地方分権は必要か?
自公政権と官僚支配で地方が疲弊し、知事たちが指摘するように
地方交付金の減額、
ヒモ付きの交付金、
不用な国直轄事業負担金の強制負担問題、
天下り先問題
河川などの2重管理問題
など問題が多くあることは理解できます。
ただそれで地方に財源を移譲しても地方の首長の力が増す一方、
知事会は一部の知事を除き総務省の天下り外郭団体なのが実態のようです。
(慶応大学、片山教授)
それで住民の生活の質が上がるのでしょうか?
片山教授が言うには橋下さんのような知事の場合は良いが
総務省が支配している自治体では支配者が与党と財務省などから
総務省支配に変わるだけだというのです。
(橋下知事が私より給料がベラぼうに多い役員が知事会にはたくさんいると指摘したのは総務省の役人らしいです)
これでは更に住民意識と乖離した地方自治が行われるのではないでしょうか?
そして橋下さんが知事会で苦言を呈したように
「財源をよこせと国に言う前に自治体内での行政大改革すべき」
をした知事はどれだけいるのでしょうか?
東知事なども無駄遣いをなくす行政改革は橋下知事に比べると
なあなあで全くと言って行っていませんよね?
宮崎の宣伝と主張だけで・・・
本気で無駄をなくす行政改革をしようとすれば、
橋下知事や河村名古屋市長のように利権を守りたがる人々と
必ず衝突するはずですよね。
そういう他県の知事を橋下さんは批判もしています。
私も今までは今の自公の上記のよう問題を踏まえて地方分権も必要かなぁ…と思っていましたが
今の土建利権にまみれた知事達
上記のように自己改革すらしないで権利を主張する知事達
総務省の外郭団体とも言える知事会
に権利をそこまで移譲することに危険を感じます。
もちろん橋下知事のような志の高い私利私欲に走らない知事になら
地方分権は地方を良い方向へ導いてくれるでしょう。
しかし大多数の首長の場合は更なる税金の無駄遣いを生み、
国を疲弊させるような気がして心配です。
自公は基本的に今までの政策実績を180°方向変換して
知事会の言う事を丸呑みするようなとこもあるようですが
(実際に本当にやるのか今までの実績を見ると疑わしいですが)、
仮にそれが実行されても良いことなのでしょうか?
一方、民主は
「意見を聞くだけでなく、首相を議長にした新しい実行組織を作って
参加してもらうか、行政刷新会議に参加してもらうかの二つの方法がある」
と内閣の政策決定に地方を参加させる方針を示した上で
「そうなれば地方に相当の責任が生まれる。覚悟はあるか」と
言ったそうですがその責任を持ってやれる知事がどれだけいるのでしょうか?
私は橋下知事以外は僅かであるように思えて不安です。
そのつけは首長が取らず国民に反ってくることは容易に想像できます。
皆さんは地方分権はどうあるべきだと思いますか?
知事会の要求を丸呑みすることに賛成ですか?