すげー単純化して言います。
債権とは例えば「1年先に利息含めて11,000円返すから、
今10,000円くれ!」って言う証書です。この証書を「買う」
人から見れば、これは「今10,000円預ければ、1年後に
11,000円になって戻ってくる預金と同じ」なので、この
債券の利回りは10%になります。
一方、この債権を「売る」方から見れば、「今、10,000円
もらえる」んですから、債券価格は10,000円です。
ただ、この「債権」、「本当に1年後に11,000円返ってくる
かどうか」は誰にもわかりません。信用が置ける企業とか
国ならいいんですが、今のギリシャみたいに、「1年後に
どうなるかわからない」所が売っていたりすると、怖くて
誰も買わないんですね。
仕方ないので「売る」方は「しゃーない、今受け取るのは
9,000円で良いから買ってくれぃ」と値引きします。結果
「売る」方の価格=債券価格は9,000円に下がるんです。
一方、この債権を「買う」方から見ると、今9,000円を払え
ば、1年後に11,000円になるんですから、年利22%という
「高利回り」の債権になるわけです。
要は債権を「売る」方から見たものが「債券価格」、債権を
「買う」方から見たものか長期金利、ということですね。
実際にはもっとややこしい評価方法をするのですが、
基本的な発想はこういう感じです。
お礼
大変詳しくご回答いただいて、ありがとうございました! とてもわかりやすかったです。ありがとうございました。