ヘリウムで声が変わる原因については、siegmundさんと同じく、声帯そのものの振動数が変わることと、声帯から口,鼻までの管の共鳴振動数が変わることが、あげられると思います。
声帯は空気が通ることによってパタパタと振動するのですが、声帯が緩んでいると低い声、ピンと張っていると高い声が出ます。声帯の張力によって、声帯が(空気の流れをふさぐように)閉じようとするのに対し、空気は声帯を押し戻そうとするので振動が生じます。このときヘリウムのように空気より軽い気体だと(圧力が同じでも質量が小さいので)声帯は小さな力で素早く動くことになり、高い声が出ると思われます。
管の共鳴振動数の変化は、まさに音速と関わっていてsiegmundさんの説明のとおりだと思います。
ただ発声に関しては、声帯と共鳴管の要素がからみあっているので、どちらがどの程度効いているかはわかりません。
共鳴管が楽器のような優れた共鳴特性を持っていると(人間の喉はトロンボーンのように、伸びたり縮んだりできないので)共鳴振動数以外の音程は出にくくなり、逆に共鳴特性が悪いと(スキャットのように)口の形を変えて、音程を変えることが難しくなります。(クラシックの発声のように声帯だけで音程を変えて、はやく歌うのはすごく難しい)
お礼
回答どうもありがとうございます。 また、お礼がおくれてすいません。今日まで、中間だったもので。 共鳴の要素の方は、わかりました。 この要素の影響が結構大きいように感じてきました。 発声メカニズムにかんして調べていたら、 http://www.sfc.keio.ac.jp/~iwatake/2000-9.html にまさしく、共鳴に関することが載っており、 確信がもてました。 >声帯の張力によって、声帯が(空気の流れをふさぐように) >閉じようとするのに対し、空気は声帯を押し戻そうとするので振動が生じます //以下引用 //Aerodynamic theory では声門部という狭窄部を気流が高速で通過する際, //べルヌーイ効果により声帯が吸引されるという. べルヌーイ (Bernoulli) //の効果とは式で表わせば次の如くなる. //p + 1/2 ρv 2 = const. // (p : 圧カ, ρ: 気体密度, v : 流速) (http://www.hs.m.kyoto-u.ac.jp/fsl/s2-1.html)より引用 と関係があるのでしょうか?考えたのですが、 pとv両方とも動いてしまうのでどのようになるのかは私にはわかりませんでした。