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太陽光発電システムの業者提案について
- 太陽光発電システムの導入を検討中の新築住宅において、2つの業者から提案を受け取っています。提案内容や試算結果を比較して、最適なプランを選ぶためにアドバイスを求めています。
- 提案内容は、A社が東芝の単結晶パネルを使用し、B社がシャープの単結晶パネルを使用しています。いずれの業者も導入費用は現金1回払いの金額で提案しており、A社の導入費用は277万2千円、B社の導入費用は275万円となっています。
- A社はモジュール変換効率が世界一高く、パネル確保には時間がかかる可能性があります。一方、B社は10年間のモニター管理や無料定期点検などのサービスがあります。両社の試算では、元を取るまでの期間はA社が11年、B社が9年です。
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まず、普通に考えたらシャープでしょう。 以下にその理由を述べます。 シャープが良い点。 ・おそらくシミュレーションの売電率は60%を上限にされているはずです。 6kW台であれば、もう少し売れる場合もありますので、5kWにも満たない東芝よりも 断然お勧めです。 ・カラーモニタが10年保証である点。これはシャープはパワコン単体では動かず、 モニタはリモコンとして使われるからです。他は大抵モニタは1~2年保証です。 しかも、それなりに壊れるものですので、10年保証は心強いです。 ・モニタリングサービスでメーカーが点検してくれること。 常時LAN接続回線があれば、モニタリングサービス加入がお勧めです。 工事費は掛かるでしょうが、その価格ならコミコミでもやってくれるかも? 年会費などは無料です。これはオススメです。 ・架台が優れている点。おそらく支持瓦のCかDのタイプで提案されているはずです。 東芝は、おそらく瓦に穴をあけるか、支持金具の工法でしょう。 シャープは、屋根にペッタリくっついているような低めのデザインで、 見た目も綺麗ですし、台風など風の影響も少ないです。 このあたりは歴史と実績によるものですね。 ・10年保証が優れている点。 台風などで、何かが飛んできてパネルが壊れた場合はもちろん、 万が一、パネルが飛んでいって物を壊した場合の保険にも対応しています。 逆に東芝がお勧めで無い点 ・アメリカのサンパワーからパネルを買って、東芝ブランドとして売っている点。 自社で設備を導入している訳ではないので、会社が倒産しなくても、 いつでも事業を撤退する可能性があります。東芝は基本、選択と集中の会社です。 ネットでも調べてみてください。今まで何度も事業を切り売りしています。 アメリカの他社や、ドイツのQセルズさえ破綻しました。 サンパワーが倒産しないという保証はありません。 10年後に修理用パネルが供給されなければ、一体どうなるでしょうか? もし、3月末に見積をとったのなら、改めて見積を取り直してください。 4月以降で、各メーカーの新価格になっています。 太陽光発電の業者は、色々あって規模の小さい会社はいつでも撤退しますので、 後々のメンテナンスが受けられない場合があります。 産業用の実績など、事業を数多く展開している会社でなければ、 数年後に淘汰、または自主撤退(儲からないから)という理由で、会社が消えているかも? >私は、用心のために、11年目以降の売電価格は、24円で計算しています。 通常はそれです。まともな業者ならその話はしますし、 シャープのメーカーシミュレーションには、右下の説明項目5番に、 その旨を記載しています。 太陽光発電のシミュレーションについては、概ね数値通り、 または数値より1~1.5割り増しの発電をします。 しかし、初年度に関してはという条件付です。 シミュレーション数値というのは、パネル自体の劣化や、 様々な悪条件(気象、日照、黄砂、汚れ、多少の影)を考慮しています。 国内メーカーの出力基準というのは、 10年間で公称最大出力の90%の90%、すなわち81%以下にならないと、 出力低下保証は受けられません。 そういった意味でも、例えば実際の発電量実績を見せて、 「ほら、ホントはシミュレーションより多く出てるでしょう?」 というのは、大きな間違いです。 歴史が浅い業者か、インチキ業者はそのような売り方をしています。 要するに、「知らない」、「知らされていない」わけです。 おすすめするのであれば、東芝よりパナソニックです。 ただ、シャープの回収の良さには及ばないです。 基板交換4万円とありますが、15年以内なら実際はもっと掛かるでしょう。 コンデンサが膨らんだり、電子部品が劣化します。 機器部品の寿命自体が10年程度ですので、それなりに修理費は掛かります。 それ以外にも、もしメーターがお客様持ちのエリアでしたら、 メーター更新費用が10年ごとに掛かります。 業者にもよりますが、2万円台から4万円くらいまで。 シャープの電子電力量計であれば、もう少し掛かるかもしれません。 撤去費用は、その設置した業者なら、おそらく20万円もあれば、 十分足りるくらいではないかと思います。 安い業者なら実費で10万円くらいでやる所もあるかも知れませんが、 その時代の産廃処理価格に左右されます。 ガラスやアルミフレームはリサイクル可能ですので、 やはり上限でも20万円くらいかと思います。 いずれにしても、私はシャープイチオシです。 ローンは金利分で、回収年数が1.5年くらい延びますので、 現金払いがお勧めですね。
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- noe03
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熱の問題に答えていなかったので追記します。 >・シャープは熱に弱い(猛暑だと発熱しなくなる)そうですが、単結晶でも同じでしょうか? 例えば、パナソニックのHITは熱に強いという印象がありますが、 実際、シャープの多結晶とパナソニックHIT、同じ条件で、 例えば4kWの設置容量であれば、年間発電量で1割ちょっとの差しかありません。 2割、3割という業者はインチキです。 昔の三洋電機時代のカタログに、「熱に強い」という記載がありました。 しかし、少しオーバーな表現であったため、途中から削除されてしまいました。 販売する側にも、その時のイメージが残っているのでしょう。 実際、単結晶については、バックシートが黒色のものは、 実はほんの僅かですが、効率は悪くなります。 仮にシャープのブラックソーラーの場合は、冬や東西は、 あまり発電量は良くなかった印象です。 結晶系であれば熱による影響があるのは当然です。 アモルファスや金属化合物系は良いかというと、そうでもありません。 どちらかと言えば、結晶の純度の問題かと思います。 トータルコストや全体のバランスで見れば、 屋根が広い場合は、 シャープ>京セラ>パナソニック>・・・・>東芝くらいかと思います。 京セラも意外に良くて、多結晶でも効率が良い部類です。 シャープの多結晶よりもオススメです。セルは社内製作ですからね。
お礼
詳細な説明、ありがとうございました。 とても参考になりました。 メーカー選び、業者選びに役立てます。
東芝は効率も値段もいいですよね。 正直東芝のパネルとサンヨーのパネルの差は微々たるものです。 確かに数字上では効率の面では多少は上かもしれませんが、ほとんど無視できるレベルかと思います。 その分価格に反映できなければメーカーとして普及は望めません。 東芝製はあまり一般的ではないのはそういうところからでしょうね。 A社、B社共に価格は妥当なところかと思います。 ただし結果的に後乗せであり、後乗せには多大なリスクが伴います。 屋根材の種類によっては雨漏りの危険が倍増します。 定期的な屋根のメンテナンスにも余計な費用が発生します。 最悪は太陽光発電を乗せる事でハウスメーカーの補償が切れます。 後乗せで5KWクラスだと1t程の設備重量になりますので、事前にそれなりに補強がされてなければ耐震上の不安が増します。 屋根面に一杯に乗せれば余計に風を巻き込みやすくなるので、強風や台風などによる不安も更に倍増します。 ところで太陽光発電を乗せる目的はなんですか? 光熱費の削減が目的ではないのでしょうか? 質問者さんは何年かで元を取ることしか言ってませんが、先ずは元を取る事が前提なんですか? 設備投資分を短期間で全面回収する事が前提なら、そのような投資をしてリスクを背負ってまでやるような事ではありません。 太陽光発電はけして儲かるものではありません。 先ず5KWを超える枚数を乗せられる屋根なのでしたら、多少の発電効率の良し悪しよりも、できるだけ多い枚数を乗せて最大発電容量を重視した方が確実に違います。 また質問者さんは設備投資分の回収を主に重視してるようですが、それなら日中の発電してる時間は全量を電力会社に売電すべきで、僅かでも自家消費してはいけません。 そもそも質問者さん宅の毎月平均の電気料金で全てが決まると思います。 A社、B社共に年間の売電料金をいくらでシュミレーションしてるか知りませんが、その程度の設備では全量売電しても年間の売電料金が20万を超えるとは到底思えません。 それで10年そこそこで元を取れると考える方が浅はかです。 ちなみに我が家はHITの5KWで売電料金48円ですが、年間20万には遠く及びません。 最も日中も家人がいて自家発分を僅かでも自家消費してるせいもありますがね。 それを差し引いても20万は無理でしょうね。 太陽光パネルの発電効率は年々僅かずつ下がります。 10年後には確実に数字に表れるでしょう。 どんなパネルでも夏場の日中は発電効率が激減します。 HITなら曇りや雨の日でも発電しますし、夏場の発電低下も多少は抑えられます。 撤去費用は最終処分までの全額を考慮すると、設置した額のおよそ半分近くになると思われます。 ここまでシビアに気にする人には太陽光発電のメリットは出ないと言えますし、初めからやらない方が損しないと思います。 質問者さんは太陽光発電を現金で買えるくらいにお金があるのでしょうから、もしやるなら設備投資分は忘れることです。 毎月の光熱費をどれだけ削減でき、どれだけの売電料金が毎月入金になるかという楽しみだけでやるべきではないのかなと思います。 そしてそれらに付随する追加投資が発生した際には、それまでの利益から何も躊躇わずにお金を出す事です。 なので本来は太陽光発電はそのくらいに経済的に余裕のある人がやるべき事なのです。
お礼
回答ありがとうございます。 太陽光発電を乗せる目的は、もちろん、光熱費の削減が目的ですが、そもそも、元が取れなければ私はしません。 本末転倒になるからです。 したがって、業者が提示するシミュレーションはとても重要です。 11年後の売電価格は不確定なので、そういうのを当てにするのは危険だと思っています。 シミュレーションの根拠となる年間発電量については、広く感想を求めたいので、別途、質問に記載します。 経験者としての意見は、とても参考になりました。
- mac1963
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>2社とも、メーカーのカタログ数値に近い年間発電量で試算して提案しています。 無理ですね お住まいの地域での実績が無いなら少なめで判断した方が良いでしょう 災害等による破損等のリスクはどうお考えですか 台風でパネルが飛んでしまった等の保証は有りますか おそらく貴方の試算では元は取れないと思います そもそも元を取るというつもりならやめておいた方が良いでしょう 場所が詳しく書かれていないので一般的な意見です 環境の為とか自己満足とかそういった事なら設置に反対はしません 目的が元を取る為というならやめといた方が良いでしょう
お礼
回答ありがとうございます。 現在、5業者から見積を貰っていますが、自然災害補償に入るのを勧める業者も居ます。 保険費用は10年で23000円ですが、入っておいた方が良さそうですね。 償却期間については、もう少し検討します。
お礼
詳細な説明、ありがとうございました。 とても参考になりました。 メーカー選び、業者選びに役立てます。