膏薬は、じゃなくて、「公約」は、政党と選挙民との間で、公に交わした「約束」です。
ゆえに、履行の責任が生じ、破れば契約の相手たる選挙民から「約束違反」として非難されます。
マニフェストは、有名な『コミュニスト・マニフェスト(共産党宣言)』という用法からもわかるように、マニフェストとは、本来は「宣言」のはずです。
マニフェストを「政権公約」とマスコミは訳しましたが、誤訳と断言すべきだろうと思います。
『コミュニスト・マニフェスト』は「共産党としての政権公約」ではありません。
宣言とはつまり、「○○をやるぞ~」と一方的に怒鳴った内容のことであって、相手が聞いていなくてもOK。相手がいなくてもOK。言っただけ、だから。
昔、「彼女と仲良く歩いて帰った・・・ と日記には書いておこう」というコマーシャルがありましたが、あれと同じで、いわば妄想の表明にすぎません。
厳しく履行をせまられる約束とは違うはずです。
それを、耳に甘い言葉を探していた甘々の民主党が飛びついて、政権を取る覚悟もないままに採用し、発表したわけです。
「政権公約」と誤訳して、世論をミス・リードしたマスコミの責任です。言葉の甘さに騙されて民主党に投票した国民も無過失とは言えません。
マニフェストは、約束ではありませんから、「契約違反」という問題はおこりえません。
そこで一首
膏薬は 剥がれて落ちても 形は残る
溶けて消え去る マニフェス糖
お礼
ご回答ありがとうございました。
補足
マニフェストも主旨は素晴らしいのですが、今の民主党のように、その殆どが蔑ろにされている実情を見た時、虚しさと悔しさばかりが残るのですが?・・・