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輸入価格の仕組みについて教えてください
パスタなど洋食が好きで、スーパーなどでもよく購入するのですが、昨今のユーロ安の状況でも店頭価格の反映がないように思います。輸入業者はリアルタイムに為替を販売価格に反映はできないのでしょうか。また、輸入業者の仕組みも教えていただけませんでしょうか、よろしくお願いいたします。
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「輸入業者の仕組み」は様々です。取引相手(相手は日本法人か/相手は外国企業か)、決済時の通貨(ドル建てで決済か/ユーロ建てで決済か/円建てで決済か)、決済時のレートの決め事(為替レートで決済か/予め決めたレートで決済か)、支払い時期(逐次支払いか、期間毎に支払いか)など色々とあって「輸入業者の仕組み」は「これだ」と特定することは難しいと思います。 >為替を販売価格に反映はできないのか? パスタや輸入車などは昨日今日輸入して仕入れ代金を払ったものではないという事情もありますが、ひとつ言えることは、長期的に大量多額の輸入品を販売する場合、仕入れ量も取扱額も大きなため、為替で頻繁に価格を変えていては収支も安定せず市場も混乱して商売が難しくなってしまうという事情があります。分かりやすい例として円高のときは安くすれば確かに売れますが、円安のときに逆に価格を高くしてしまうと買い控えなどで売れなくなってしまうからです。そのようなリスクを回避するために販売者にとっても消費者にとっても価格は出来るだけ一定である方が望ましいと考えらえます。 現在の為替レートが長期にわたって持続するような場合は、そのうち価格改定があるかもしれません。 魚や野菜も日々価格が変動しますが、これは需供バランスによる価格設定と価格変動が社会的に定着しているためと考えられます。電気やガスなども為替レートや資源価格で時おり変動しますが、為替を反映するよう消費者からの要望が強いこと、資源価格の変動は為替以上に変動が大きいという事情によるものでしょう。 単発的に商品を輸入して販売する場合(例:クリスマス限定で一時的にシャンパンを輸入して売るような場合)は、そのときそのときの為替レートがダイレクトに反映するかと思います。 確実な答えではありませんが、ひとつの考え方として参考になれば幸いです。
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- potatorooms
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基本的に、基軸通貨であるドルを通じて売買を行うので、直買い付けをしているところ以外は、差益はないと思います。 また、原料の小麦(だけでなく、燃料、食糧全般ですが)は、値上がり傾向にあるので、値上げをしないことで精一杯のはずです。マクドナルドやヤマザキなどのパン類は実質値上げを繰り返していますし。 http://ecodb.net/pcp/imf_usd_pwheamt.html
お礼
有難うございました。 輸入製品の価格には、原材料の高騰、原油価格、為替いろいろな 要因があることがわかりました。 もう少し、勉強いたします。
- gooid_send
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大手スーパーなどは為替レートの変動リスクを考え、取引双方の合意のもと、あるいは仲介業者を通して事前に価格が決まっている事が多いようです。急激な変動に対して仕入れ価格が上昇しないように、または売値価格が下降しないようにと貿易が成されている場合が通常です。その為、為替が一方へふれた場合でも、実際の仕入れ価格への影響は半年ほど先の商品になるそうです。 個人輸入や隙間産業的な小規模業者は日々の変動を利用した売買をしている場合もあるようですが、食料品となると隣国などでもない限り、そのような事業者も存在しないかと思います。
お礼
輸入取引に関して、具体的なご意見いただき、なんとなく理解できました。 もう少し勉強いたします。
お礼
有難うございました。 わかりやすく、大変参考になりました。