siphaのプロフィール
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- 登録日2010/04/13
- 日本は本当に借金を返せるの?
日本は本当に借金を返せるの? 財政再建の重要なキーワードにプライマリーバランス (基礎的財政収支)という言葉があります。 その年の歳出を、その年の税収で賄うという事ですが、 プライマリーバランスを達成しても今までの借金を 返す(国債を償還する)為に新たに借金しなければ なりません。 しかもプライマリーバランスを達成しても国債の 利息分は新たな借金として増えていきます。 そこでプライマリーバランスを黒字化して 少しづつ借金を減らしていく、これが財政再建だと 思っていました。(間違っていないと思いますが) ところが「マネー避難(藤巻健史著)」という本の 冒頭に日本の財政の現状解説として、こうあります。 「2011年3月末で累積赤字は924兆円と 巨大なものになりました。~中略~毎年10兆円 づつ返しても92年かかります~中略~ 2011年度の歳入は予算段階で48兆円です。 それなのに歳出として92兆円も使おうと しています。48兆円の歳入だと歳出を38兆円に 抑えて、やっと10兆円が浮くのです。 そして、それを92年続けて、やっと借金を完済 できるのです。ところが本来38兆円に抑えるべき ところを、92兆円も使ってしまうのです。 これでは100年どころか、200年たっても 300年たっても借金を返せるわけがありません。」 言われてみれば確かにその通りです。 景気が回復しても増税しても歳出削減に取り組んでも、 942兆円という借金は、もはや返す事が不可能な 金額に思えます。 (少子高齢化により社会保障費は毎年1兆円づつ 増え、現役世代は減りゆく一方ですし…) 私は先に引用した文章を読んで「財政再建は絶望的 ではないか?」という考えになりましたが、 はたして日本は借金を完済とまではいかなくても 先進国の国際的水準まで減らす事は可能なの でしょうか?