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外交官になるための獣道について
- 外交官になるための分野や学習について疑問がある。
- 国際教養学部は外交官になるための適切な学問分野か不安。
- 国家I種の勉強をするためにはどの分野を選ぶべきか知りたい。
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ほいほい・・小生も現役外務官僚の知己が数人いるので、知っている範囲で回答したい >外交官になるためには、という質問をたくさん読んだ上での質問です。 法学部を出ている人が多い、有利だよという意見ですが、私は国際教養大学に行きたいと思っています。この大学には国際教養学部しかありませんが、課程によって国際政治経済や他国の外交史を学ぶことができます。 あそこ(国際教養大学)は、良い大学だよ。国際教養という意味と大学の校風含めて、日本でも随一の国際教養を身につけることが出来うる大学・・と言っても過言じゃないかも・・・ ICUは語学に偏重している部分が多いので、微妙だが、国際教養大学は、学生の質から教授のレベル・姿勢にしても良い大学だと思う・・・ >法学部では法ばかり学んでるというわけではないのでしょうが、法学部で学ぶだけの深い法の知識が国家I種には必要ということでしょうか? まぁ、必要ではありますね。国家一種には。それでも大学レベルという水準の出題内容ではない 独学でも対応できるレベル・・まぁ、個人差はあるだろうけど >ネットでは「国家I種を受けるんだよ」と書いてあり、本屋で過去問などを一度見てみようかと思ったのですが、その中にもたくさんの分野があって、外交官になるために受ける分野がどれなのかわかりませんでした。(医療や工業系にもあるんだと驚きました) 東大法学部に入れるだけの実力はありませんが、自分の実力の限界に線引きはせず、下克上してやるんだという勢いで勉強しているのですが、今になって「分野違いで学んでいないところがあったために受けられない」なんてことになったらと気持ちは焦るばかりです。 国際教養学部は分野違いでしょうか? 分野違いではないし、むしろ適切だろうね。もっとも同大学の中央省庁の評価が低すぎるので、そこらで門前払い、という部分もありえるかも・・・国家一種に合格しても・・・という可能性もありえる >また、国家I種のどの分野を勉強すればいいのでしょうか? そりゃ、やりたい分野でしょ? 国際教養大学で養える分野は広すぎるけど、その中でも外務職員として需要がある分野はそれなりにあるので・・・ ただ、外交官になるために大学で勉強する・・というなら最初から学ぶ対象を決めておくのが適切だと思われ・・・まぁ、大学名の問題で日本国の外交としては、メインストリームではない国に関わる可能性が高いだろうし、事務方にしても、メインは無理だと思われ・・・ 学閥社会ですから・・・・外務省も・・・まぁ、駐在になれば別みたいですが >この程度調べる力がなくて外交官になるなんてという厳しいお言葉をお思いになるとは思いますが、詳しく教えていただける方、どうかよろしくお願い致します。 調べても情報はないと思うけど?調べて見つかるような情報は小生も回答しないので、あしからず というか、語学が出来るなら、海外の大学進学して、卒業後、大学のコネクションで外務職員になるのも良いかもね・・・・そのルートは出世しないが、関係する外務職をスーパーローテートできるみたいだし・・・・ 嘱託職員レベルでも実務に深くかかわれるので、そういう道も選択肢だと思われ 小生の教え子では、マニアックな地域の外務嘱託職員をもう5年勤めているが、充実しているそうだ ちなみに、専門性の高い職域の外務官僚は、実務経験を問う可能性が今後は高いので、”新卒にこだわらない”という募集枠になることは覚悟されたし・・・ そういう話は最近富に増えているので・・ 学閥意識の強い中央省庁の枠内で生きるのは辛いかもね・・国際教養大学だと
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- poomen
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#3 の回答者の方が適切な解答をされていますので、蛇足になりますが。具体的なデータを紹介します。 まず「外交官」に関する本をたくさん読まれたようですが、「外交官」というものを結局理解できなかったようですね。この時点でもう「学力・理解力・読解力」に疑問があります 外交官とは、各国の日本大使館の「大使」を勤めている、あるいは外務省内で課長・局長・事務次官の職にあり過去に大使歴がありまた再度大使に就任できる資格を持った外務省の「キャリア採用組」です。 それ以外の外務省職員や大使館職員を外交官と呼ぶことは適切ではありません。彼らはあくまでも「外交官を補佐」する職員・・いわゆるノンキャリアです。 で、外務省キャリアになるためには、昔は外交官試験、昨年までは国家1種試験、今年から国家総合職試験に合格することがまず求められます。合格した上で外務省キャリアに採用されるのはほぼここ10年間変わらず約20人です。 一昨年の1種の合格実績です。文系でいえば東大と京大で2/3を独占しています。残念ですが国際教養大からは合格者は一人もいませんし、たぶん今後も出ることはないでしょう。これは国際教養大の過去4年分の卒業生の就職先を示した2番目のリンクからも明確です http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3866.html http://www.aiu.ac.jp/japanese/career/career01.html しかも世襲という独特の慣習が今も残り、東大在学といえども両親あるいは祖父母が「大使」である・あったという「氏」に生まれていなければ外務省キャリアとしてはほとんど採用されません。 この試験は年齢的に大学三年で受験できますので、今はわかりませんがかつては東大を三年時に試験を受け合格すると東大を中退して外務省に入省する方が多かったんでよ。 というわけで東大に籍を置き外交官の家庭に生まれているというのが絶対条件です。東宮妃雅子さんを見ればわかるでしょう。父親は外交官、彼女も東大から外務省キャリアでした。 ではとにかく東大法学部を目指す方向に方針を変えるなら、下記の試験区分・大卒程度「政治・国際」がたぶん外務省に採用されやすい分野です。これを見れば法学部出身者が有利なこともわかるでしょう http://www.jinji.go.jp/saiyo/shiken11_4.pdf 最後に資料は古いのですが、国連で働いたり、外交官になったり、キャリア組を支える外務省専門職についてのリンクです。すでに書いたことについての数字の裏付けがあります。 この中のノンキャリアである外務省専門職もすごい難関ですが、私の娘の友人女性が合格しました。現在はポーランド大使館勤務で日本とポーランドを何年かおきに往復する毎日です。ここは東京外大閥があります。 彼女から聞いた雲上人である「大使」への厚遇は呆れるほどです。棒給以外にそれに倍する自由な使途金があるそうです。しかしそれはしょうがないですよね。赴任先の「日本の顔」なのですから。 http://www5a.biglobe.ne.jp/~kaisunao/gyoseika/kokusai.htm ☆ というわけであなたにはそもそも外交官になる家柄に生まれておらず、学力もないので絶対外交官など無理ですよ、という身も蓋もない解答でした。 それでも諦めきれないあなたに裏技を紹介しましょう。それは東大法学部に現役で合格し、外交官家庭に生まれた娘さんを探しだして(大学はどこでもいい)婚約/結婚して姻族となり、次に上記の試験にトップクラスの成績で合格して外務省を希望する。これが「平民」が外務省キャリアに採用される唯一の方法です。 ☆ 最後に国際教養大は過剰評価されている大学の最たる例です。元東京外語大学長さんの手腕で知名度はアップしていますが、定員を細かく分けて何度も試験すると見かけ上の偏差値はつり上がります。そしてそれは成績上位者から順に大量の入学辞退者がいるということを示しています。 結局入学するのはぎりぎりで合格した学生だけです。入試の偏差値と入学生の偏差値に大きなギャップがあります。これは多くの私立大でも一緒です。国家1種試験に合格者が一人も出ていないし今後も出ないと言い切った根拠でもあります。 学部規模が違いますが慶応大学経済学部の一年間の就職実績です。国際教養大は4年分ですからね。「慶応を抜いた」などという噂が幻想であることがわかるでしょう。 http://www.econ.keio.ac.jp/career/2011.shtml#career01
- snaporaz
- ベストアンサー率40% (939/2342)
外交官は、財務省以上に「緑(東大法学部)にあらずんば人にあらず」色が強いんじゃないですかね~。まみどりいろというか。私は仕事で数ヶ国に居住経験がありますが、東大法学部以外の「駐在さん」には今のところ会ったことがありません。他の出でも外務省職員(専門職)にならなれるでしょうけど・・・。大使館には若いスタッフも結構います。 あの田中真紀子氏をして「伏魔殿」と言わせた、外務省批判が高まったあの時期には、多少の改革というかカムフラージュもあったけれど、それ以降はまた迷宮化しているのではないでしょうか。 それを積み上げてきた緑の人種は、やはり恐ろしく頭のいいマルチプレイヤーです。そのアジトに「英語は得意」という地方の新興単科大学卒が丸腰で乗り込む。ロマンはあるでしょうが、何せ枠も小さいし「獣道」どころではない厳しさであると思います。コネというより「毛並みの良さ」も重視されるというのは都市伝説ではないようです。いま頑張って東大法学部に入っておくほうがマジでずっと簡単でしょう。 幸いにも国際教養大は別日程。私も、逃げずに前期は東大に挑戦しておくべきだと思います。足切りを突破し駒場(確か文系入試は駒場)で散ったとしても、東大入試そのものがマルチを要求するので、外交官への道へ遠回りにはならないし、将来のライバルがどんな雰囲気をまとっているか、どうやって彼らが過ごす4年間に近づけるか、それを刻んでおくために東大入試本番を体験することを勧めます。 法律を学んだ方が有利というよりは、法学部的な、特にそのトップである東大法の世界観や学問体系が、官僚や外交官に求められる資質に近いという感じでしょう。平たく言えば、東大入試がそういう風に作られているし、公務員試験はそれに似ている。だから、今のところはどうしようもない。抗えない。 公務員試験にもノウハウがあるので、それが秋田の片田舎で過不足なく得られるかというと、それも不安材料ではあります。国際系で畑違いということはないでしょうが、国際教養のカリキュラムは英語偏重でしょうから、そればかりでは戦えません。
- ennalyt
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外交官になるんだったら、身内に外交官が居て、東大法を出て、 というコースでないとしんどいと思います。 とりあえず日程的に両方受けられるんだから、 東大文1とAIU受験したらいいんじゃない? AIUの過去問は赤本でしか見れないんだけど、 早々と品切れになるので、出たらすぐ買って下さい。 他の大学と傾向が違うので対策せねばいけません。 それから、外務省の事務官だけが外交官ではありません。 他の省庁に国家総合職で入省した人も、 在外公館勤務というのがあって、外交に従事できるのです。 こちらなら、制約がちょっと緩くなりますね。 ネット情報に惑わされず、キチンと受験対策立てて栄冠を勝ち取って下さいね。