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人権について
今、団藤重光著「死刑廃止論・第六版」を読んでいます。 この本の中で何度か「人権の問題は世論に左右されるべきではない」と出てきます。何人かの学者の意見が引用されているのですがいまいち根拠がよくわかりません。 これと似た議論は違った場所でも何度か目にしたことがあります。 どなたか「人権の問題は世論に左右されるべきではない」ということの根拠と、よろしければその思想的系譜も教えていただけないでしょうか。 よろしくお願いします。
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- d-y
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回答No.2
基本的人権は「侵すことのできない永久の権利」(日本国憲法第11条)ですから、誰が何人集まっても左右することはできません。 このあたりは議論の必要ない自明の理みたいなもので、詳しい解説は見たことがありませんが、思想的系譜という意味では、多分ホッブスとかロックに行き着くのだろうと思います。 関連する議論としては次のようなものがありますから、調べてみれば参考になるかもしれません。 ・立法権の意義に関して、個別的立法の禁止 (麻原は裁判なしで死刑という法律は、認められません) ・三権分立制度、とくに違憲立法審査権 (主権者たる国民の代表が作った法律を、選挙によらないで選ばれた裁判官がなぜ無効とできるか)
- thessalonian
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回答No.1
その本を読んだことはありませんが、 多数決で少数派の人権を奪うことはできない、 ということではないでしょうか。