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歴史そのものについての本
歴史の本ではなくて、歴史そのものについて語っている本で、おすすめのものがあったら教えてください! ‘歴史とは何か’系のものの本が読んで、歴史の本質を学びたいと思っています。
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質問者が選んだベストアンサー
今でも書店で入手しやすいもののみ紹介します。 古いものでは、 ・E・H・カー『歴史とは何か』岩波新書(青) #1さんも紹介されていますが、今では少々古臭いところもあるとはいえ、依然として読んで価値ある一冊です。 新しいものでは、 ・川北稔・竹岡敬温編『社会史への途』有斐閣選書 ・小田中直樹『歴史学のアポリア』山川出版社 前者は、カーの時代から歴史学の力点がどのあたりに移ってきたのかを知るにはよい一冊。政治史・外交史ばかりだった歴史学に対し、1970年代ごろから盛んになってきた社会史の展開をわかりやすく紹介しています。 後者は、そうして新たな展開を遂げてきた歴史学が今どのような課題と直面しているのかを検討した本。賛成であれ反対であれ歴史学研究者が無視するわけにはいかない現代思想の潮流である「言語論的転回」についての言及が詳しく、参考になります(私自身は著者の結論に全面賛成ではないですが)。 私の専門分野ゆえ、西洋史系の研究者の著書に偏ってしまいましたが、日本史や東洋史でもあてはまることがらは多いはずです。
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- stones
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回答No.1
E・H・カーは「歴史とは現在と過去との対話である」と言っています。 とりあえずこのあたりから読んでみるのはいかがでしょうか。読みやすいと 思いますよ。
質問者
お礼
とてもおもしろそうな本ですね。すぐに探して読んでみます!ご紹介いただきどうもありがとうございました。
お礼
とても参考になりました!どうもりがとうございます。今すぐにでも、ご紹介いただいた3冊を順番に読んでいきたいくらいです。 私の専門は西洋音楽研究なのですが、クローチェという歴史学者の著作を読んで、とても感動して、他にも歴史について語った本を読みたい、と探している最中でした。すぐに読んでみます!!