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今物語の現代語訳を教えてください。

いろいろ検索しても見つかりません。 現代語訳を教えてください、お願いします。 薩摩守忠度といふ人ありき。ある宮ばらの女房に物申さんとて。つぼねのうへざまにてためらひけるが。ことのほかに夜ふけにければ。扇をはらはらとつかひならしてきゝしらせければ。此局の心しりの女房。野もせにすだくむしのねやとながめけるをきゝて。あふぎをつかひやみにけり。人しづまりて出あひたりけるに。この女房。あふぎをばなどやつかひ給はざりつるぞといひければ。いさかしがましとかやきこえつればといひたりける。やさしかりけり。 かしかまし野もせにすたく虫のねよ我たに物はいはて社思ヘ

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  • fujic-1990
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回答No.1

 単なる素人で、「今物語」というのは見たことがありませんが、今昔物語のことなら、今物語りで検索しても出ませんね。  それと、文の区切り方に異議があります。句点が邪魔です。  どういう情景なのか、誰が言っているのかを、敬語などを参考にしながら思い浮かべて訳すと、「なんと日本語はありがたきかな」、1000年前の文章でも7割くらいは判りますよ。  薩摩守忠度といふ人がいました。(以下、主語は、ほとんど忠度)  ある宮ばらの女房(役職:奥さんではない)に物を申さん(言葉を交わしたい)と思って(出かけたが)、   ※「ばら」いまでも使います。・・・ のやつら、程度の意味。  局(部屋または部屋の主の女官)のうえのほう(そば?)でためらったのだが、  思いのほかに夜もふけてしまったので、  (声をかけるわけにもいかず)扇をパタパタとつかい音を鳴らして(自分の存在を)知らせたら  ★<此局の心しりの女房、野もせに/すだく/むしのね/や/と/ながめける/を/きゝて>  この局の、情趣というものがわかっている女房が、野一面で鳴いていた虫の音が(鳴かなくなったよ、なぜ?)、と(野を)眺めている風情なのを聞き知って  (忠度は、もう十分だなと)扇を使うのを止めました。   人が寝入った後、忠度と出会ったこの女房は、  なんで扇などをお使いになられたのですか、言ったので  ★<いさかしがまし>  (忠度は) まあね、(虫が?)五月蠅く聞こえたのでね、と言いました。  なんとも優雅なことだ。  (で、一首。 5,7,5、7,7)  ★<かしかまし //野もせ/にすたく //虫のねよ //我たに物は //いはて社思ヘ>  うるさいよ 野原一面で鳴く、虫たちよ    私でさえ ものはいわないで、心の中で思うものなのに(口に出して五月蠅く鳴くなんて、風雅じゃないわ!)  ※歌の最後の「社」はナニ? ミスでなければ、「世間のことを思う」の意味かな?

ka-zu-mama
質問者

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ありがとうございました

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  • fujic-1990
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回答No.2

 1番回答者です。  辞書をひいてもらうための、歌の切り記号がたりませんでした。 ★ かしかまし 野もせ / に / すたく 虫のね / よ 我 / たに / 物 / は いはて / 社思ヘ -----  「かしかまし」 は、 「かしましい」 でしょう。強めのための形になっているのだと思います。  「すたく」 は 「すだく」 です。  昔は濁音を書きませんでしたが濁音があります。「すだく」で辞書を引いてください。そっちに載っているはずです。  「いはて」 は 「いわで」です。「言ふ」「で」で切ってもいいですが、「いわでものことを一々言うな」という具合に今でもセットで使いますので、ここでは切らないことにします。  社思へ の 社 は意味がわかりません。

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