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a≪xのときの近似

a≪xのとき、  (1) 1/(a^2+x^2)^(1/2) - 1/x  (2) x/(a^2+x^2)^(3/2) - 1/(x^2)   はどのような値になるでしょうか? 考え方・計算方法も教えていただけると助かります。 よろしくお願いします。

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  • stomachman
  • ベストアンサー率57% (1014/1775)
回答No.4

 a≪xじゃどうにもなりません。条件は、|a|≪|x|の間違いでしょう。  式の格好によっていろんな手が使われますが、しかし大抵の場合に通用する一つの定石はマクローリン展開です。  まず、「xは定数、aが変数だと思う」んです。たとえば   f(a) = 1/(a^2+x^2)^(1/2) - 1/x のように。そして、これをaが小さい時に成立つ近似式で表してやる。  マクローリン展開は   f(a) = f(0) + (f'(0))(a^1)/(1!) + (f''(0))(a^2)/(2!) + (f'''(0))(a^3)/3!) + … です(「!」は階乗)。  上記のfをaで微分したものf'、2回微分したものf''、…を計算すると(「xは定数、aが変数だと思う」ことに注意して)   f'(a) = -a / ((a^2+x^2)^(3/2))   f''(a) =(2(a^2)-x^2) / ((a^2+x^2)^(5/2))   f'''(a) = 3a(3(x^2)-2(a^2)) / ((a^2+x^2)^(7/2)) なので、   f(0) = 1/|x|- 1/x   f'(0) = 0   f''(0) = -1/|x|^3   f'''(0) = 0 であり、従ってこの場合にはマクローリン展開は   f(a) = 1/|x| -(a^2)/(2(|x|^3)) + … と書けます。右辺をどこまで続けるかは目的によりますが、普通はaの0次~2次の項ぐらいまでを使って、以降を捨て、それを「n次近似」と呼ぶ。この場合、f'(0) = 0だから0次近似と1次近似は同じで   f(a) ≒ 1/|x|- 1/x また、f'''(0) = 0だから2次近似と3次近似は同じで   f(a) ≒ 1/|x| - 1/x -(a^2)/(2(|x|^3)) ということになります。

njavip
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 マクローリン展開の存在を忘れていました…。 丁寧な解説、とてもわかりやすかったです。

その他の回答 (4)

  • alice_44
  • ベストアンサー率44% (2109/4759)
回答No.5

a でマクローリン展開するよりも、 No.2 のように t で展開したほうが良くない? 計算はほぼ同じだが、考え方としては。

njavip
質問者

お礼

アドバイスありがとうございます。参考にさせていただきます。

  • matelin
  • ベストアンサー率64% (20/31)
回答No.3

No2です。その回答に誤りがありました。 文中の2箇所の 1+px は誤りで、1+pt が正しいです。 なお、(1)(2)は (1+t)^p に変形できると書きましたが、 その時の t は、t<<1 を満たす量というものであり、 a/x もそうだし、(a/x)^2もそうです。

njavip
質問者

お礼

そうですね。補足ありがとうございました。

  • matelin
  • ベストアンサー率64% (20/31)
回答No.2

こんばんは。 問題には、さらに 0<a の条件がありはしませんか? もし、そうなら、 a/x << 1 ですから、a/x=t とおくと、t <<1 です。 ところで、t <<1 のとき、 pを正の実数(定数)とするとき、  (1+t )^p は、1+px と近似できることは、習いましたか。 これは、(1+t )^p =f(t) とおく時、 f(t)を f(0)+f’(0)t で近似することを意味します。 あなたの問題の(1)も(2)も、 第1項は (1+t )^p という形に、変形できますから、 それを 1+px と近似すれば、答えが出ますよ。

njavip
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 ご指摘のとおり、a>0です。 参考にさせていただきます。

  • fjnobu
  • ベストアンサー率21% (491/2332)
回答No.1

両方ともa=0とするとどうなりますか? aはxに比べて非常に小さいのです。

njavip
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。

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