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『オータムポエムの学名』 ＞ オータムポエムの学名教えてください（＞＿＜） こんにちは！ 古生物学を研究しているものです。 植物は専門外ですが、まず結論を申し上げます。 「学名は無いものと判断します。」 農業分野での新品種作出の場合、作出者の権利を保護する目的で、 『品種登録』はしますが、学名まで付ける事はまずありません。 学名とは、この場合『植物学会』に植物命名規約という、 本当に細かいさまざまな規約がありまして、 実に手間隙かけた学術上必要な多くの作業があります。 農業とは産業分野であり、特に学名は必要ないので、 一般的には『品種名』を使っているだけで十分なのです。 たとえば 『オータムポエム』は、「中国野菜：コウサイタイ」と「サイシン」の、 交雑で作出したアブラナ科の野菜ですが、 農業分野では、この学名付与の作業をしていても、特に利益になることはありません。 無いと言ったほうがよいでしょう。 それより、特許：知的財産権をとるために、農林水産省に 品種登録をしていたほうが経営的には利益が望めます。 その品種登録には学名は必要ないのです。 その植物の分類上の『科』までは必要ですけれど、 学名とは、二命名法といって、属名と種小名を表記する事で成立します。 またひとつの理由は、「農業上作出された植物は、経済目的であり、 学名は、純粋な非営利の学問：学術上にあります」とも考えられます。 農業分野では数多くの雑種交配を重ね、現代農業の進歩に役立てています。 全国の私的・公的に関わらず、いずれの研究者も多数の新品種を作出し、 農業分野で少しでも貢献したいと日々研究交配を続けているのです。 その無数と言える数の新作出品種を、学術的な下で厳密な作業を行い、 『学名』を付けるとなると、費用対効果の面からも無理があります。 その学問的作業にはさまざまな厳密な規則があり、 とても一般の方が創造する程度の苦労話ではありません。 学名を付ける場合を簡単に説明しますと、 まず、いずれかの学術研究団体、たとえば（社）日本植物学会の会員であること、 その植物が未記載（学名が付けられていない事）であること。 まだ記載報告をしようとする作出品種が世界中で報告されていない事の確認作業。 この作業で、新種として世界中で報告されていないことを確認しなければなりません。 この作業は、世界中の植物学会が発行する学術論文から、 作出植物と同一の植物に近いと想われる全報告を検索し、 新種作出の植物が、他の研究者によりまだ記載（報告）がされていないことを、 確認すると言う、非常に膨大で面倒な作業が必要です。 この「世界中の論文を集める」だけでも相当な時間と経費が必要です。 世界中の文献による全記載報告に新種として記載報告が無いことの確認を済ませ、 植物分類の手順に沿って、さまざまな新種としての他の植物に無い特徴を記載したうえで、 新種の報告を学会に論文として提出し、学術誌に記載（これが正式な学名）となります。 この説明も随分略して記述しています。 このような理由から、農学の学問的な面では、 品種名で両親の品種名が分かれば良い事なので、それで済ませているはずです。 一般的には、作出者がその地域にあった品種名を付け、 特産品として売り出している程度です。 ご理解いただけたでしょうか。 この回答が、ご質問者様の疑問解消の、お役に立てば幸いです。 『都市伝説の発信元』に成らない様にご注意を！！ こういう場所でのご質問は、質問者としては回答の真贋を見極める必要があります。 これまでも「誤認識をさも本当のように誤って回答している人物が多々居ます」 ある程度の回答を待ってその信憑性を判断するのも必要です。 さらに機会があれば他の文献や専門家に問い合わせるなど、 後日でも自身で確認する必要があります。 たとえば、不確実な記憶を基にしての回答であったり、 出典や根拠も示さず吹聴し、その結果が『都市伝説』と言われる、 現代の社会悪となっている無意味な非文化を、多くの人が信じている現実があります。 これらの事を十分に心して、ご自身の知識の一端に収めることが必要です。 最後に『お願い』です． 貴重な時間を割いて回答をしています． この回答でご質問に対する問題が解消できましたら， 速やかにここのルールに従って， 「回答への補足」「回答へのお礼」などと共にポイントを付けて， 次回の質問でも多くの回答をいただけるように 回答いただいた方々にも感謝を配慮して対処してください． できれば読後のご意見など感想が欲しいですね． 冗長な回答になりました。 誤字脱字などある場合は、機知にてご判断いただきご笑納ください。 なお、ここに記述した個々の用語については、 詳細に説明を加える時間的余裕がありません。 詳細を知りたければ再度新規質問でお願いします。 またはご自分で、検索され今後の知識として習得する事を望みます。
お礼
学名は無いんですね！ 詳しい説明ありがとうございます。