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小論文の添削をお願いします。

大学の後期試験で、人間生活系の学部を志望しています。 一応、小論文の型にはめて書いたつもりなのですが 自分的にはしっくり着ていません。 言い回しや内容などで、 引っかかるところや改善点があれば指摘していただきたいです。 文字数が1500字以内と非常に多いのですが、 添削していただければ幸いです。 テーマ『食事の生理的役割と社会的役割について述べ、     その役割を機能させるために、どんな知識を得て、何を実践すべきか』  食事の生理的役割とは、食事によって体に必要な栄養素を補い、健康な体を維持できることである。社会的役割とは、食事を通して、生命に対して感謝したり、精神的な安らぎを感じたりできるということである。この二つの役割を十分に機能させるために、私は家族みんなで手料理を食べる必要があると考える。    たしかに、現代社会では、夫婦共働きで、子どもたちは夜遅くまで塾に通っているという家族の形態が増えた。そのため、忙しい毎日の中で、料理を作る時間がとれないばかりか、家族そろって食事をするということも非常に難しくなっている。家族間の生活サイクルが合わず、家族のコミュニケーションは減少する一方である。家族の構成員それぞれが、違うものを好きなときに食べる「個食」や、自分ひとりだけで食事を済ませてしまう「孤食」などが進んでいるのが現状であり、スーパーの出来合いの惣菜や、手軽に食べられるファーストフード、インスタント食品などは人気が高い。しかし、朝昼晩の食事のうち、せめて一回だけでも、家族で手料理を食べることには、大きなメリットがある。  自分ひとりだけで食事をしたり、出来合いの料理ばかり食べていると、脂肪分や塩分がどうしても過剰摂取になりがちだ。特に、子どものころからこういう傾向が強いと、成長期に必要なさまざまな栄養素を十分に摂取することができず、将来大人になったときに、生活習慣病や、メタボリックシンドロームは避けられない。しかし、家族みんなで食べるために作られた手料理は、家族の健康を考えて作られたもので、味付けや栄養も考慮されている。また手料理には、料理を自分で作るという楽しさもある。これは出来合いのものでは味わうことのできない楽しさだ。食べてもらう人のことを考えて、料理を作るためには、栄養だけでなく、おいしく食べてもらうための食に関するさまざまな知識が必要になる。食事を作ることを通じて、そういう知識を学ぶこともできるのである。    そして、家族で食事をすれば、自然と話がはずむ。その中で、親は、子どもたちの学校での様子や、最近の興味、関心などを知るだけではなく、食事量などによって子どもたちの健康状態をも知ることができる。また家族での食事は、箸の持ち方や、食事のマナーなどの日本独自の食に関する伝統や慣習を、親が子どもたちに教える機会にもなる。子どもたちにとっても、親から教わった食に関するさまざまな知識を通して、食べられるということのありがたさ、食事を作ってくれる親に対する感謝、そして生命の大切さを学び、人間的に成長できる機会である。手料理を食べることで子どもたちは、親に対する尊敬や信頼を深め、家族の絆がよりいっそう強くなっていくのだ。    したがって私は、家族みんなで手料理を食べることが、食事の果たす役割を機能させるために必要であると考える。そして、子どものころからそのような家庭で育った人々が、次の世代にも食事の果たす役割の大切さを伝えることができるのである。  (1227字)

みんなの回答

  • snaporaz
  • ベストアンサー率40% (939/2342)
回答No.2

食事の「社会的な役割」として、まあ一般的な解答として想定されるのは「食事の時間を親睦や商談に使う」ということでしょうね。 後段であなたが述べている「家族」も確かに社会の最小構成単位なので、「社会的」ではあります。しかし1500字と大きめの枠の中で結局「家族」から一歩も出ないのはどうだろうか、と感じました。「生命について感謝したり、精神的な安らぎを感じたり」というのは、社会活動を通じて個人に得られる二次的なもの(感情)なので、外しているとは言わないまでも、それを軸とするのはやや弱い感じです。 また、「どんな知識を得て、何を実践するか」に対し、あなたは「家族みんなで手料理を食べる必要がある」と答えています。「どんな知識を得て」の部分が欠落しており、読み手はおや?と感じます。ただしそのあとで、「手料理を作るためには栄養そのほかの知識が要る」と補足しているわけです。「食べる必要がある」ことと「作るための知識」をつないだ。少しずれがありますよね。このあたりは#1さんとのやりとりで理解されたようですが。 「栄養や調理法などの知識を得て、自ら料理を作り、それを家族に食べてもらう」「マナーや食文化についての知識と理解を、食卓を家族で囲むことを通じてはぐくむ」などとするほうが自然につながります。ただしそれで1500字埋めろと言われると、私にはちょっときついかも。なので、題意を誤解していないことを示す目的も兼ねて「社会」の定義を少し広げる必要があるんじゃないかと感じたのです。 書いている最中にも「この問いに対する答え」として適切か、ずれていっていないか、を確認するように心がけましょう。あんまり準備しすぎると「仕入れたものを披露したくなって脱線する」という可能性も人間の心理として否定できないところです。 しかし文体や全体の構成はしっかりしているので、合格点はもらえると思います。

nemoria
質問者

お礼

返事が遅くなってしまって すみません。 やはり私の書き方で論を進めていくと 内容が薄く、無理やり1500字埋め合わせている感じですね… 自分でも使える話のネタを増やしたいと思います。 詳しく添削していただき ありがとうございました。

  • akeshigsb
  • ベストアンサー率49% (536/1074)
回答No.1

元塾講師です。しっかりと勉強しているところが随所に見受けられます。またやたら難しい表現などを使っていないようなのでその点は今後も意識した方がいいです。試験本番だからと言って難しい表現が使わないようにしましょう。 まず、あなたが書いた文においての訂正(言葉の使い方)を書き、次に全体の構成に関することを書きます。  第一段落の「健康な体を維持できること」「精神的な安らぎを感じたりできるということ」ですがこの「できる」がおかしいです。「維持させること」等にした方がいいです(できれば「人に」などが文の途中にあった方がいいです)。もしそのままでは「食事の生理的役割」が何か動作をすることになり(主語が「~役割」の文のため)、その動作を自分に向ける自動詞的な表現になるからです。 (少し難しい内容なので分からなければとばしてください)  3段落の冒頭に「なぜなら」・「例えば」等を入れた方がいいです。3段落は2段落の「大きなメリット」について話が進められているため上記の接続詞を入れた方が読みやすく、採点官にも「論理性」があることのアピールになります。頭の中で無意識に考えているものも入れた方がいいです(「なぜなら」をいれたら1文目の最後は「から」「ので」にしてください)。   書き方に関しては以上です。  全体構成に関してですが、 主題は「食事の生理的役割と社会的役割について述べ、その役割を機能させるために、どんな知識を得て、何を実践すべきか」  となっています。おそらくあなたの書いた内容でも大丈夫だとは思いますが気になったので書きますが 「知識を得て、何を実践すべきか」です。つまり最初に勉強してその勉強内容を実践すべきと主題はなっています。知識を得ることと実践することが並列であるのか、知識を得た後に実践かはこの分だけでは判定不能ですが、後者にしておけばまず間違うことはありません。あなたの主張内容は「何を実践すべきか、それをやると同時に○○も学べる」という形になっています。  正直採点官もそこまで見ないと思いますが書きました。因みに私なら構成は 1役割の説明(ここはあなたとほぼ一緒) 2その役割を詳しく知るため、より効率的・効果的に実践するために何を勉強すべきかを書く 3勉強した内容の実践方法・内容を書く 以上です。1と2の間に実践方法などを書き、「最初に結論を書く」形にしても構いません。 ご参考までに。

nemoria
質問者

お礼

丁寧な添削ありがとうございます。 そうですよね。 私の書き方では、知識と実践が同時に行われている と思われてしまいますよね。 あと、言葉の使い方も指摘していただいて ありがとうございます。 自分では気づくことができませんでした。 もう一度文章を練り直して 自分の納得できるものを書きたいと思います。

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