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フィギュアスケートのジャンプと助走の関係
フィギュアスケートの選手は高いジャンプを飛ぶときはスピードをつけて長い助走してから飛びます。物理的にみて、高くジャンプするためには長い早い助走が必要なんでしょうか。よろしくお願いします
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要は、どういう放物線を描きたいかということです。 水平方向に速度を持っても、到達できる高さが高くなるわけではありません。しかし、高さの頂点の位置、さらに前方に着地する位置といった、跳んでいるときに描く曲線を変えることができます。 たとえば陸上競技の跳躍で、走り幅跳びと走高跳があります。 走り幅跳びは、遠くまで飛ぶことが必要です。空中にいる間にできるだけ水平方向に進みたいわけですから、助走で出来るだけ速度を上げます。 走り高跳びは、高く跳びたいわけです。しかし、垂直に跳んだだけではバーを跳び越せません。そこで、ある程度の水平方向の速度を持ち、放物線を描いてバーを跳び越します。水平方向に移動することが目的ではないので、ゆっくりとした助走で充分です。 どちらも、筋肉の力を水平と垂直の両方に使わねばなりませんから、走り幅跳びとて高さがないとすぐ着地してしまいますから、100m短距離のようにひたすら水平方向の速度を持つようにはいきません。 走高跳も、あまりに垂直方向にこだわると、描く放物線が鋭いものとなってしまい、背面跳びを上手にやってもバーに触れてしまいますから、やはりそこは水平垂直について、さじ加減が重要です。 フィギュアスケートも、跳んでいる様子がいかに美しいかを考えて、助走のスピードとジャンプの高さを考えるわけです。人間は飛行機のようではないので。助走は高く跳ぶことを助けてはくれません。 幸い、スケートでは助走に力を使うのを止めても、氷面はよく滑るのでスピードは保たれます。スピードスケートのように助走して、その後でただただ高く跳ぶことができます。 滑りやすさでいえば、スキージャンプがありますね。あれは、明らかに体とスキー板を使った空気による揚力を利用しています。この競技では、ジャンプ台を滑り降りて速いスピードが大事になります。
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- TT414
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>高くジャンプするためには長い早い助走が必要なんでしょうか。 必要ありません。 高くジャンプするために必要なのはスピードだけです。 スピードを得るために長い助走があると楽になるからです。
- WiredLogic
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助走を利用して、高く跳ぶスポーツの動きとしては、 陸上の走り高跳び、バレーボールやバスケットボールの スパイクやシュートのためのジャンプがありますが、 いずれも助走は、そんなに長くなく、フルスピードに近い 訳ではありません。 垂直跳びのような、その場でのジャンプよりは、だいぶ 高く跳べますが、はるかに、という訳ではありません。 フルスピードを出すと、ジャンプするタイミングを合わせ にくいこともありますが、余りスピードが速いと、その勢い が強すぎて、前方に動く勢いを、上に動く勢いに変えにくい という問題があるからで、そこの変換がうまくいく範囲で、 助走はできるだけ速く、というくらいになっていると、 思います。その場合の助走は、大きくではないにせよ、 ある程度加速しながら、その加速の頂点で、という形に なっています。 フィギュアスケートの場合、助走の勢いを上に動く勢いに 変えることはさらに難しいので、その分がゼロではないで しょうが、少なくとも、加速しながら、加速の頂点で ジャンプ、という跳び方はしていません。おそらく、静止 状態からよりも、ある程度のスピードに乗った状態からの 方がジャンプがしやすかったり、タイミングがとりやすかっ たりするので、助走はするが、そこまで速くない定速状態で タイミングを測っている、特に、難しいジャンプでは、 易しいジャンプに比べて、タイミングをとるのが難しいので 一定速の助走が長めになる、ということではないかと思います。 フルスピードに近い助走をして、それを高く跳ぶのに、利用 するスポーツには、陸上の棒高跳び、体操の跳馬や、筋肉番付の 跳び箱がありますが、これらは、ポールや、ロイター板など、 前進の勢いを上向きの勢いに変える道具があるから、それが 可能になっているのでしょう(跳馬のロイター板は、直接上向き に変換というより、やや上向きに変換して、さらに、跳馬への 着手で、より上向きに変換という、二段階方式^^ですが)