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安保理決議に反した場合?
北朝鮮が、今日、明日にも人工衛星を打ち上げるかも知れません。たとえ人工衛星でも、安全保証理事会の決議違反は変わらないそうですが、決議違反すれば、その後、北朝鮮を待っているものは、何なんでしょうか?世界各国の「非難」だけでは、制裁にはなりません。一切の援助、支援を打ち切るのか?打ち切る場合、北朝鮮を擁護する国にまで、それは徹底されるのか?それとも、何とも言えない中途半端な制裁にしかならないのか?一体どう何でしょうか?
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前回の国際連合安全保障理事会決議第1874だと、国際連合憲章第7章(平和に対する脅威、平和の破壊及び侵略行為に関する行動)の、同憲章第41条に基づく措置(非軍事的制裁措置)が取られています。 http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/n_korea/anpori1874.html 前回よりも緩い制裁に成るとは考えがたい(同等以上の措置が取られそう)と思うのですが…。 核実験の中止や弾道ミサイル打ち上げの停止を受け入れる事で、制裁措置の解除が成されたのですから…。 (まあ、流石に第42条[軍事制裁←要は国連軍による武力侵攻など]が適用される可能性は低いとは思いますが…。) なお、国際連合憲章第7章第41条とは以下の様に規定されています。 第四十一条 安全保障理事会は、その決定を実施するために、兵力の使用を伴わないいかなる措置を使用すべきかを決定することができ、且つ、この措置を適用するように国際連合加盟国に要請することができる。 この措置は、経済関係及び鉄道、航海、航空、郵便、電信、無線通信その他の運輸通信の手段の全部又は一部の中断並びに外交関係の断絶を含むことができる。 http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/~worldjpn/documents/texts/docs/19450626.O1J.html また、安保理決議は国連加盟国に遵守する法的拘束力(第25条)[従わなければ、除名を含む制裁措置が取られる]があります。 (拘束力を持たない場合は、議長声明[ただし義務が伴わないだけで決議と同様の決定を下せる。]や、公式コミュニケ[関係国への要請]やプレスステートメント[意思表明]があります。) この為、前回の北朝鮮への制裁を決める安保理会議では、中国などは何とか議長声明に抑えたい or 第41条の適用だけは避けたいと、暗躍しました。 (結局、加盟国に対する臨検実施の義務化等の文言が削られるに留まった。) なお、前回の制裁では金融封鎖(預金封鎖や送金の停止)や禁輸措置(人道上の理由の場合は除く)およびそれを徹底させる為の臨検などが実施されました。 (米海軍が北朝鮮船籍の船舶を臨検する為に、海上を追い回して北朝鮮に引き返させたり、インド当局が北朝鮮からの物資[ミサイルを輸送中の疑いが有った]を運ぶミャンマー船籍の臨検と船員の拘束を行いました。)
お礼
おはようございます。ありがとうございます。言われてみれば、何かそのような事がありましたねぇ、思い出しました。ずっーとやってるんだろうなとも思ってましたが、終わってたんですね。短期集中の制裁ですかね?ありがとうございました。