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生きた形で存続する里山林
山間地の人間の生活と密接し、循環的に利用されてきたのが「里山林」と思いますが、戦後の燃料・肥料革命によって価値が失われ、杉・桧林に変わったり、放置されたりして、現在はほとんどが失われていると思います。 私は伊豆で椎茸関係の仕事をしているのですが、椎茸のクヌギ・コナラ原木林は、貴重な里山林の生き残りに思えます。 そこで思ったのですが、ボランティアの整備によらず、山間地の「生活」と密接した形で里山林(再生二次林)が存続しているケースは他にもあるのでしょうか。 思い当たる方、お暇な時で結構なので教えて下さい。
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東北等の肉牛生産地の林内放牧のケースはあります。しかし,柵も作らず,時々灰を与えるだけの全くの放し飼いですから,秋にウシを集めたりする,ウシを管理出来る人がいなくなりまして,ほとんど行われなくなりつつあります。 最近は,ウシにも山にも良いと言うことで,山地傾斜地でも複数のスピーカーを設置して音響により放牧牛を誘導する技術を開発中のようです。 下記に関連した参考URLを挙げておきます。参考になりましたなら… ◎あいちの環境-里山保全マニュアル- http://www.pref.aichi.jp/kankyo/shizen/satoyama/manual/ ◎放牧家畜と景観維持 http://aichi.lin.go.jp/technics/kaizen/no22/graze/yokota4.htm ◎草原と里山の管理・維持技術の実践と啓発による二次植生の保全 http://member.nifty.ne.jp/satochi/rep/report18.html
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- miz6_6
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今は採取しなくても生活できるので、利用というよりはレクリエーション的な利用でいいと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 私は今の森林の現状から思うのですが、やはり地域住民の生活・産業としての利用がないと、積極的で広域的な森林整備は難しいと思うんです。 現実として利用価値がない里山林については、極論して無くなっても困らないのでしょうし、レクリエーション利用でいいと思います。 ですが伊豆あたりですと、放っておくとほとんどの里山林は、タブ等の常緑広葉樹林へと極相化してしまいます。極相林は多様性も少なくて面白味に欠けますし、あまり景観としてもよろしく無いと個人的に思います。 それに、何百年と続いてきた人間と森林との関わり方が、ここ40年ぐらいで途切れてしまうのが、あまりにも勿体無いと思うんです。 そんなことで、生業としての森林利用について、何かいい方法がないものかと考えています。
お礼
ありがとうございました。 林内放牧は私も興味はあったのですが、言われてみると里山林の活用法の一つですね。 椎茸も放牧も生産者は少なくなっている状況で、里山林を活用しきれていないので、こういったことを複合的に経営できればいいかもしれないなぁと思いました。 伊豆には、鹿や猪は沢山いるんですけどね。 管理が大変で牛のようにはいかないのが残念なところです。