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リニアモーターカーの実用化についての意見と問題
- リニアモーターカーの実用化については賛否が分かれています。一部ではリニアモーターカーの運営に必要な電力の問題や環境への影響が懸念されています。また、リニアモーターカーの実現にはさらなる問題があり、頓挫する可能性も指摘されています。
- 一方で賛成派は、リニアモーターカーの省エネ性や経済効果に期待を寄せています。また、既存の鉄道にプラスしてリニアモーターカーを導入することで、交通のスピードアップや利便性の向上が期待できると主張しています。
- なぜリニアモーターカーに対して反対意見が少ないのか、その理由についてはマスコミの報道や意見の統一、頓挫の可能性があることなどが考えられます。しかし、反対意見を封じ込めているかは明確ではありません。さらに、リニアモーターカーのメリットや実現可能性については疑問も存在しています。
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>既存の鉄道にプラスしてリニアモーターカーを動かすとなると、少なくとも今よりは多くの電力を消費することになりますよね もちろんそうです。ただ、何をベースにするかによって消費電力が多い・少ないの評価は変わります。単純に、列車1本に送電するための電力が2倍になっても到達時間が半分になれば±0です。東海道新幹線や自動車・航空機からどの程度の客が転移するか(リニアのCO2排出量は航空機の3分の1)などによっても評価のベースが変わります。 http://dhammapada2010.blog119.fc2.com/blog-entry-2.html >先行き不透明なこのご時世、こういう新しいモノを国家予算を使ってつくり出すことによる 既に回答にあるとおり、リニアはJR東海の単独事業です。もちろん、国の認可や環境影響評価などの行政手続は要しますが、建設も運営も全てJR東海が行います。全国新幹線鉄道整備法にもとづく計画路線が民間企業によって建設された例は今までありません。しかし国に任せていてはいつまでも決断できない、と考えJR東海が自己負担に踏み切ったのがおよそ4年前。今のリニア建設にあたっての具体的議論はここから始まったのでした。ちなみに東京(起点は品川を予定)~名古屋間は2027年、大阪までは2045年に開業する予定です。 http://company.jr-central.co.jp/company/others/_pdf/info_01.pdf 電力の話に戻りますが、リニアは民間企業による多種多様な経済活動・事業活動の1つです。それをエネルギーの無駄というなら、大規模な工場を建設して自動車や工業品を製造するとか、娯楽とかレジャーとか、その他ありとあらゆる経済活動を否定することになってしまいます。 もちろん人によって、必要に感じる人・不要に感じる人、いるでしょう。しかし民間企業の経済活動・事業活動において、全て100%の人から必要とされる商品・サービスなどありません。ただ、多くの人から支持され、利用され、結果、事業として成立する(採算が取れる)というのは当然必要なことです。JR東海は、自らの企業体力と需要予測に鑑みてリニアが事業として成立すると思ったから着手する。それだけのことです。個人的な「私は要らない」とか「いやあれば便利」とか、そういう議論の範疇ではないと思います。 >電力の問題以外にも、山のドまん中に線路を通すだの、環境を大きく破壊するようなこの計画 たとえば新東名高速道路も山の中を貫いています。しかもこちらは国費で建設されています。さらにエネルギー効率は鉄道より道路の方が圧倒的に悪い。相対的にみて環境のためにならないことに国が税金を使い、そうでないことに民間の力が注がれている。何か逆じゃないかと感じるのは私だけでしょうか。 そのほか詳しくは事業主体であるJR東海のサイトをお読みください。もちろん、環境影響評価についても触れられています。 http://company.jr-central.co.jp/company/others/chuoshinkansen01.html http://company.jr-central.co.jp/company/others/chuoshinkansen03.html >それでも「反対」を声高に表明する人があまりいないのは 結局のところ、税金が使われないから国も自治体も反対する理由がないのでしょう。中間駅についても当初は、従来の新幹線駅の例に則って地元負担とする予定でしたが、方針を転換してJR東海が全て負担することになりました。 http://company.jr-central.co.jp/company/others/_pdf/info_29.pdf そして、そこで出てきたのが京都です。 >たとえば「リニアを通すなら、是非ウチに」と、京都と奈良でモメています リニアが奈良市付近を通過することは、上記の全国新幹線鉄道整備法において1973年に既に計画済みです。それから約40年もの間、なぜ京都は何も言わず、何もしてこなかったのでしょう。そしてなぜ今、京都がいきなりリニアと言いだしたのでしょう。その答えが、上記のJR東海の方針転換にあります。しかもこの時、「奈良市付近」の駅は(地下深くではなく)地上駅とする計画も発表されました。地元負担ゼロでリニアの駅(しかも地上駅)が来るならぜひ欲しい。そういう狙いもあるのでしょう。 逆にいえば、国や自治体が関わってくると必ずこうしてもめたり、利害が絡んだりする。だからJR東海は(中間駅も含めて)自己負担の道を選んだ、という見方もできるのではないでしょうか。
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- Mokuzo100nenn
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#6です。 >リニアと言えば「新幹線よりも速い夢の列車!」みたいな実験の様子ばかり見てきていたので、そこまでのスピードとは無縁の地下鉄にリニアの技術が使われているのは意外でした。 多くの人がリニアモーターと磁気浮上を混同していますからね。 一番身近なリニアモーター・カーは、ある回転すしチェーンで使われている「個別注文品運搬新幹線」ですね。 これは厨房と座席の間を往復する新幹線100系を模した運搬機で、リニアモーターで前進、後進しながら、厨房でつくった注文品を客席まで運んでいます。回転機がないリニアモーター駆動なので、車高が低く、座っている客から手が届きやすい高さに寿司が載せられています。 日本人ってのは寿司屋に技術でイノベーションを起こす凄い国民なんですね!! JR東海がこれから実用化しようというのは、「高速走行による磁気浮上型の車両」であって、浮力の確保、維持、制御が課題とおもいます。一方、推力を担うリニアモーターは「枯れた技術」と言っても良いのではないでしょうか。
- Mokuzo100nenn
- ベストアンサー率18% (2123/11344)
東京に地下鉄大江戸線という小型地下鉄がありますが、これがリニアモーターカーであることは余り知られていません。 既存地下鉄の下を通る深い路線なので、出土量を最小化するべくトンネル径を小さくしたため、車両の床下に電動機を納めるスペースが取りにくいということで、スペース効率の良いリニアモーターが選ばれました。 車輪は車重を支えるだけで、動輪が無く、路線に埋没された電気磁石との間の磁器吸引力と磁器反発力を利用して加速してゆきます。 実際のところ従来型地下鉄よりも電力消費が多いそうです。 でも、みなそんなことに興味が無いのですね。 ですから、磁気浮上型高速鉄道も、従来型新幹線よりもはるかに大きな電力を消費するにもかかわらず、だれもその事実に興味が無いんでしょうね。
お礼
回答ありがとうございます。 今回のこの質問を立てるにあたって、いろいろ調べていましたら、地下鉄などですでにリニアの技術が実用化されているということを知りました。 確かに、この手のリニアについてはあまり知られていないようですね。 私も子供の頃から、リニアと言えば「新幹線よりも速い夢の列車!」みたいな実験の様子ばかり見てきていたので、そこまでのスピードとは無縁の地下鉄にリニアの技術が使われているのは意外でした。 電力は、大量に消費されるのか、否、却って効率的なのか、と、どちらのご意見もあってよく分からないのですが、世間さまがそういう点について、あまり興味を持っていないということだけはよく分かります。 節電!節電!電力が足りない!と声高に言われ、皆、涙ぐましい努力をして節電に励んでいるこのご時世に、「もしかすると大量に電気を食うかもしれないリニアが近い将来、実用化される」ということについて、誰も何も言わないのが、本当に不思議でなりません。 そもそもこの質問を立てたのは、その疑問からだったのでした。 みなさん、リニアの開通に期待を寄せてはいても、そこに電力がどの程度使われるのかということには興味がないのですね……。 どうもありがとうございました。
- kojinteki2011
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リニアは確かJR東海が全額負担か地元負担で国家予算は使用しないと思います。 実用化に関する技術的な問題は特にありません。 それよりも予算的にめどがついたので開通させることになったのだと思います。 電力問題はリニアとは別の問題だと思います。リニアだけが電力を使用する訳では無いので問題にはならないと思います。これから先は車も電力化しますのでリニア以上に電力利用が増えるようにも思います。 環境問題はどちらかといえば個別の問題でその地域によっては反対意見もあると思います。 これはJR東海や自治体が解決すべき問題だと思います。大半の国民には影響はありません。 個人的には環境問題はそれほど大きくないのでは無いかと思います。まず電力のみで動きますので排気ガスなど大気汚染はありません。さらに走行中は物理的な接触が一切無いので騒音なども少なく抑えることが可能なように思います。ですので現状の飛行機よりは環境問題は少ないように思います。 デメリットもあるとは思いますがそれにまさるメリットが大きいので反対意見は少数になるでしょう。 ですのでリニア建設は特に問題にはならないと思います。 このリニアは本当の意味での次世代の交通機関です。数十年先の運用ですのが先を見据えた素晴らしい技術革新だと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 環境問題はそれほど大きくならない……。 騒音はなくとも振動とか、あとは電磁波的な目に見えないものとか、そのあたりはクリアされているのでしょうか。 だからこそ、たとえば環境保護団体あたりからの大きな反対運動が起きないのでしょうか。 ふと、成田闘争を思い出したのですが(あれは《政治的》なものだったのか、私にはよく理解できないものでしたが)、ああいう過激な反対運動が起こらないのは、「環境にやさしい」からなのですね、きっと。 まだまだ何十年も先の話ということで、その頃には原発問題も解決し、安定した電力供給になっているでしょうか。 私はその頃、この世にはいないと思いますが、子どもたちの世代に禍根を残すようなことにならなければいいなあと思います。 どうもありがとうございました。
- itou2618
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建設中の北陸新幹線沿線、ど田舎の住人です。 反対する人なんていませんよ。 地元対策がされているのです。 いまどき、山や田畑を持っていても、税金がかかるだけで農家は儲からない商売です。 リニアが通って、土地収用してもらったほうが、よほどよい。 建設工事に地元の土建会社が入りますし、とにかく巨額のお金(田舎の人にとって)が動くのです。 環境破壊だのと、のたまう都会の人達は、熊、猿、猪、カモシカに荒らされる、ど田舎の現実が分かっていないだけですよ。
お礼
回答ありがとうございます。 確かに私は田舎の人間ではありませんが、もし今、うちの近所にリニアが通るということになったら、嫌だなあと思います。 うちの近所は「自然が壊される」という環境ではありませんが、住む町が一変してしまうと考えると……。 そういう意味でも、地元の方々は「わが町が壊されてしまう」という感覚にはならないのかなあと思ったのでした。 巨額のお金が入るということは想像がつきますが、それは恒久的なものなのでしょうか。 原発ならば、一定数の雇用が確保され、さらには「危険物を受け入れてくれてありがとう」的な補助金が自治体に恒久的に入ります。 そういうメリットがあるなら、「わが町にリニアを」というご意見が圧倒的多数になってもうなずけますが、建設時だけ一時的に潤って、あとはリニアは通過するだけ……となると、余計に閑古鳥が鳴いたりしないのかなあと思ったり。 認識不足の点がたくさんあるので、もっといろいろ調べて考えていきたいと思います。 どうもありがとうございました。
- bukebuke
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リニアと言っても実用化は3、40年先ですよね まぁその頃には電力体系も大きく変わってるし考えても仕方ない
お礼
回答ありがとうございます。 これまた認識不足でした。 実用化は3~40年も先なのですか! きっと私はその頃はもうこの世にいないと思います(^_^;)。 なんか、もうすぐにでもルートが決まって着工、10年後くらいには通ってしまうのかと思っていました。 その頃には電力体系その他、問題がなくなっていればいいのですが。 どうもありがとうございました。
- rokutaro36
- ベストアンサー率55% (5458/9820)
>電力問題 JRのリニアモーターは、列車の部分にしか電力が流れないので、 省エネ型なのです。 (列車が通っていないときは、電力が不要) それでも、電力を使うことには変りありませんから、 今よりも電力を多く使う可能性はあります。 しかし、それを問題にするほど、エネルギー問題はひっ迫していませんよ。 それを言うならば、ジェット機を飛ばすなんて、エネルギーを垂れ流して いるような物です。 エネルギーを問題にするなら、乗用車で東名高速を通るのを禁止して、 新幹線とリニアを使わせるようにすれば、余程、効率が良い。 電力不足は、今、原発が稼動できないから起きているのです。 リニアが完成するころに、まだ、電力不足と言っているようでは、 日本経済は、完全に沈没していますよ。 >こういう新しいモノを国家予算を使ってつくり出す 誤解ですね。 リニアは、JR東海の金で作るので、国の予算は不要。 当初、駅は自治体と折半と言っていましたが、 今は、JR東海が自前で作ると言っている。 >経済効果 小形のショルダーバック並みの大きさだった携帯電話が登場したとき、 スマートフォンなど、今のような使い方をするなど、 誰が想像したでしょうか? 料金にしても、10秒100円だったのは、つい、この前のことです。 携帯電話のない世界など想像できますか? 個人個人が携帯電話を持つのは、エネルギーの無駄遣いとは 誰も言わないでしょ。 リニアが完成すると、経済効果などという言葉では表現できない、 社会の仕組みそのものが変るほどの影響力を持っていると 言われています。 東京駅周辺で会議をした人が、 ある人は、東京の郊外の家に帰る。 ある人は、名古屋周辺の家に帰る。 この帰宅時間が同じになる可能性があるのですよ。 名古屋支店を撤退して、東京本社に統合する。 逆に、東京本社を撤退して、名古屋本社に統合する、 というドラスティックなことも可能になってきます。 大阪まで通れば、もっとドラスティックでしょうね。 1時間以内というのは、それほどに、ドラスティックな影響力を 持っているのです。 今までは、間に合わなかったのが、間に合う ということが起きるのです。 東京大阪の往復が5時間となると、10時間勤務としても、 一日の仕事の大半が移動で終わってしまいます。 でも、往復2時間となると、まだ、8時間残っています。 時間は、たっぷりあるということになります。 時間というのは、それほどに、重要なインパクトがあるのですよ。
お礼
回答ありがとうございます。 国家の予算は全く使われないのですか。これは知りませんでした。 今の新幹線のようなもので、国家プロジェクトなのだとばかり。 リニアの開発も、政治家の地元の活性化の為に移転されたり……という記憶があったので。 (そういえばあの頃は「国鉄」でしたね(^_^;))。 >リニアが完成すると、経済効果などという言葉では表現できない、 >社会の仕組みそのものが変るほどの影響力を持っていると >言われています。 これがよく分からなくて。確かに3時間と1時間では雲泥の差なのかもしれませんが、個人的感覚では「何をそんなに急ぐのか」という感じなのです。 また、「できてしまって便利に使い始めると、後戻りできない」というのは、これまでの新幹線や携帯電話、さらには原発と、いろいろな方面で経験済みです。 だからこそ、もう少しいろんな意見が飛び交ってもいいんじゃないかなあと思った次第です。 認識不足の面がたくさんあったので、これからまた勉強したいと思います。 どうもありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。 >列車1本に送電するための電力が2倍になっても到達時間が半分になれば±0です あ、目からウロコ(^_^;)。そうですよね、そういう計算も成り立ちますね。 また、他の電力などのエネルギーを使う企業活動はOKでリニアだけNGというのも、偏狭な見方であったと思います。 どのような企業が、どの程度のエネルギーを使っているのかなど、もっと緻密に学ばねばと思いました。 国や自治体ではなく、一企業のすることだから、大きな反対意見が出ないのだということは、なんとなく理解できました(「成田闘争」のような政治的な問題になりにくいということも含めて)。 国立公園とか、重要なポイントが外れているのであれば、環境保護団体のような所も反対しないのでしょうね……。 たくさん関連ページのURLをありがとうございます。 じっくり読んでもっと勉強いたします。 どうもありがとうございました。