ぶっちゃけていえば、日本はドイツやフランスの国々とだいたい同水準の支出を行なっています。
しかし、税や保険料の合計した水準はドイツやフランスなどより低いのです。
その差額は赤字国債によって賄われているわけです。
これは難しいことを考えずにシンプルに考えれば良いのです。
今金を使っているのは今の世代、特に今の老人たちです。
つまり、今の借金は今の老人たちを養うために費やされています。
そして債権はいずれ返していかなければいけません。
その時は増税という形を取るしかありません。課税が出来る対象はその時代に収入がある人たち、つまり将来働いている世代です。
つまり、今の老人たちを養うために使ったお金を将来の若者たちが払うということです。
本来は自分が使うものの金は、自分たちで払わせるべきなのです。
日本の貯金の殆どを持っている老人たちを養うために、貯金がない世代に借金をかぶせているのが現状です。
その結果どうなるかといえば
1.デフォルトする
年金や保険などが全て紙くずになる。
経済が大混乱し大きなダメージが発生する。
日本の信用が地に落ちる。
2.少しづつ返していく
つまり、今の老人たちを養うために使ったお金を将来の若者たちが払うということです。
結局1よりはマシということで2が取られるのでしょう。
つまり現状は以下のとおりです
1.現状の大問題は多額の借金と高齢化という問題
2.最終的に増税はやむを得ない。
3.しかしその前にやることはある。
■その前にやること
借金を返す方法は以下の3つです。
1.経済成長により収入を増やす
2.増税により収入を増やす
3.歳出削減により支出を減らす
本来はまずは1と3をやった上でそれでもダメな部分を増税するべきです。
まずは経済成長です。そのためには1にも2にも競争です。
それを潰したのは民主党です。競争を反対し、規制緩和を反対し、雇用規制を強化し、経済を潰しました。
歳出削減については、歳出を減らすどころか増やしたのが民主党です。子ども手当などが有名ですね。
本来は年金や医療保険については金を持っている人は、老人でもきちんと金を払ってもらうべきなのですが、それをやっていません。後期高齢者医療制度はその先駆けでしたが、民主党が潰しました。
このように、面倒な競争や歳出削減などから逃げた挙句に増税をしようとしているのが現在の政策です。
お礼
とてもよくわかりました。 政府に改革の能力があるのかどうか心配です。。 ありがとうございました。。