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社説の主張の捉え方
- 社説の主張の捉え方についての疑問点をまとめました。
- 日本政府とアメリカ政府の関係における意味合いや約束の変更についての疑問もあります。
- また、この文章がフェアな文章かどうかや、他の要素を加えるべきかについても考えています。
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質問者が選んだベストアンサー
こちらこそ丁寧なお礼、有り難うございます。 > 3の質問を「これはどのような人に向けて発せられたメッセージなのか」というニュアンスに改めたいと思います。 これは「不特定多数」と言う解釈で良いと思いますよ。 キレイ事や理想論の類ではあっても、正論の一つですから。 逆に言えば、間違いの無い無難なコトしか書いていないと言うことです。 たとえば「沖縄を犠牲にしてはいけない」と言えば、誰でも答えはNoですよね? マスコミって、そう言う当たり前の「それではいけない」と言ってるだけでなんです。 だから誰にでも言えるし、それゆえマスコミュニケーションです。 一方、まともな対案は出してませんよね? ソレが「こうした方が良い」などと言うキレイ事・理想論・建前です。 そりゃ、アメリカに対しNo!って言えたら良いですけどね・・。 実際には言えるハズは有りません。 現実を無視して、最後はキレイ事・理想論を述べるのがマスコミです。 さすがに資質を疑われてる様な防衛大臣でも、そんな理想論は語りません。
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- key00001
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(1) この政府とは日本政府かアメリカ政府なのか、どちらでしょうか。 米政府です。 > 私の記憶では最初に自己都合で約束を保護にしたのは日本政府のような気がするのです。 細かい経緯は省きますが、現状、辺野古移設で進んでいますので、日本政府から政府間合意を反故にした事実は、公式的には有りません。 (2) 第2に、この社説の主張は「アメリカの都合で約束の内容を変えるのだから、 両者とも「政府間合意は一方の政府の事情で変え得る」であり、基本、大差は無いと思いますが、「約束反故を繰り返して」と言うのは、外交上、論外です。 またこの社説の論旨からすれば、「一事情に対し一変更」と解釈すべきと思います。 米政府が米側の事情で、米側主張(パッケージ)を撤回したワケですが、「ならば、日本側も」と続きますので、「このチャンスに・・」(≒千歳一遇)と言う読み方が妥当でしょう。 (3) 他人を説得する文章としてこの文章はフェアな文章なのでしょうか。 フェアと言うより、マスコミ的キレイ事だと思います。 そもそも「日米が対等」とか「沖縄県外移設が正」と言う前提です。 主権国家が対等であるべきなのは正論ですが、日米安保と言う「軍事」も含む条約において、日米が対等であるハズはありません。 たとえば中国と北朝鮮も軍事同盟関係ですが、この関係を客観的に見て、対等と思う人は居ませんよね? まして日本は平和憲法下、専守防衛の自衛隊であり、核兵器も保有していません。 こと軍事に関し、日本は米側と対等では無く、庇護する国と庇護される国と言う関係であり、この条約を破棄されて困るのは日本側です。 ソレを無視して「米側に許されるなら、日本も許される」と言う、幻想の建前的正論を述べているに過ぎません。 余談ですが、「日米安保を破棄されたら日本側が困る」を言い換えると、日本側にとって安保条約は「こんな有利な条約は無い」とも言えます。 その結果、日本が対米対従外交を余儀なくされますが、これが損か得か?です。 仮にこの条約のパートナーがアメリカでは無く中国であれば、もっと内政干渉やら譲歩を要求してくると思いますよ。 個人的には日露同盟なんて面白いかな?とは思いますが、当然リスクもありますので、現状の日米安保の程度で済んでいる事実は、著しく国益を損ねているとまでは言えないでしょう。 それとそもそも沖縄県の民意の中には、基地賛成派も居て、その比率は少なくありません。 ところがマスコミが「民主党がマニフェストを守らないのはけしからん!」を通り越し、「沖縄、いや日本国民は、沖縄県外移設を望んでいる!」的な世論を作り上げているんですよ。 その結果、従来は賛成派・容認派が過半数を占めていた議会なども、容認派などが選挙対策で反対派に転じ、賛否が逆転した議会も多いです。 尖閣諸島問題なども発生し騒動が大きくなる中、「防衛」と言う観点からすれば、沖縄の米軍が弱体化することに、日本人は諸手を挙げて喜んでいる人ばかりでしょうか? 日本人は、そんなに平和ボケした人ばかり? 更に言えば、防衛や外交は国家が決定することです。 沖縄県の民意に配慮し、米軍基地を無くした結果、万一戦争が発生したり日本人の命が失われることがあれば、それは国の責任です。 沖縄の経済的にも、米軍が撤退した後は、農業みたいに補助金漬けにする気ですかね? 国家の防衛上、「基地負担」を押し付けざるを得ない代わりに、補助金を交付するなら判りますが・・。 マスコミのフェアは、マスコミが考える平和や正義に対してフェアなだけで、現実的にフェアとは思いません。 鳩山サンに関しては、それこそ政権交代と言う、約束を反故に出来る「最大級の大義名分」「半世紀に一度のチャンス」が有ったにも関わらず、日米トップ会談で「トラストミー」って、前政権の合意を踏襲する約束をしちゃったバカで・・・論外ですね。 そんな話を持ち出しちゃうと、「米側が約束を反故にした、千歳一遇のチャンス」と言う論調が、かすんで消えちゃいます。
お礼
ありがとうございます。 1に関しては米国ですよね。私の見方が穿っているのだと認識しました。 2に関しては、なるほど、確かに反故にはしていないですね。一周して元に戻りましたから。私は鳩山さんの公約の(ような?)発言でいちど否定したと思っていたのですが、思い込みでした。 3に関しては確かに奇麗事だと思います。沖縄の地勢的価値や日米同盟の有意性についても同意見です。 私も、沖縄の世論は現実を反映しているのか疑問に思うことがありますし、日米同盟より条件の良い防衛政策はたぶん無いと考えています。 少し疑問点が整理できましたので、補足み投稿させていただきます。 改めまして、ご回答くださりありがとうございます。
補足
質問文を書いた当初は、文章の捉え方とプロが書いた文章として、公平性は妥当なのかと漠然と思っていたのですが、ご指摘の「フェアと言うより、マスコミ的キレイ事だと思います。」とのご指摘と、ご回答により、文章としてはこれが正解なのだろうと思いました。 でも、やはり私には納得いく内容ではないのです。社説のように日本のチャンスと認識できません。多分私の文章理解力にバイアスがかかっているたためなのでしょう。 そこで3の質問を「これはどのような人に向けて発せられたメッセージなのか」というニュアンスに改めたいと思います。 勝手な内容ですが、ご教授願えれば幸いです。 よろしくお願いいたします。
- KappNets
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私は社説は犬の遠吠えと捉えて無視するクセがついていますが、質問にお答えしてみたいと思います: 1。これまで海兵隊員の (1) 一部グアム移駐と (2) 辺野古移設とはセットで議論されてきました。でも今度のことで辺野古移設は後回しで(グアムではないが)移転が決まりました。今回の配置転換は米国の都合が優先して決まりました。 これは議論を始める前提としては認めて良いと思います。 2。次のステップとして<今度は日本の都合を優先して>「本土移転」も出来る筈だ。というのが新聞の主張です。 日本としてそういう提案を鳩山さんが行ったわけですが、出来る話しではありませんでした。海兵隊を受け入れようとする本土の地域が「どこにもない」のが実情だったからです。鳩山さんが国内移転に失敗したのは米国の反対以前に国内的な無理があったのです。これは周知の事実です。 地図を見ると分かりますが,中国を封鎖するために沖縄は極めて重要な位置にあります。ですから米国の立場からの反対はあっただろうと思います。しかし、そもそも本土移転の「具体案」が出てこないのですから、当時の米国としても反対する以上の意見の出しようがなかったのです。 3。上の状況からして、この文章は人を説得する文章にはなっていません。賛成するのは沖縄県民にとどまるでしょう。犬の遠吠えもいいところです。 昔の鳩山首相をこの新聞社が当時どう批判していたか、読み返せると面白いですね。
お礼
ありがとうございます。 1については、やはり米国と読むべきなのですね。近況の問題であれば、近況の理由から判断するべきなのでしょうか。私が裏を読もうとしすぎなのでしょうか。 2については当時の日本政府が「具体案」を提示できる状況でなかったため、米国は反対したが現在は米国に「具体案」があるためパッケージの分解を提案した。という理解で良いのでしょうか。 社説の文章のみで考えると(前段階で知識として交渉経緯を要求されるのでしょうが)自然と賛同できる主張ではないということで理解します。 最近、文章読解力が落ちているような気がして。 改めてご回答ありがとうございました。
お礼
補足に対するご回答ありがとうございます。 なるほど「不特定多数」ですか、納得です。確かに、より多くの人に訴えかけるのであれば、正論・理想論で固めるほうが受けが良いですよね。あまり現実的な方法論で書いてしまうと、どうしても沖縄の方に負担をしてもらうしかなくなるが、そういう論調は望ましくない(大衆受けしない)から、奇麗事でまとめているということでしょうか。 でも、それを理解できない私はよほどの色眼鏡なのですね。自分では、もう少し純真だと思っていたのですが… 二度も回答を寄せていただき本当にありがとうございます。参考になりました。