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貨幣価値
国々の貨幣価値はなにを基準にしているのでしょうか?子供の頃、その国の所有する金の量が基準であると聞いたような気がしますが、教えてください。
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- georgebush
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何か誤解があるような気がします。 為替レートに関して言えば、 1米ドル=110円 1ユーロ=140円 1ポンド=200円 の場合、価値の順位が1位英ポンド、2位ユーロ、3位ドルと言うわけではないのです。 日本から200円を持ってイギリスに行ったら、1ポンドの価値のものが買えるし、1ポンドをイギリスから持ち込んでも、日本で200円の価値のものしか買えません。 ユーロもドルも同じです。 他の皆さんの言うとおり、かつて金が通貨として使われていた時代の名残として、長い間金本位制が採られてきましたが、現在では基準はありません。 為替レートの決定は、市場原理によって行われています(理想的にはそのはず)。 日本からの輸出が増えすぎれば円高になって、日本の輸出が減少するような調整機能が働くのです。
- apple-man
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通貨価値の差は為替レートに反映されます。 日銀などが各国通貨当局が介入するときを 除いて、為替レートが主にどんな要因で 動いているかニュースなどを見ていると分かると 思います。 実際にはいろいろ複雑な要因がありますが、 主にインフレ率、公定歩合などです。 世の中、余っているものの価値は下がるもの ですから、インフレで金余りだと通貨の価値も さがります。 >国々の貨幣価値はなにを基準にしているのでしょうか? かつては確かに金が基準でしたが、今は暗黙の うちに米ドルが貨幣価値の基準になっています。 米ドルが基軸通貨と呼ばれる所以です。 ですから日本のニュースなどでもしきりに 対米黒字とかアメリカと日本の公定歩合の差が 出てくるのです。アメリカとの経済の差が 通貨価値を表すと言っていいでしょう。
金の量が貨幣価値の基準(金本位制)だったのは、50年程前までです(お金を持っていくと金に交換できました)。 現在は、ほとんどの貨幣が、不換紙幣となり、金とは関係が有りません。貨幣の流通量の増加に対して金の絶対量が不足したのか、金の一国集中が起きた為なのか、金本位制の崩壊原因は難しいところです。 現在の貨幣価値も難解ですよ。 一応、貨幣数量説でしたっけ、その国の経済規模に合わせた、貨幣(紙幣)を流通させて、国内の経済的な「財」とのバランスが、基準と言うしかなさそうです。 金本位制の頃の事については、日銀の「貨幣玉手箱」というHPが詳しいです。
お礼
子供の頃、親父は金がお金の価値を出すのだ、だからイギリスのポンドはあんなに高いのだ、更に英帝国は何世紀もの植民地政策で世界中から金銀を略奪したから今がある、たいした生産能力もない国だけど、などなど一杯やっては言っていましたが、現在は国際経済の複雑さゆえにそう簡単に一定の基準など決められないのですね。 ありがとうございました。
お礼
現在の世界経済の複雑さから見るとやっぱり一定の基準と言うのは難しいようですね。確かにメディアを見ていると世界経済がドルを中心に動いているように見えます。 ありがとうございました。
補足
ドルが暗黙の基準となると、世界一の外貨準備高を誇る日本の円はドルについで価値の高いお金となるはずですが、ポンドやユーロより安い、普通考えられる理論は通らないようですね。