こんばんは。
「マグマ」というのは、地下の物質(岩石)が、
高温のため(他には圧力低下や水分の供給なども)、
ドロドロに融けたものです。
大部分は液体ですが、
固体としての鉱物の結晶を含むことが多く、また
いわゆる火山ガスの成分が溶けています。
マグマだまりの中で、ガス成分の分離が起こり、
その圧力のため火山噴火が引き起こされると
考えられていますが、
その結果として地表面に流れ出たものが溶岩です。
地表面でまだ流れている熱いものも、
冷えて固まったものも同じく「溶岩」と呼びます。
化学成分としては、ガス成分が抜けているため、
溶岩とマグマは少し異なります。
火口から流れ出したものは溶岩で良いと思いますが、
火口から飛び出したものが固まったものは、普通
「火山砕屑岩」といって、火成岩ではなく、
堆積岩の扱いになります。
参考URLも見てください。
火山噴出物には
マグマの性質や火山活動の様式などによって、
さまざまなものがあり、
私も細かいところまでは熟知していませんが、
火口から飛び出したものでそれなりのかたちのあるものは「火山弾」と呼ばれ、
それがやわらかいままペタペタと積み重なれば
「アグルチネート」となります。
これらは溶岩とは呼びません。
アグルチネートは火山砕屑岩(火砕岩)で堆積岩の一種、
溶岩(冷えたもの)は火成岩のひとつのかたち、
マグマはまだ岩石ではありません。
では。
補足
ありがとうございます。 地表に流れ出ると溶岩なんですね。 それでは,噴火して,地表に接するまでの間(空中にあるとき)はどちらなんでしょう。 あるテストの問題で,空中にある物に矢印があり, 「これは何か」と問うていたものがあったので。 地中にはないので,やっぱり溶岩でいいんでしょうか。