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将棋やかるたって昔からあるもの?昔の子供たちはやっていたのか?
- 将棋やかるたは昔からある伝統的な遊びであり、子供たちも取り組んでいました。
- 将棋は古代から存在しており、貴族や大人だけでなく子供たちも楽しんでいました。
- かるたも平安時代から遊ばれており、子供たちの間でも人気がありました。
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伝統的な子供の遊びは、鬼ごっこ、かくれんぼといった屋外遊戯です。これらの遊びは人数不定で、途中参加も途中脱退も容易ですし、年齢差があっても遊べますし、文字が読めなくても遊べるので非常に敷居が低いです。ルールはごく単純ですから、誰でもその場で理解できます。特定の道具の服装も何も要らない。昔は屋内に子供の居る場所が無かったのだと思います。 将棋やカルタは歴史的には大人の遊びです。文字が読めることが前提ですから。平安時代は貴族、鎌倉時代は武士、室町時代は商人、江戸時代は庶民といった具合に、文字の普及と同時に遊び手の階層が広がったわけです。歌留多は16世紀後半にポルトガルから伝えられたと言われていますから、将棋に比べれば後発だったのですが、それでも江戸時代に爆発的に庶民に普及して、幕府はたびたび禁令を発したぐらいです。遊んでないで仕事しろって訳。木版画技術の普及で遊具の大量生産が可能になったという背景もあるのでしょう。犬棒歌留多というのですが、「い」が「犬も歩けば棒に当たる」で始まるいろは歌留多があります。こういう遊びを通してことわざも普及していったのでしょう。
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- kuroneko3
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ご質問の本題からは少しずれてしまいますが,昔は,子供の死亡率が高かったので,子供特有の遊びや生活習慣といったものに関心が示されることはあまりなく,子供の絵が描かれることも多くありませんでした。仮に描かれていても,単に大人を小さくしただけで,子供特有の表情や特徴などには注目していないような絵が一般的でした。 しかし,医療水準の向上などにより次第に子供の生存率が高まってくると,子供を対象にした近代的な学校教育が行われるようになり,衣服にも大人と異なる子供服が現れるようになり,美術も子供を対象にしたものが現れるようになりました。こうして「子供」という概念が誕生しました。 このような考え方は,フランスの歴史学者フィリップ・アリエスによって提唱されたもので,この人の著書『子供の誕生』によると,ヨーロッパでこのような現象がみられるのは17世紀に入ってからということです。 このような理論が日本人にも当てはまるのであれば,明治時代以前には日本でも「子供」が大人とは異なる存在だとは認識されておらず,絵に「子供」が描かれることもあまりなく,子供の遊びがどのようなものであったかを大人が注目し書物に書き残すこともなかったと考えられます。 子供でも,大人に混じって将棋やかるたをやっていた人は当然いたでしょうが,現代と異なり,別に大人の遊びと子供の遊びに違いがあるべきだとは思われていなかったので,誰も問題視せず書物にも残らなかったということではないかと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 本題から全然逸れていません。むしろ知りたかったことのひとつです。 歴史の本で子供の絵を見ないのは、それが原因なんですね。子供という概念がない、というのがすごく意外です。 他のご回答者様とは別の回答をいただいて、ますます歴史ってよくわからないことが多いなぁと思いました。
- 安房 与太郎(@bilda)
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── 碁・将棋・チェス・トランプ・タロット・花札・かるた・麻雀… …すべての原点はインドに発して、西洋ではインチやセンチとなり、東 洋で尺寸におさめられた。 http://d.hatena.ne.jp/adlib/19821101 盤外長考
お礼
ご回答ありがとうございます。 インドが発端なんですか。チェスやトランプ、タロット、麻雀は別としても他のものは全部日本だと思ってました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 一言でまとめられないくらい面白いですね。 でもやっぱり大人の遊びなんですね。文字が読めなければ、聞いてもわからないですしね。 屋内は大人の場所、屋外は子供の場所。うーん、なんだか興味がわいてきますね。