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マグナ・カルタと第4回十字軍の論述
- マグナ・カルタは、1340年頃の二院制形成までの過程において重要な役割を果たしており、ヘンリー3世、エドワード1世、模範議会、フランドル=ギエンヌ戦争、シモンドモンフォールという用語を使って説明される。
- 第4回十字軍は、歴史的に重要な意義を持っており、150字以内で説明する。
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予備校世界史講師です 論述としては、極めて、難易度の高い出題であろうと思います 特に「フランドル=ギエンヌ戦争」などは用語集レベルでも存在しない用語なので、知らないのが普通でしょう イングランド通史としても、名前が重要ではないので・・・ 設問確認しながら回答しましょう 1.「マグナ・カルタ」以後のイングランドの政治史は、「マグナ・カルタ」をどうするのか、という問題としてもよいほどに重要な役割をこの文書は果たしている。その過程は、1340年頃今日に近い二院制の形成に至るが、それまでの過程を次の用語を使って、300字以内で説明しなさい。 正直、前段の文章は妥当なのですが、「1340年の二院制形成」のくだりは、政治史として重要視されるものではありません。つまり、マグナカルタと二院制の関係は論述が必要なほど重要ではない、ということです ちなみに、イングランド議会は、二院制ではなく、「両院制」と指摘するのが適切なので、設問の用語理解に問題があるでしょう では、模範解答 マグナカルタ以降、イングランド政治は立憲主義の萌芽と共に議会権力による王権統制の道を進んでゆく その代表的事件が、『シモン・ド・モンフォール』率いる諸侯の『ヘンリー三世』に対する反乱であり、その結果、王権統制と議会権力の進捗が加速的に進む。 ヘンリー三世の後の『エドワード1世』の時代には、対仏戦争の戦費調達のために、議会権力の進捗を勧め、現在のイングランド議会の庶民院にあたる『模範議会』を開催するが、これは、先のヘンリー三世の時期に策定された議会を母体にするものである。 そして、フランドル=ギエンヌ戦争(百年戦争)のおいて、エドワード3世(黒太子)がエドワード1世と同じく戦費調達のために模範議会の権限強化を行い、英国議会の現在の両院制へと変貌してゆく 字数数えてないけど、300ないと思われ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 設問2.第4回十字軍の歴史的意義について150字以内で説明しなさい これは案外厄介な論述です。第四次は特徴が多過ぎるのです 第四次(回)十字軍は、イェルサレム攻略ではなくエジプト攻略を目的として始まったが、計画的軍事行動を欠いたが故が現地での大規模な略奪が行われ、同じキリスト教国家である東ローマの首都・コンスタンティノープルを攻略・ハンガリーでの大略奪などが行われた。その結果、ローマ教皇権の世俗的な失墜・東ローマ帝国の一時的な滅亡・ヴェネツィアの地中海制海権の確立・ラテン帝国成立によるムスリム・キリスト教徒の共存関係の深化が見られる こんな感じでしょうか・・150文字はあまりにも短すぎますね・・・ 参考までに・・・
お礼
大変丁寧なご回答ありがとうございました! 分かりやすく、助かりました。 面倒な質問だったにもかかわらずご回答くださり、感謝です。