- 締切済み
国際教養大学
私は今カナダに高校留学中で、一年が経ちました。 将来は日本の大学に進むと決めているのですが、この大学をネットで発見して、第二志望くらいとして考えています。 帰国子女枠で受ける予定ですが、この大学、色々と良い評判と悪い評判聞きます。 まず第一に、授業がすべて英語で、インターナショナルな方とルームメイトになれるのは私にとっては最高です。高校三年間で身に着けた英語を失いたくないので。 田舎生活も、今カナダのすごく田舎の何もないところにいるので、大丈夫だと思います。休みには東京に帰れると思いますし。 勉強が大変なのも、大学で遊びたいわけではないので平気です。 ただ私が気になるのは知名度です。私でさえも今まで聞いたことのなかった大学ですし、やはり知名度のある東京の私立大とかの方が良いのでしょうか? 他にも、学校の雰囲気や授業内容など知っている方がいらっしゃったらお聞きしたいです。 ちなみに、私が今のところ考えている志望大学はこんな感じです↓ 1.東京外語大(一般入試でしか受けられないので、受かる自信はあまりないです) 2.国際教養大学(帰国子女) 3.上智大学、国際教養学科(帰国子女) 4.ICU(帰国子女) 5.関西外語大(帰国子女)
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
- poomen
- ベストアンサー率34% (784/2278)
おはようございます。日本は朝ですから さて、早々にお礼をいただき、きちんとした日本語を書かれるしたぶん聡明な方だと思い、しかし「うーん」と首をかしげる部分もありました。どうしようかな、と思っていましたら、#3の回答者の方がずばり、私が追加したかったことを補足して下さいました。 英会話能力は武器になりません・・私も申し上げます。 一つの例を示しておきます。日本で「国際肺がん治療学会」というものが開催されたとしますと、通訳は誰が行うか、これは「肺がんの治療に携わり、かつ手術経験のある英語も堪能な若手医師」が担当しています。理由はおわかりですよね。医学用語、手術用語その他、専門用語のオンパレードで実際に肺がんを治療したことのある人間でないと通訳は無理なんです。 つまり、「専門技術、専門知識、実務経験+その分野の英語能力」が要求されるのであって、日常会話能力だけではほとんど役に立ちません。たぶん、「国際素粒子学会」でも、通訳を務めるのは素粒子研究に携わりかつ英語が堪能な若手研究者であるはずです 社内公用語を英語としているユニクロや楽天は完全に道を誤っていると思います。遠くない将来に方向転換するはずです。 #2の方へは次の資料を用いて反論しておきます 国際教養大の就職先です。ただし4年分の累計です。 http://www.aiu.ac.jp/japanese/career/career01.html 学部規模が違いますが、慶応大学経済学部の一昨年度分です。 http://www.econ.keio.ac.jp/career/2009.shtml#career02 比較するのもおこがましいというのが現実ですね。 以上の理由から、都市部の総合大学で日本語環境に身を置いて学んで欲しいと申し上げました。 ☆ 一つ、課題を出しておきましょう。高三の時点で以下のことを英語でカナダ人に説明して納得させることが出来るでしょうか?出来ないと、やはりカナダに留学して得たものは多いでしょうが「失ったもの」もかなり多いといわざるを得ません 1・明治維新とはなんであったのか・・それはそれまでの社会体制をどのような社会体制に作り替えたのか経済面、政治面から説明せよ。またそのような社会変革を行ったきっかけはなんであったのかを説明せよ。 2・古代ローマ帝国が広大な領域を支配したその要因と、それの世界史的意義を説明せよ。 一般入試の論文試験でなら普通のレベルの問題です。これは、・・まずあなたの頭の中でこれらが英語であれ日本語であれ知識として整理され理解できていないと・・説明は出来ません。極論すれば日本語で理解も説明も出来ないことは、英語でも出来ないということです。
- u0821009
- ベストアンサー率41% (108/259)
まだ高校生だからしょうがないとは思いますが、 >「私たちには”英語”という武器があります。」 これは大きな勘違いです。アメリカやカナダで暮らして 身につけた日常会話英語の知識だけでは、飯の種に ならないことにご注意ください。 英語なんて武器でも何でもありません。 単なる手段です。英語力なんて、確かな専門性を 最低一つは身につけて、そこから身につけていくものです。 英語ができるからと言って、あなたはたとえば自動車会社の ブレーキ設計会議の場で、熱力学や回転やら抵抗やら 変な数式が飛び交う中で同時通訳ができますか? もう少し難易度を下げますが、日本で暮らそうとする 外国人のために、暮らしの税金である日本の所得税や住民税、 源泉徴収票、消費税の仕組みを正しく説明できますか? 工学部で熱力学やら何やら学んでいた時代は英語なんて ろくすっぽできなかった人でも、その後英語を勉強して、海外と 英語の電話やメールで制御工学についてやりとりできるようになる。 社会に出ればこちらの順番の方が圧倒的多数です。 一例では、英語がペラペラでもパイロットが使う管制英語なんて 後で身につけるものでしょうね。 で、前置きが長くなりましたが、私も国際教養大学は おすすめしません。多方面からの批判覚悟で書きますが、 東北大学に行けない人、つまり地頭は大して良くない人を 英語オンリーの環境、かつ秋田のド田舎に監禁して英語力を 無理やりつけさせようとしているだけの大学、その結果、 取り柄は英語だけという中途半端な人材しか生まないのでは、 というのが私のあの大学への評価です。その程度の素質の人に 英語に加えて専門分野、得意分野なんて、高望みでしかありません。 英語ができる「だけ」という人材はどこに行っても おおむね使い物になりません。 ICUや上智で広い交友、広い識見を身につけるべきです。
- snaporaz
- ベストアンサー率40% (939/2342)
「国際教養大の知名度」という点で回答します。 ここはいま「就職好調」「売出し中」の大学です。現学長(中島嶺雄氏:東京外国語大の元学長)が改革派。少なくとも採用担当者でここを知らない人がいるとすれば「もぐり」「職務怠慢」のそしりを免れないでしょう。卒業生のレベルについては、少なくとも私はまだ会ったことがないので、何とも言えません。
- poomen
- ベストアンサー率34% (784/2278)
こんにちは。どんな理由でカナダの高校に在学されたのでしょうか?雄大な自然の中でのびのびと暮らしておられるであろうと想像いたします。 で、大学は日本の大学に入学されることを希望されているんですね。私の知人に日本での大学を卒業し日本で社会人となり、やがて結婚を契機にカナダに移住した方がいます。その子供さん達はもちろん、小学校からカナダの学校で学んでいます。 その三人の子供さんとお会いして、色々お話をして、また知人とも話をした、その経験からあなたが日本の大学に入学され、そこで学ばれることについての問題点をお話ししたいと思います。もしあなた様がその点を十分に理解しておられれば余計なお世話になりますが、まあ読んで下さい。 私の友人は結局子供達を日本で教育を受けさせることを諦めました。理由は簡単で、とても日本の高校であれ、大学であれ授業内容についていけないということでした。 で、子供達はこう言いました「どうせカナダで働くのだし、たぶん死ぬまでここに住む。だから日本の学校に入学する必要性は感じない。全然問題とは思いません」・・英語でです。日本語ではこれくらいのことさえ話せないんですよ。 さて、たぶん小中は日本の学校に通い、高校からカナダの学校で学んでおられるあなたにも、知人の子供さんのことはある程度当てはまります。 あなたの場合も日本語の運用能力が落ちていると考えることが出来ます。それはつまり日本の大学レベルの法学とか経済学どころか、高校レベルの数学、社会、理科、国語の知識や学力が日本の高校に通う同年代の方達に較べると著しく劣っているということです。 そこら辺の自覚はありますか?いや、自分なりに勉強しているので、日本語の読み書きの能力、数学の微積分も、物理、化学、生物、など、それから日本史、世界史、政治経済の学力も決して日本の高校生学ぶ同年代の方達に劣ってはいないと言い切れますか。 実はあなたが日本に戻ってきての一番の課題は、英語の運用能力が落ちることではありません。カナダで学ぶ事が出来なかった上記の分野の知識・学力をいかにして平均的日本人並みに持ってゆくか、ということなんです。 この問題はいまも現在進行形です。あと二年で、ますます日本で学ぶ生徒達よりもその格差は開いていきます。確実に日本社会であるいは受験で必要な一般常識・基礎学力に欠けた人間になりつつあるということなんですよ。 もし、その対策のためにダブルスクールで日本の高校生達が学ぶのと同じ教科書で、すべての教科について学んで、好成績を収めているのなら謝罪します。 しかし、それをやっていないのなら上に述べた私の懸念は現実となり、あなたはその現実の前で呆然と立ちすくむことになるでしょう で、秋田の国際教養大学ですが、あなたには居心地がいいと思われますが、私はお薦めしません。まず講義内容のレベルが低すぎるからです。理由は簡単で、日本語でも理解が難しいことを、無理して英語で講義する必要があります。その結果、深い内容に立ち入ることが出来ません。従って学生の英語の運用能力はともかく、知的レベルというのは高くありません。 また深い内容が講義できる研究者も教員も在籍してはいないのです。所詮は教養学部です。例えば経済学を学んだとしてもちょっとした私立大学や国立大学の経済学部の出身者にはとても及びません。 私は日本語で授業が行われる都市部の総合大学をお薦めします。日本に帰国後は徹底した日本語環境の中で必死で勉強してゆく必要があります。そこで失われた三年分の勉強を一年くらいで平均並みに持ってゆく必要があるからです。 でなければ、あなたは英語の運用能力と引き替えに、日本社会で生きてゆく、それはまた企業で働くに必要な最低限の学力・知識を永遠に獲得できないからです。 日本の大学で、講義について行くことさえ難しい、卒業も困難。卒業しても日本社会が最低限求めている常識や学力にかける人間はどうしたらいいのでしょう? 一度お考え下さい。余計な心配でしたら・・何度も言いますが・・ごめんなさい。
お礼
回答ありがとうございます。 確かに、おっしゃていること、当てはまります。 でもその知人のお子さんとの違いは、彼らはきっとカナダのほうが自分らしく生きていけるのだと思います。 私の場合は、今までの人生日本で過ごしてきて、こっちに留学し、また改めて日本の良さがわかりました。ですので、日本に戻ることはほぼ100%確定となると思います。 私の日本語能力も、おっしゃっているようにこれからどんどん劣っていくと思います。 実は、志望校リストに書いてある東京外大なのですが、一般入試で受ける予定です。センターでは、世界史、国語、数1、理科から一科目、英語が必要とされます。私としては、夏休みの一時帰国中などに専門の予備校などに通い、勉強をしたいと思っています。 そこで劣っている分を取り戻せたら、と考えております。 しかし、もし落ちた場合は、上智の国際教養学科などに帰国子女枠で入学し、授業を英語で受けることになると思います。 私的な意見を言わせていただくと、上智や早稲田から出た帰国生たち(私と同じ状況で普通の日本人よりも日本語的知力が劣っているだろう)の中でも、たくさんの人が日本の社会で活躍しています。日本語知力が欠けている分、私たちには”英語”という武器があります。 逆に、日本語しか話さないような大学へ行った場合、私たちは完璧に英語を忘れていまうと思います。そうすると、留学した意味が全くもってなくなっていまいます。 今の日本の社会、日本語の能力だけがすべてではありません。語学力も多いに必要とされています。 失礼ながら、私なりの意見を言わさせていただきました。 国際教養大学の件は考え直してみたいと思います。 講義内容のレベルが低いのは困りますので。 ご丁寧な回答と忠告ありがとうございました。 参考にさせていただきます。