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鉄道総合技術研究所について
この前テレビで国分寺の鉄道総研が出て、最先端の鉄道研究をしているとのことでした。 運営はJR各社からの負担金らしいのですが、JR東海や東も独自の研究所を持っており、 また、日立や川崎などの鉄道インフラメーカーなどでも最先端の鉄道研究をやっていると思うのですが、 鉄道総研はその中でどのような位置づけになるのでしょうか? また、就職を考えているのですが、将来性などはどうでしょうか? NTT研とかは40~50で上級職につけない場合は大学などに転職しているようですが、 鉄道総研ではどうなのでしょうか? また仮に入って、それから転職する可能性が出てきたとして、転職には有利ですか? いろいろ質問ばかりですみませんがよろしくお願いします。
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>日立や川崎などの鉄道インフラメーカーなどでも最先端の鉄道研究をやっていると思うのですが、 まさにその通りで、結局鉄道の技術開発や製造をやっているのは日立や川重なわけですよね。もっというと、モーターやVVVF、ブレーキ、コンプレッサー、ドアシステム等等は各部品メーカーが技術開発/製造を行っている訳です。じゃあ鉄道総研の役割は?、、、というと、基本的には何も無いんですよ(苦笑) 日本の鉄道会社、、、とくに国鉄から続くJRは鉄道事業のリーダー会社として、日本の鉄道技術を引き上げる先導的な役割を担って来た訳です。鉄道は、その昔国策事業だったのでこの構図が成り立っています。要するに日本国が頭に居て、その次に国鉄(JR)。その下に各車両メーカー。で最後に各部品メーカーがぶら下がっている構図です。各日本の鉄道車両/部品メーカーは、その鉄道事業リーダーからの指示により研究開発を進め、製品を車両メーカーに納めている訳です。鉄道総研はその取り纏めの中心的な役割に居る、、、と考えれば良いのでしょうね。鉄道総研は物を作りません。単に「こういった物を実現したい」と各車両メーカーに指示を出し、物を作らせ、それらを吸い上げ評価をするだけの機関だと考えれば分かりやすいと思います。 一方海外鉄道事業外車はの場合こういった事業会社が先導となる事は殆どありません。ボンバルデイアやシーメンスといったメーカーが先導をし開発し、単に各事業会社(DB(ドイツ)やSNCF(フランス))に納めているだけです。この構図の方が一般的で分かりやすいですね。 ですので、車両開発をしたいのであれば川重や日立といった車両開発メーカー。ナブテスコ等の部品メーカーに就職した方が楽しいと思います。鉄道総研は簡単に言えば「金を出すし口も出す。開発はしないけど、金を出した分技術は吸い上げるよ」的な機関ですね。
お礼
回答ありがとうございます。 よく理解できましたが、疑問に感じたことがあります。 >鉄道総研は簡単に言えば「金を出すし口も出す。開発はしないけど、 >金を出した分技術は吸い上げるよ」的な機関ですね。 ここで思ったのですが、これはJR東とか東海などの役割ではないでしょうか? 総研は鉄道の運用を行っていないため、収入はJR各社の負担金などがメインで、 その額もそれほど多くはありません。なのでお金を出しているのはJR東とかがメインな気がします。 総研は鉄道をJR各社と協力して作っているという認識で、 お金はJR東や東海などが出し、コンサルタント的な役割かと思っていました。 そこで不安になることが一つ出てきます。総研の存在意義です。 将来的に可能性として、たとえば、今までだと何か新しい設備を作るとき、 JR東→総研に相談→総研から車両メーカ(日立、川重など)に指示→車両メーカから部品メーカへ といったフローが、 JR東→JR東から車両メーカ(日立、川重など)に依頼→車両メーカから部品メーカへ といったように総研を介さずになる可能性がありそうな気がします。 実際、JR各社の鉄道運賃収入が減ると、負担金も減るらしいので・・・ 何度もお手数なのですが、お答えして頂けるとうれしいです。 お願いします。