回答
国権は、憲法で思慮する限りは、立法(国会)・行政(内閣)・司法(最高裁及び下級裁判所) が表象的にこれにあたります
この三権の中で最高位を持たせるべき権力を考える限りは
憲法前文より抜粋
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、(中略)国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。
と記述されていることから、
国政は、国民の信託に依拠し、その権威も国民に由来します
さて、三権の中でもっとも、上記規定に叶う機関はどこでしょうか?
つまり、『民主基盤がもっとも担保されている』のが、国会(立法)であることから、国権の最高機関 と規定されうる、と形式的に考えられます
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付言
なお、仮に憲法改正を経て、首相公選制などが実施されれば、大統領制と同じく、国権の最高機関が行政・大統領に帰属することはありえます。
本件は「元首」規定との関係性も思慮するべきですが、現憲法が「元首」を規定しない以上は、国会が最高機関、と看做すことが可能でしょう
ただし、これは形式的なものにすぎません
お礼
ありがとうございます