投資家」が金を払うとは言っていませんでした。 早とちりでしたが「間接的」にと言う言葉を入れませんでした。 >あくまで格付けされる側の経済主体が金を払うのです 自分(自国)をマイナスに評価するかも知れない「される側」が格付け会社に金を払うのですか?