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物理I・IIの力学において
すいません、今、物理I・IIの勉強をしているので すが、力学分野の「単振動」で出てくる公式の使 い方が分かりません。 円運動の立式方法と強く関係しているそうなの ですが、どう関係している のかが分かりません 。 どなたかお分かりになる方いらっしゃいましたら 、お教えいただきたいのですが、よろしくお願 いいたします。 文章の表現力が乏しく申し訳ありません。
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等速円運動を、"横"から見ると、単振動になる、ということはご存じですね? イメージとしては、等速円運動している物体に横方向から光を当て、少し離れた地点に置かれたスクリーン上に、"影"(射影と呼ばれます)を映すと、射影が往復運動するように見えます。この、射影の往復運動こそが、単振動なのです。 単振動を数式で表現するときには、等速円運動する物体の射影の運動を表現すれば良いです。 具体的には… 射影が往復運動する方向に、x軸をとり、往復運動の中心を原点とします。 等速円運動の角速度をω,半径をA,速さをV,加速度の大きさをαとします。 等速円運動ですから、ω,A,V,αはすべて一定の値です。 以降は、添付図を参考にして辿って下さい。 円運動は、時刻0でR点の位置から、左回りに角速度ωで始まったとします。 時刻tあとにはθ=ωtだけ回転しているはずで、そのときの位置がP,射影の位置はP'です。 図から、P'の位置は、原点からPQの距離だけ離れていますから x=PQ=Asinθ=A・sin(ωt) ∴x=A・sin(ωt) 式(1) と表現できます。 物体Pの速度ベクトル(図のV),加速度ベクトル(図のα)は、物体に付いた矢羽根と見ましょう。すると、P'にもその"影"が付いています。このVやαの射影が単振動の速度vや加速度aに当たります。 図形的に見ると v=V・sin(π/2-θ)=V・cosθ=V・cos(ωt) V=A・ωですから v=Aω・cos(ωt) 式(2) aの大きさは α・sinθですが、明らかに負の向きですから、ベクトルとしてのaは a=-α・sin(ωt) α=A・ω^2 ですから a=-Aω^2・sin(ωt) 式(3) (1)~(3)が、円運動から推測できる、単振動の変位x,速度v,加速度aを与える公式となります。