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結果継続態

福岡の方言にみられる、「~トル」の文法的働きは"結果継続態"と平山輝男他編、『福岡県のことば』明治書院出版 にあったのですが、どういう態ですか? あと、単純進行形の「~ヨル」とはどう使い分けてるんですか? しゃべるとき、感覚によるところが多く、いまいちよくわかりません。

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  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.2

1。   とる = (結果を表す)ている     ○○を読んどる = ○○を読んでいる、その結果が今も継続している、○○の内容は今も知っている。 2。   よる= (進行を表す)ている      ○○を読みよる = ○○を読んでいる、今読んでいる最中だ     混乱は標準語では「~ている」が結果継続と進行の両方を示すのに対し、福岡(だけでなく九州、近畿、中国、四国 いずれも)では区別があるためだと思います。     今ちょうど月遅れか年遅れで『ウェルかめ』を見ていますが、四国の徳島では「~と」が結果継続態、「~よ」が進行態のようです。同様に関西では「しとる」が結果継続態、「しよる」が進行態だと思います。

  • key00001
  • ベストアンサー率34% (2878/8340)
回答No.1

「~トル」は、標準語では「~テイル」形アスペクト表現かと思います。 「~(し)て」+「いる」と言う構造で、「~(し)て」で示される動作や状態の継続を表します。 「~トル」の「ル」は、「~テ」+「イル」の「イ」が省略された転訛と考えて良いでしょう。 標準語でも、口語などでは「~(シ)テル」と、「イ」を省略される場合もあります。 また「~ト」は「~テ」の転訛でしょうね。 従い「~トル」は「~テイル」と同形と考えて良いかと思います。 「~して」⇒「~(シ)ト」 「いる」 ⇒「ル」 一方の「~ヨル」は、「今」「~を」「しようと」+「して」+「いる」とお考えになればどうでしょうか? 「~しようと」⇒「~(シ)ヨ」 「している」 ⇒「ル」 又は、 「~をしようとして」⇒「~(シ)ヨ」 「いる」      ⇒「ル」 このどちらかは良く判りません(スミマセン。)が、いずれにせよ標準語では、概ねはいずれも「~テイル」で表してしまいますが、福岡の方言は、「~トル」「~ヨル」と言う短い言葉で、微妙に違うアスペクトを使い分けてる格好かと思います。 なかなか優れた方言ですね。

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