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政策金利以下の金利で貸し出ししても信用創造で利益?
- 中央銀行からの借り入れに対し、信用創造の連鎖によって10倍の貸し出しをしている場合、借り入れの金利が1パーセントで貸し出しの金利が0.5パーセントでも原資に対して差引4パーセントの利益が出るのではないでしょうか。
- 政策金利以下で企業に対して貸し出しをしてはいけないというような決まりでもあるのでしょうか。また、どうも企業は銀行に金利をとられ過ぎなのでは。
- 民間銀行は中央銀行から借り入れをしているのでしょうか。銀行によっては長年の蓄積で高い自己資本比率で経営しており、借り入れは主に一時的な資金不足による短期金融市場の借り入れのみということはないのでしょうか。
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あなたは、銀行の支払う金利に拘るが、銀行にとって、預金者は、良い客ではないのです。 お金を借りてくれる客が、良い客なのです。儲けさせてくれるから。 預金金利は、0.04%。貸出金利は、1.3%位です。差し引き1.26%で、貸出金利の色づけ程度です。 大事なのは、BIS規定で、国際業務をする民間銀行(以下銀行とします)は、自己資本率8%を守らせられます。 総貸出金額の8%は、自己資本金が必要です。 その時、預金総量は、金利を払わなければなりませんから、少ない方が良い気がします。 だから、銀行は、預金集めに、熱心でない。 利益を多くしょうとすれば、預金量は少なくても良いのです。 何時も言い訳に使われる、銀行のお金は、原資が預金ですから、国民の金は守られなければなりません。 これは、これまでの説明のように、本質ではありません、隠れ蓑です。 銀行が、利益を多くしょうとすれば、自己資本金を増やし、貸し出しを増やすことです。 しかし、現実は、貸し出しを増やそうとしないで、政府の国債発行残高を増やす。 国債を無制限に買って、その金利で、経営してます。金利が1%位です。 これはリスクがありません。 政府が破綻したら、預金者に元本金利を払う必要がありません。 払えと言うなら、政府が国債の元本金利を払え、銀行のお金は、原資が預金だからといいます。 払えない原因は政府だから、銀行に責任はありません。 まあ、この様な仕組みなのです。 長期に亘って、国民の不景気は続くようです。この仕組みが、国民に理解できない限り、続くでしょう。 まあ、解りませんけど、世界の銀行連は、大量消費の戦争を望んでいるのかも知れません。 これを実行できる力は、銀行しか、ありませんから。 イスラムの新しい指導者とか、中国、ロシア、キム・ジョウンとか、役者が揃いつつありますから。 そういう意味で、日本は、小沢でなく、小粒の役者で、敗戦国にはならないで済みます。 不幸中の幸いと言うか。 あなたのご質問以上のことを、書いてしまって、ごめんなさい。
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- Broner
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あなたは、ここまで、経済を理解したのは、賞賛に値します。 しかし、あなたのご質問は、幾つかの点で、理解しにくい所があります。 1. 見出しの「政策金利以下の金利で貸し出ししても信用創造で利益?」 民間銀行が、政策金利以下の金利で、企業や住宅ローンに、貸し出ししても、信用創造により、最終的には充分な金利が得られ、利益を出せる。? そう言う訳で、民間銀行は、オーバーナイトローン金利以下で、企業や住宅ローンに、貸し出ししても、最終的には充分な金利が得られ、利益を出せる。だから、民間銀行は、この厳しい不景気を回復するために、オーバーナイトローン金利以下で、企業や住宅ローンに、貸しすべきではないでしょうか。 とした方が、解りやすいのでは。 2. 政策金利とありますが、民間銀行は中央銀行から借り入れをしているのでしょうか。について 民間銀行は、企業に融資する時は、現金で、融資しません。小切手です。 企業は、貰った小切手で、支払いします、その小切手を貰った者は、それを自分の口座の銀行に、持って行き、現金に換えます。その小切手を受け取った銀行は、小切手を、民間銀行どうしで、必要な資金を融資しあう市場、コール市場に持ち込み、相互の小切手の相殺をします。相殺出来なかった金額は、日銀が融資します、その時の金利は、無担保コール・オーバーナイトローン金利(オーバーナイトローン金利)で、貸し出します。(これが昔の公定歩合です。) 回答は、ここで、借り入れています。 問題となるのは、日銀の借り入れが、長期間、少数の民間銀行に集中する場合です。 破綻の原因となりますので、貸し出す小切手の量を、民間銀行間で、相殺後の残高がゼロになるよう、自己資本率を守らせる必要があります。 BISの規定が守られる必要があるのです。
補足
ご回答まことに感謝いたします。 これらは教科書的にはあまり触れられないものの、金融関係者しか知る機会の少ない業界の常識にあたることなのでしょうか。 1についてですが、信用創造した通貨も再度預金されるので普通預金の金利を銀行が支払わなければいけないことを失念していました。 しかし、これすら、企業は支払いで互いに通貨を交換し合うので絶えずそれが銀行間で相殺しあっている分銀行は金利を支払わずに済みます。 信用創造したお金は企業から我々の所得となりますが、この際やはり定期預金ができる豊かな家庭は限られていますので非常に低い普通預金金利を支払えばよいというのが実情のようです。 銀行の支払いはオーバーナイトローンと預金者と企業の預金の金利支払いですので預金者と企業の預金の総量に対して貸し出しの総量が把握できれば、利益が確保できる金利がどの水準か見出せそうです。