基本的に裁判においては、証拠は必要です。
ただ、その証拠の真実性を確信を持てるものにするための動作、つまり証明が必要とされるかどうかということで、そもそも一般人の知識などを基準にしてどう考えてもおかしい場合に、それに沿わない判決が下ることはないです。
(たとえば、5mも離れているのに、触られたと訴えたところで、話にならないのです。この場合で考えると、女性がそれでも動いてきて触った、と主張した場合に、男性側がそこから動かないで電車を降りたことを証明すればよい、という流れになると思います。ここで、朝のラッシュ時であれば実質動いてきて、というのは不可能なので、女性の主張に問題が残りますが、これがすいている電車であれば、男性がその証明の責任を負うということです。こういった場合に確信を持たせるだけの証明を男性側ができない場合に、不当な判決が下ってしまうという事態になるわけです。もっとも、あとは弁護士の手腕次第でどうとでも覆せるような問題でもあるのですが、こういった刑事事件に国選のやる気のない弁護士がついた場合はあきらめるしかないのかもしれません。)
では、不当な判決を受け、それが後に覆った場合はどうなるか?ここで誣告罪や名誉毀損罪などを問題にして逆に訴えるということになるわけで、その権利が保障されているわけです。
ところがこれは法律上の権利に過ぎず、実際にはあらためてお金がかかったり時間も取られるし、現実的ではないわけです。
いずれにしても法律自体もそれを扱う人間も現実から離れすぎているのが問題ですが…
とこんなところだとは思いますが、間違っていたらどなたか指摘してください。
お礼
ありがとうございます。弁護士の手腕って重要なんですね。 ありがとうございました。