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ヘリウムが太陽にあることがどうしてわかったの?
「ヘリウムは太陽にしか存在しないと考えられていたが、1895年にラムゼーによってウラン鉱石から発見された」 という文章を読みました。太陽観測によってそれが燃えていることは確認できるものの、なぜ水素とヘリウムの核融合反応であることがわかったのでしょうか? 地球に伝わる情報は天体からの光、電磁波などだろうと思いますがひょっとして「光が太陽からの重力によって曲げられている」ことを観測したので「太陽の質量を推定、特定し」、そこから密度がわかるので「水素またはヘリウム」しかないことがわかったのでしょうか?この考えは間違っていますか?その太陽を構成する物質を推定するのに不可欠な要素を指摘してください。 いま気がついたのですが、「光が太陽からの重力によって曲げられている」ことが分かったのはアインシュタイン以後ですよね?だったら1895年以前に太陽=ヘリウム&水素、という知識はどうやって得られたのでしょうか? もうひとつ関連しているのですが、地球の核は鉄で、そのまわりをどろどろ状のものに囲まれていて、そのまわりを殻で囲んでいる、ということが分かったのはどうやってですか?地球が磁石であることは容易にわかりますが、それがどうしてニッケルでもなく、コバルトでもないことがわかったのですか?重元素の安定する先である鉛にはどうしてならなかったのですか?
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ヴェゲナーの大陸移動説は、状況証拠を多数並べましたが、 大陸を移動させるエネルギーを、地球の遠心力としたために、全く受け入れられる事は出来ませんでした。 誠に残念な、不可能な理論となってしまったのです。 しかし、アフリカ大陸と、南アメリカ大陸が、 地理的な形が酷似し、数箇所は完璧に一致している事実を突き止めました。(地理的には実証) その2箇所からは、同じ鉱物が産出されていると言う事実も突き止めました。 更に地層の比較などをしている内に、確証のようなものを得ていました。 この大陸移動説に激しいインスピレーションを覚えた科学者は、大陸を移動させるエンジンを探し始めます。 そして、イギリスのホームズが大陸移動の原動力としてマントルを提案したのです。 大陸の移動エネルギーのほか、山岳、海溝の説明も、こじつけ無しに、すんなり説明がつきました。 これでほぼ、間違いないだろう。 こう言う経路で、マントル対流が確定されました。 隕石の殆どが鉄鉱石で出来ているそうです。 もし、小惑星の元の星が大爆発を起こして飛散したならば、 軽い地表部分は粉々に砕け、飛散して跡形も無いだろう。 残ったのは、重いコアの周辺だろう。 冷えて固まった成分は、恐らく、地球のコアと同じはずだ。 地表の成分と全く違うので、 コアの一部としか考えられないのです。
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- skhdknds
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歴史 ヘリウム(Helium)は1868年にフランスのジャンセンとイギリスのロッキャーが別個に存在を予言した。二人ともその年に日食の研究をして未知の元素があることに気付いた。フランクランドがジャンセンの予言を立証し、 太陽の観測から発見されたことからギリシャ神話の太陽神ヘリオスに -ium をつけた名前を提案した。 -ium は本来金属につけるラテン語だが、これはこの時点でヘリウムが金属と思われていたからだった。 引用もと http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%A0
- apple-man
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他の方の回答にあるように、太陽光スペクトルから 地球で存在が確認できていなかった元素の存在が 予想されたので、太陽神ヘリオスにちなんで、 これをヘリウムと命名したんです。 最初は核融合という考えはなかったので、 太陽内部の高圧状態でのみ存在する 金属元素だと考えられていました。 そこで、金属元素を意味する~イウムという 接尾語がつけられたんです。 ですから周期表上で、金属元素でないのに ~イウムとつくのはヘリウムだけです。
- sgomu
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ヘリウムだとわかったのは、下に書いてあるフラウンホーファー線です。 原子の種類によって特有の波長の光を吸収します。 太陽の質量については下記URLを参照してください。 地球の構造(地殻、マントル、核)については、P波とS波という2種類の地震波の伝わり方からわかりました。 地球内部の組成は、地震波の伝わり方のデータをもとに地球内部の岩石の密度と硬度を求め、既存物質の高温高圧下で示す特性と比較し、その他のデータとあわせて推定しています。
- ryn
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フラウンホーファー線により当時地球上で見つかっていなかった元素が太陽光の中に確認されました. ヘリウムという名前は太陽に由来しています. 地球内部の話についてはわかりません.
お礼
皆さんの説明でかなりよく理解できました。ここで皆さんすべてにお礼を申し上げます。 電磁波のほかに光スペクトル、地震波、大陸移動説、地層学、隕石の成分分析などを手がかりに総合して考えた結果わかってきた、ということがよくわかりました。