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植物のリラックス効果について
インテリアとしての植物(葉っぱや花)にリラックス効果があると聞いたことがあるのですが、本当なの か疑問に思っています。 このリラックスを与えるのは視覚によるものなのか、嗅覚によるものなのか、それともその他にも リラックスを与える要因があるのでしょうか。 自分自身の経験上、植物があると癒されると思うのですが、科学的な根拠を教えてください。 よろしくお願いします。
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例えば、人間も太古の昔はお猿さん。緑が少ない室内で一日を過ごす生活を送るようになったのはいつからでしょう? お猿さんであった頃の経験がDNAの中に残っているなら、適度の植物の存在は自分の姿を外敵から守る遮蔽物として、また食餌のありかとして「自分の居場所」にふさわしい場所と本能的に認識していても不思議じゃないでしょうね。 で、自然環境に囲まれたお猿さんとコンクリートの猿山のお猿さんと、どちらのお猿さんのほうがリラックスしていられると思いますか? 猿山だと基本的に外敵の脅威は無いから、生物的には緊張感なんて保つ必要はないはずですよね。でも現実は仲間の猿の存在から逃れにくいため、個人(猿)としては十分にリラックスできない所でもある。 適度に視線を遮りつつ他者の存在を認識させてくれる植物って、便利ですよね。 他にも白斑の入った観葉植物などはその模様自体が見ていて面白い。絵画を見るようなものでしょうか。さらに植栽でも鉢植えでも水槽の水草でも、上手に配列を整えられたものはそれだけで芸術としてリラックス効果があるでしょう。 嗅覚については、そりゃ心地良い香りと気持ち悪い臭いとどっちがリラックスできるかといえば言うまでもない。 果物や花の香を嗅いで不快に思う人がまずいないように、生ごみやトイレの臭いでリラックスするなんて人はまずいないでしょう? やはりそのへんはもう本能レベルの話になっちゃうでしょうね。 ~~ 結局、植物によるリラックス効果としては、視覚、嗅覚ともにあり、また植物の世話をすることで精神的に満足を得るという向きまである。さらに言えば植物にリラックス効果があるのと同様に、緑のない空間に緊張効果があるため、植物が緊張効果を和らげているという緊張緩和効果もあるでしょうし、もちろん二酸化炭素の吸収と酸素の供給により生環境の最適化に貢献しているってことも外せないでしょうね。 いずれにしてもそれは複合的な効果の結果であって、単純な話じゃなさそうですよね。 そこで科学的な根拠といっても、たとえ植物があるときの脳の分泌物がどうとかいう話まで突っ込めたとしても、じゃあなぜそれが分泌されえるのかって説明は本能や遺伝子のレベルになって、完璧な説明とはまずいかないことでしょう(^^;
お礼
ご丁寧な回答ありがとうございました。